少し前に山種美術館に行きました。
龍子の『爆弾散華』という作品に心を奪われたこと、今でもあの衝撃、鮮明に覚えています。
また、ここの美術館の落ちついたオトナな雰囲気・鑑賞しやすい規模…
大好きです‼️
今回は夏に相応しく
『水を描く』というテーマで、
『水』に関する様々な作品たちに会えました。
会場に入ると1番に目に入ってきた
東山魁夷『緑潤う』
面白かったのは…
速水御舟『埃及土人の灌漑』
カラスの表情や、水の流れの描き方にトキメキました。
川端龍子『鳴門』
とても大きい作品ですが、
スケール感、全く伝わりませんね。。
実際のサイズ感としては…
(山種美術館SNSよりお借りしました)
横幅8mを越えるこの大作には、群青の絵の具が約3.6kgも使われているとのこと‼️
以前龍子展でもこの作品をみましたが、とても大きな屏風絵なのです。
唯一撮影可能だった作品。📸
やはり、名前の筆跡と落款がどの作品においても気になります。
加山又造『波濤』
千住博『ウォーターホール』
これは細かな水しぶきの『サーーーッ』というような音が聞こえてくる作品です。
この作品を見るのは2度目ですが、作品に近づくと、マイナスイオンを浴びているような…そんな錯覚にさえ陥ります。。。
他にも…
『色を使ってみたらいい。例えば、赤』
と、オランダ人の友人の言葉から描いたという
同じく
千住博『フォーリングカラーズ』
ちょうど目線の高さに、写真のような順に、展示されていたコチラの作品。
左側の赤から順番に視界いっぱいにその絵を見ながら緑、橙…と右側に移動しながら眺める。。。
『ひょっとしたら、こういう滝が実在するのでは?』
…そんな、なんとも不思議な感覚に陥りました。
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この展覧会の今回の私の中の1番はコチラ。
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奥田元宋『奥入瀬(秋)』
178.0cm×221.0cmという大作です。
確か、元宋72歳?ころの作品とあったように思います。
実際のサイズ感は…
『70を過ぎても創作意欲は衰えず、体力的にも80歳くらいまでが限界だろう…とこの頃から大作を描いていった』…そんなような説明書きがあり、その元宋の意欲・気力にさえ感動しました。
ちょうど先日聴いたネルソン・フレイレさんと同世代の頃の作品ですよね。。。
とにかく筆舌しがたいくらい素晴らしく、感動しました。
作者の生命力?のようなパワーを感じられる作品でした。
静のエネルギー
動のエネルギー
音楽も絵画も作品やそれを手がける方によってさまざまで、その作品や作者のエネルギーを肌で感じられることは本当に素晴らしいことだと感じます。
この暑い夏。
個人的にとてもおススメの星5つ⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️
そんな展覧会でした✨
ウォーターホールは持っているので、今回購入したポストカードはコチラでした。
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⭐️ネルソンフレイレさんの紡ぐ、ステキな音楽に触れてきました。
ドロン。