遙かなる旅路の果てに/ショー・アップ・ショー。 | 咲くやこの花のキラキラパラダイス

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ショー・アップ・ショー


この頃の宝塚歌劇は、やたらと題名の長い演目が多かった。それに副題が付くとお馬鹿な私には到底覚え切れなかった。


この作品、第1部は帝政ロシアが舞台で、確かオープニングが華やかで明るく賑やかにコサックダンスだったと思う。これは妹と一緒に観に行った。この頃は観劇の度に座席が少しずつ前の方の観やすい席になって嬉しくてたまらなかった。眠たい目を擦りながら、始発に乗って、当日券を買い求めて、少し前の公演から、やっとの事で旧大劇場の一階席に柱がある辺りから前に座れる様になったのだ。


第2部のショーはピーターガン、お衣裳の上着の裏地が赤くて、それをチラっと見せる。その場面やヤンミキ(安寿ミラと真矢みき)が『コンチネンタル』を歌いながら大階段を降りて来るシーンが印象に残っている。


ただ、そんなシーンよりも印象に、思い出に残ったシーンがある。ラインダンスの振り上げた足先から客席に向かって靴が飛んで行ったのを初めて観た。以前、中日劇場で同じく花組のショーで娘役さんの1人が簪(かんざし)をポロっと落とし、何事もなかった顔をして袖の方に投げ返した場面を目撃した事があったが、あれから靴はどうなったのだろうか?    きっと、その生徒さんは袖に引っ込み、楽屋に戻ったら頭を下げまくっていたのだろう。




遙かなる旅路の果てに/ショー・アップ・ショー 



遥かなる旅路の果てに