昭鑑録(ソガムノク)。 | 咲くやこの花のキラキラパラダイス

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『昭鑑録(ソガムノク)』は帝王学の教本として、明の初代皇帝・太祖(=朱 元璋)の命を受けて朱濂が漢と唐の歴代王朝の王が行った善政と悪政の事例をまとめたものだ。
太祖は自分の息子たちの師匠にこの『昭鑑録(ソガムノク)』を渡し、『我は民衆の飢えや寒さを知らないことが恐ろしく、普段から腹を十分に満たすことなく、多少の寒さは我慢した。民衆の勤勉さを知らないことも恐ろしく、辛い思うことから逃げ出さないよう努めた。しかし人間は驕慢で放縦に陥りやすい。戒めのためにこの本を書くように命じた』と語ったという。

劇中、帝王学に関連するこうした本を世子(セジャ)ではない延ニン君(ヨニングン)が手にしてはいけないとされた。当然の話である。このドラマ(『トンイ』のこと)の背景は世子(セジャ)はユン(後の景宗(キョンジョン))であり、延ニン君(ヨニングン)がこの本を手に取るということは
『自分も帝王になる意思があります』と宣言するのと同じで、これは即ち、反逆罪に相当
するのである。もちろん延ニン君(ヨニングン)は後の英祖(ヨンジョ)であり、帝王学を学ぶことにもなるのだが・・・。



昭鑑録