寝癖の付いた髪で知られている亀井静香・元衆議院議員がこれからの日本についてゲストと熱い議論をする新春特別番組『亀井静香 新春甘辛放談』がニッポン放送で始まるそうだ。早速、元日の16時30分~17時20分の放送では、ゲストが高市早苗経済安全保障担当大臣とのこと。




対談についての若干の詳細は以下の通りだが、亀井は高市について「彼女には光がある。例えれば薔薇の花。トゲもある。それが良いところ」と上手い表現をしている。また、「初の女性総理になる可能性がある」とも指摘している。

https://news.1242.com/article/486721

確か12月20日だったか、亀井は「もはや岸田では選挙は戦えない。次は女性総理しか考えられないが、そうなると上川陽子か高市早苗だ」の持論を披露している。


高市は "政策の政治家" である。2021年の総裁選前に「日本経済強靭化計画」と題した政権構想も発表している。現在は岸田内閣の一員なので職務を全うするとしか言うまいが、準備中のセキュリティー・クリアランス法案が次期通常国会で成立すれば(来年5月頃か)、岸田内閣の閣僚として実績ができ一件落着だ。以後、歯に衣着せぬ発言をすることができる。

一方の上川だが、私は11月以前は総裁候補とは露程も考えたことはなかった。”胆力ある政治家” の印象はあるが、 過去に総裁選に出たこともなく、今回も外野では騒ぎ始めたが本人に準備ができているかどうか疑問である。現段階で政権構想を持っているとも思えないからである。

そこで、私は2023年最後のブログとして、"高市総理実現の条件" を以下の通り考え纏めてみた。これらは必ずしも必要条件ではないが、"寄与条件" であることは間違いない。これらがどれほど充足されるかは、高市総理実現に大きな影響を及ぼす。

● 自民党内に「"総理総裁は無派閥から" の流れ」が大きなうねりになる。

● 高市の勉強会「"日本のチカラ" 研究会」が拡大する。

● 安倍派(清和会)は福田系と安倍系に割れる可能性は高い。福田系は派の重鎮でなかったので傷は軽微だろうが、福田達夫の下に集まるのは多くはない。逆に安倍系は人数は多いが、疑惑が掛かる議員も多い。身綺麗な(多くは若い)安倍系議員は黒か灰色の5人衆について行っても当面は日を見るチャンスは来ないと判断して(加えて、高市は元々は故安倍総理が推していたのだから)、高市支持に回る議員が増える(杉田水脈、堀井学、山田宏らは確実)。

● 各県に「高市早苗さんと歩む福岡県民の会1000人大会」(以下)のような支援の輪が拡がる。

https://x.com/takaichi_sanae/status/1731199442072850754?t=QEAqNDr6UFzAe-g3VPw50Q&s=09

● 総裁選立候補を表明している青山繁晴参議院議員との一本化。

● 野にあっては、日本保守党が保守路線の機運を盛り上げる。

令和6年度予算成立が予想される3月末~4月上旬の花見時分には動きが出るかも知れない。仮に高市総理が実現しても、自民党の党内力学から想像すると長期政権にはならないだろう。