遅すぎたと嘆くな!
#1でも話しましたが・・・
ボクがドラムを始めたのは21歳、大学4回生でした。
4回生は就活をするものなのです。
しかし、当時はリーマンショックやらなんやらで・・・
世間は100年に一度の就職氷河期に突入していたのです。
(当時は抗うつ剤飲んで就活する人もいたとか・・・みんなツライ時期でした。)
例に漏れず就活は全然上手くいかなかったのですが・・・
そんなことよりもボクは社会に出て働くことが堪らなく怖かったのです!
『就職せずにドラムをやっていたい・・・』
“究極完全体モラトリアム人間”と化したボクはそんなことを考えては、始めるのが遅すぎたことを嘆き、毎夜スンスン泣くのでした。
簡単に『専門学校行きたい!』とか言うな!!
そんな“スーパーモラト人”なボクは、
『音楽の専門学校に行きたい!!』
と、さも簡単なことのように親にお願いするのでした。
当然のことながら却下されるのですが・・・。
今思えば、無茶なことを言ってるなと思いますし、仮に行ったとしてもボクは無駄な2年間を過ごしていたのではと思います。
専門学校を卒業して活躍されている素晴らしいミュージシャンはたくさんおられます。
そういう方は入学する前から、高い志しを持ち、いくつもの苦しい場面をクリアしてきたのではないのかなと思います。
実際、ボクの知り合いにもそういう方がいるのですが、すごく人間ができているというか・・・
尊敬できる人たちばかりなのです
もし、なんとなくな気持ちで専門学校に行こうかなぁと思っている方がおられましたら、一度冷静に考えてみてはいかがでしょうか?
専門学校に通えばどうにかなるワケでもないですし、何よりも学費を払うのはあなたの親なのです。
そしてそのお金は決して安くはないのです。
まぁ、そんなこんなで渋々就職するのでした。
とりあえず働け!
とりあえず就職できたらどこでもいい!
とにかく就活地獄から抜け出したい!!
と思ってたもんですから、全然興味も知識もないアパレル業界に飛び込むことになりました。
ボクはここで2年間働くのですが、この2年間が人生の中で一番の地獄でしたね・・・
まぁ、あまりブラック自慢をするのは好きじゃないので割愛しますが・・・
サラリーマンになってイジメられるとは思いもしなかったですよwwwwwwwwww
(草いっぱい生やしとこw)
(別部署の上司が気遣ってくれたりと悪い事ばかりでもなかった)
とにかく一刻も早く辞めたかったのですが、会社から逃げる理由にドラムを使いたくなかったのですよ。
なので、
『とにかくお金が貯まって両親を説得できるまでは!!』
と思って働いてましたね。
労働時間も長く、精神的にもかなり疲弊していたのですが、毎日1時間のドラムの練習は欠かすことはなかったです。
これだけが支えだったのかもしれません。
そんな日々の中で、
ドラム講師になりたい!
ドラムを通して誰かに幸せになってもらえるような仕事をしたい!
と思うようになりました。
でも、圧倒的に技量も練習量も足りないし、こんな日々を過ごしていて大丈夫なのかという不安で・・・
吐きましたよね(笑)
ボクのサラリーマン生活はいろいろあってかなりレアケースだと思うので、あまり参考にはならないと思います・・・
本当はもっとフツーに働けますから!多分!
イジメられたら転職してもいいんですから!!
とにかく・・・
なんとなぁ~く、
『音楽でメシ食っていきたい!』
とお考えの方はとりあえず働きましょう
まずは“メシを食う”ことから始めても遅くないのです
俺みたいにならない為の3か条!!
其の一 遅すぎることなんて本当は一つもありはしないのだ!
其の二 専門学校は高い!
其の三 とりあえず自立することから始めよう!
“メシを食っていく”ってことは“仕事をする”訳ですからね!
そこらへんの価値観が大切なのではと思うのです。
当然、この後もまだまだ上手くいかない日々が続くのですが、それはまた今度。
現在のボクもまだまだですから、一層気を引き締めて精進したいと思います
偉そうなこと言いやがって!と思ってる方、すいません・・・
これはあくまでエッセイなので許してください!
みなさんもぜひ反面教師してください!
俺みたいになるな!