腰痛は多くの人々が悩んでいる症状であり、生活習慣病の1つとも言われ、2022年(令和4年) 厚生労働省が行った自覚症状の状況を調べる国民生活基礎調査によると「腰痛」は男女とも1位という調査報告がされています。
近年では、長時間のデスクワーク、パソコンやスマホの操作で前かがみになる不良姿勢、運動量の低下により腰痛も悪化傾向にあります。
座るだけでも立っている時より腰や背骨、骨盤への負担が大きくかかります。
腰への負荷が立位のときに1とするならば、座位の姿勢では立位の1.4倍もの負担が腰にかかり、更に座った状態で前傾するとその負担は約2倍にまで増加。
その状態が長時間続けば腰への負担はさらに増加し、腰痛などの症状を招く要因へと繋がります。
●背骨への負担をかかりにくくする座り方
・椅子に深く腰をかけ、あごを引き背筋を伸ばす
・骨盤を立て背筋をまっすぐ伸ばす
・膝と股関節の高さが平行になるようにする
・足裏は全体を床にぴったりくっつける
ただし、上記でご説明した姿勢をキープしても、慢性的に悪い姿勢が癖になっている人は正しい姿勢を保つことに苦労します。
監修:副院長 塩原
参考文献
1.2022(令和4年)厚生労働省 国民生活基礎調査の概況
2.職場における腰痛予防対策指針及び解説(厚生労働省)
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