こんばんはー
寒くなったり暑くなったりで まわりに風邪ひいてる人が多いです。
みなさんは大丈夫ですか?
そういえば、9月の終わりに近くのスーパーに行ったら
「おせち料理のご注文承ります」って貼ってあたけど早いですよね?
まだ日焼けも醒めていない9月におせちと言われても 気温も
30度ぐらいあるし やっぱり秋にならないとなかなか注文する
気分にはなれないと自分は思うけど、どうなんだろう・・・
今日は、自分に始めてグルーブって気持ち良いなぁ~って思わせて
くれたベーシストを紹介させてください。
たぶんベースじゃなく他の楽器を弾いている人でも、あるいは、
楽器を弾いていない人も「気持ち良い」と思えるグルーブを出して
くれるとっても素晴らしいベーシスト!
ウィリー・ウィークス( Willie Weeks )!!
前にベースマガジンで取り上げられていたので 知っている人も
いるかもですね。
でも、知らない人もきっと多いと思いますので、まず経歴を、
1947年 カリフォルニア生まれのセッションベーシストで、
どんな、人達とやっていたかというと・・・
ドゥービー・ブラザーズ、アレサ・フランクリン、ニール・ラーセン、
ジョージ・ハリスン、スティーヴ・ウィンウッド、ボビー・ウーマック、
などなど・・・
あとエリック・クラプトンとツアー周ってたりしますよね。
たぶん この人のグルーブに魅せられて一緒に演奏をしたいと思った
ミュージシャン達なのかもです。
( Eric Clapton Willie Weeks )
ところで、グルーブっていったい何なんでしょう・・・
正直、自分にはわからいです^^;
ただ、いくら速いフレーズや難しいフレーズを弾けても、グルーブが
無ければただの音になってしまう気がします。
やっかいなのは、音程や指使いは五線紙に書けば視覚的にわかる
けど、グルーブに関しては書けないし耳で聴いてわかったつもり
でも、そう簡単に表現出来るものではないですよね。
それに民族によってもリズムの感じ方や表現の仕方も違うし、
理屈ではどうにもならないことなのかもしれませんね。
でも、不思議なのが 例えばサンバやファンクの血が無い日本人が
それらの音を聴いても気持ち良いと思えるんですよねぇ
なぁーんて、、いろいろ考えるより^^!
良いグルーブを出す為には、最高のグルーブをいっぱい体感する事が
一番の近道だと自分は思うので、、
自分も含めて数々のベーシストが名盤に挙げる、このライブアルバム
から、ウィリー・ウィークスのプレーを2曲紹介させて下さい。
( Donny Hathaway Live )
ロバーター・フラックの記事でちょっとだけ触れた、
ダニー・ハサウェイ(Donny Hathaway)の1971年録音1972年発売の
ライブアルバムです。
ウィリー・ウィークスのグルーブも、プレジションの音も、フレーズも
全曲気持ち良いというより心地よいです。
それに言うまでもありませんが、ダニーは歌が上手いし声も良いし
それだけでも引き込まれます。
あと、このアルバムを名盤としている大きな要因に、お客さん
との一体感が挙げられると自分は聴くたびに思います。
大きなホールで無い事もあって、お客さんの期待感、掛け声、
演奏と共に盛り上がっていく様子などが手に取るように伝わっ
て来ます。
そして自分もライブ会場にいるような気にさえさせられます。
それでは最初は「Little Ghetto Boy」から・・・
あっ、今回は動く映像はないです、でもすばらしい演奏ですから
聴いてくださいね。
ではどうぞ~
ブレイク時に入るウィリー・ウィークスのフィルカッコ良いし
やっぱり気持ち良いです。
ちょっとウィリー・ウィークス以外のメンバーを紹介しておきますね。
ギターはウィル・リーの記事で紹介させていただいた
コーネル・デュプリ(side A)と もう一人がフィル・アップチャーチ(side B)
パーカションがアール・デロウエン、マイク・ハワードもいたような・・・
おもしろいのがドラムのフレッド・ホワイトです。なんとこの時16歳、
この人アース・ウインド&ファイアのモーリス・ホワイトの弟で、
いずれアースでドラム叩きます。
でも、この頃はアース・ウインド&ファイアがビックセールスをあげる
世界的にも有名なバンドになるとは思っていなかったでしょうね。
そして次の曲は、メチャクチャ有名な曲で一曲目に収められている
「What's Goin' On」を、聴いてみてください。
ではどうぞ~
ここでもウィリー・ウィークスのベースは良いグルーブ出してますよね。
派手なプレーももちろん好きですが、こういう風にグルーブで曲を盛り
上げていくプレーを聴いていると、なんかうれしくなります。
よく思うのですが、マーカスやジャコのようなタイプのプレーヤーも
そうですが、名を残すプレーヤーは必ず独特な自分のグルーブを持っ
てますよね。
あっ、もう一人この曲ですばらしいグルーブを聴かせてくれるベーシスト
がいました!
キャロル・ケイの記事で紹介した「永遠のモータウン」の中で、
この曲を演奏している、ボブ・バビットです。
ちょっと地味ですが 彼はとても素晴らしいプレイヤーですから
いつか紹介してみたいと思っています。
( Bob Babbitt )
きょうは、ダニー・ハサウェイのアルバムから2曲、ウィリー・ウィ
ークスのプレーを紹介させてもらいましたが、それ以後の彼の
プレーも素晴らしいです。
自分的にはドラムのアンディ・ニューマークとラーセン・フェイトン・バンド
で演奏している時の彼のプレーがとても好きです。
2人のリズムの相性が凄く良いように思います。
チャンスがあれば、ぜひ聞いてみてくださいね。
( Andy Newmark )
ちなみに、自分がこのアルバムを薦められて最初に聴いたのは、
中学の終り頃でした(もちろんリアルタイムではありませんが)
その日から今日まで「こんな風に弾けたらなぁ~」と思ってきたけど、
いまだにこんな風にはさっぱり弾けません・・・
( Will Lee Willie Weeks )
でも、グルーブもそうですが、このアルバムからは、
人が集まって音楽を演奏すること、ライブをやること、お客さんと
ミュージシャンがどういう風にひとつになっていくか、などなど
自分的には大切な事を、このアルバムからはいろいろ教えてもら
ったような気がします。
もしよければ、
音楽をやっていてソウルやR&Bに興味が無い人や、弾き語りを
やっている人達も、1枚通して聴いてもらえたら きっと何か
感じることころがあるんじゃないかなぁーっと思うアルバムで
すので、ぜひ聴いてみてくださいね。
今回もここまで読んでいただき本当にありがとうございます。
みなさんも風邪などひかないよう気をつけてくださいね。
あっ、良いグルーブの為には音を出す時も大事ですけど、
音をどのタイミングで切るのか、の方が大切かも知れません・・・
それでは 次回もよろしくお願いします。
ではまた~