タトゥーではなく「刺青」ってお客さんが3人いて
①若いショート客
背中から肩辺りまで見事な柄。色もキレイ
弁天様?のような柄中心に首周りは数珠をしているかのよう…
必ずショートで潮吹きのテクニックを上げるために来ていたような人だった
見た目は普通のお兄さん
②コンパニオン会社社長
小柄なふっくらとしたおしゃべりなおじさん。
Tシャツの下に黒の長袖を着ていて「ごめんな、気にしないで」と脱いでいた
こちらも背中に神々しい柄が綺麗に入っている
「嫌な事はしないから言ってな」と優しい
「コンパニオンで数年頑張ったら家が建つよ。年末は忙しくてさ、年末だけで俺の手元に◯◯円くるよ!それで新しい女の子の制服買ったんだ」と可愛らしいスーツの画像を見せてくれた
③いかにも組員顔の人
背中に筋彫りがびっしり
「若い時に親分に内緒で入れて見つかって止められて…だから色入ってないんだ…」
私は何も聞いてないのに色が入ってない理由を話始める
筋彫りだと根性なしと思われるのがイヤなのか…
デリヘルを使う刺青のお客さんは基本的に優しい…例外もいるかもしれないけど、ショートでがっついてくるおじいよりマシ
昔働いていたラブホにその筋の元ママが働いていてこのママも背中に刺青が入っていた
私がそのラブホを辞めた時に一緒に日帰り温泉に行った事がある
「え?ママ入れる温泉あるの?」と心配だったが「ここは大丈夫!」と田舎の温泉に行った
体を洗って露天風呂に向かうと先に2.3人のお姉さん方がいて、ママと私が入っていくと、ササ〜と出て行ってしまった
まぁそうだろうな…
その時初めて刺青を見て正直、綺麗だなと思った
鯉の滝登りって言うのだろうか、そんな柄で腰の辺りには真っ赤な金魚が泳いでいる
「触ってもいい?痛くないの?」
触った感じも普通の皮膚と変わらない
色々話を聞くと
「横浜から彫師呼んで何週間か泊まる所と食事、女も用意してやってもらったんだよ」
女も用意…
その頃の私には刺激的な話ばかりで楽しかったのだが、その経験のせいか刺青はあまり気にならない
デリのお店で、おとなしそうな女の子がしゃがんだ時に背中の柄が見えて、その子が「刺青があると萎える」とチェンジされた事きっかけにプロフィールにタトゥー有り無しが追加された
こちらは刺青のお客さんが来てもキャンセルはできないけど、嫌な人はいるでしょうね…