夢との差異。
昼食をとった我々はさらに北上し、青森県美術館に向かう。
やはりこれぐらい東北に来ると、暑さも少しは和らぐような気がする。
ここではゆっくりと作品を見たけれど、有名なのは青森犬だよね。
徒歩で行ける圏内に、三内丸山遺跡があるので、遊びに行くことにした。
しかしここは広大な土地が広がっていて、和らいでいるとはいえ暑い。
一つ一つの集落までたどり着くのにかなりの距離を歩かなければならない。
それで体力をがっつり持ってかれてしまった。
りんごジュースの試飲及び販売をしていたので、すごく広いと聞いてなかったので凄く喉が渇いたよとおばちゃんに話しかけたら、普段は1種類しか飲ませてくれない試飲をすべての種類飲ませてくれた。
優しい人だったので、酸味が1番強くないものを1本買った。
このおばちゃんが旅行の中でも1番印象に残る人だったかもしれないな。
素朴で静かな人だった。
その後は恒例の県庁所在地駅巡り。
しかし青森駅とはどこが青森駅なのかはよくわからなかった。
駅ビルの寂しさは本州最北の寂しさなのかもしれない。
青森県観光物産館とねぶた祭りの記念館、そして、A-FACTORYと巡る。
ビール飲みたくなったけれどここは我慢する。
シードルも飲まれちゃったしね。
イカのお口は。
ここでは多少のお土産を買う。
カレー牛乳鍋の素、なかよし。
そうこうしてる間に時間が過ぎる。
今日の宿泊地はさらに東に向かい、八戸。
しかも本八戸の市街地に泊まる。
またも繁華街。
屋台村のすぐ近くなのだけれども、どこの屋台に入るべきなのかよくわからない。
お盆の期間だからなのかもしれないけれど、相当人がいる。
ここではせんべい汁を食べなければならない。
初めは屋台には入らず普通の居酒屋に入っていった。
これはもしかしたら失敗だったかもしれないな。
それほど感動を味わうこともなく。
ということで屋台のほうに行ってみる。
とはいえ、人気のありそうな屋台はもう既に入れなそうだったので、とりあえず空きのある所に。
福岡の屋台でもそうだったけれど、やはり隣のお姉さんと話しちゃって。
青森のガッツリとしたラーメン屋、多分ラーメン二郎インスパイア系なんだろうけれど、アルバイトの子だった。
明日食べに来てくれなんて言ってたけれど、当然行けるわけもなく。
豚肉も一切れも食べられなかったよ。
しかしこんなに賑やかな街なんだね。
八戸。
ここもいいところだ。
今度は港とか朝市とかそういったところを巡るような感じで来るのはいいかもしれないね。
夢の中で青森駅にたどり着いたことが2回ほどあった。
そこはまるで明治とか大正とかそれぐらい昔の面影の残る駅だった。
雪深くて、おそらく汽車のようなものが止まる、街灯だけが照らす寂しい駅だった。
現実に見た青森駅は全くそれと違っていたけれど、あの夢の中の青森駅は何のイメージだったのだろうか。
こうしてまた1日が終わる。