あなたと初めて言葉を交わしたのはいつだっけな。
ずっと、話してみたかった。
でも、話すきっかけなんて何にもなくて、俺にはちょっと遠い人で、
翔やんやまーくんの陰に隠れていつも見てた。
対等に話してる翔やんたちが羨ましかった。
いつも何の話してんだろ、楽しそうだな、て思って見てたら、
ある日あなたの方から声を掛けてきてくれた。
嬉しかったよ。
本当に本気で嬉しかった。
俺のことなんて全然知らないだろうに、気さくに笑いかけてくれた。
『翔くんが可愛がってるのっておまえだろ?じゃあ俺も優しくする』って。
その一言で俺はあなたに墜ちたんだ。
それからも俺を気にかけてくれて、話してくれて、
色んなあなたを見せてくれて。
ふだんはボーッとしてて、釣りバカなのにさ、
歌う時と踊る時に見せるアレは何なの?
全然別人じゃん。
そのギャップで一体何人をオトしてきたわけ?
俺が知ってるだけでも…。
やめよう。
そんなの無意味だから。
俺といる時は俺だけをすきなあなたでいてくれたらそれでいいや。
だって、俺はあなたがだいすきだからね。
ここぞという時はちゃんとキメてくれるあなたのおかげで
みんながひとつにまとまってるんだと思うよ。
だから、これからも近くにいさせてね。