『モノクロカラス』
黒いカラスは
思案中
此処で朽ちる意味は
単純だけれど
この欲望だけは
ただ貴女の
滑らかな脰に
ただの安息だけでも
見出せたなら
白いカラスは
思案中
此処で生きる意味は
複雑だけれど
この旋律だけは
ただ貴方の
滑らかな歌声に
ただの涙だけでも
流せたのなら
気流だけが
囁きを奏でて
空気はオルガンを撫で
ハーモニカは吐息を漏らす
ロボトームは虚空を切り裂き
穏やかさは気怠さの余韻
モノクロカラスは思案中
いつの季節も
想い続ける
その一対で
ゼロを保ちて
忘れじと
願うように
忘れないでと
求るように
----------------------------------------------------
ピグの不具合にて
ブログの徘徊を久しぶりに行い
最近心に残っていた
『黒いカラス』と『白いカラス』という二編の詩を
再度目にして
私なりに織らせていただきました。
久しぶりの
送る詩です。
マイミクのゴーリーさんへ。
いつも激しく感受性を揺すっていただいて
ありがとうございます。
イラストは１分間お絵かき（落書き）。
いきなりイメージでボコっと湧いたので。。。
これから、たまにやろうと思います。
落書き的なもの。うん。