笠青冷たいのか帳が降りて月は白んだ雫を垂らす灰暗い雲 ネオンを映し紅い尻尾をくねらせる青冷たいのかグラスが鳴いて空は白んだ溜息をつく仄暗い部屋 孤独を映し紅い眼窩に沈み込む青冷たいのか空気も凍り白んだ顏から生すら落とす真っ暗い窩は私を映し紅い舌先覗かせる今宵は青くもそして冷たく饗宴の先は笠の下演舞の後は笠の中