銀河鉄道の夜 | + AcetiC AciD +

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  創始の仮定+思想の過程=化学変化<生来課程

999じゃなくてね。賢治さんのヤツ。

アレのね、アニメ映画があるんですよ。登場人物が二足歩行の猫に置き換えられてるヤツ。知ってる方は知っておられますかね…もう20年くらい前の映画です。文部省推奨に指定されとります。
ちなみに同じ製作チームで、源氏物語もアニメで映画化されてるんだけど(かなり昔に)、あの光君は妖艶すぎて悶絶だったな…(溜息)

話を元に戻すと、今銀河鉄道の夜を見てるんですが、絶対録音レベル間違えてるよな…深夜だしボリューム押さえて見てるんだけど、声は聞こえないのに、やたらBGMがデカい。見る度に思うんだけどね(笑)

この間、某人にも紹介したんだけど、この映画のサントラは、細野晴臣氏が手掛けており、私にとっちゃ神がかり的な思い入れがあり(単純に好きなだけなんだけど・笑)、何度も何度も映画を見てサントラを聞いて…

学生の頃は、持っていた鍵盤で音色も作って完コピして弾いてました。今はもう耳も指も鈍ってるし、スコアがあっても無理だろうけど。それにピアノも無い。

この映画の好きな所は、音楽だけじゃなくて、単純でありながら繊細にも見える表現。でもそれは今だから言えることで、初めて見た小学生の頃は何だか意味も分らなくて、ただただ暗い雰囲気に怖さも感じていた。

そういうのってこれ以外にもある。『ウォーターシップダウンの兎たち』って本をご存知だろうか。これも映像化されているのだけど、兎達が開発によって住んでいた草原を追われ、新たな居住地を求めて旅をする話だ。あの話に、『黒い兎』が登場する。姿形があるわけではないが、言わば彼らにとっての死神である。その表現が幼い頃、ものすごくない怖かった。今読むとそうでもないんだけど。

で、そんな訳で昔は怖いと思っていた『銀河鉄道の夜』も、この表現や演出方法がクセになっている。音も好きだ。こういう作品を見ていると、いかにして日本人がアニメを芸術にまで高めたかの軌跡を知る気がする。大袈裟だけどね(笑)

それにある意味、映像にしろ音楽にしろ、故人とのコラボをしているようなモノなのだから、違和感の無い作品だというだけで大成功には違いない。今はまだタイタニック沈没の場面。
これを宮沢賢治が見たとしたら、どう思ったんだろう。


さて、冒頭で触れましたスリーナインも大好きな私ですが、最近EXILEがカバーした歌、あれは何かあまり受け付けません。私はやっぱりゴダイゴ派ですwww