さて、長らく続いたノロウイルスのお話も、これで最後でございます。
なんせ、帰省もお出掛けもなくなってしまったので、お正月の出来事はこれだけなのです…笑
最後までお付き合いいただけたら幸いです。
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夜間救急には、同じようにぐったりとした子供達と、付き添いのお父さんお母さんがたくさんいた。
また具合の悪そうなご老人や、怪我をしたお兄さんも。
みんな、年の瀬に大変ねぇ…。笑
思っていたよりも待っている人が多く、受付の時に一時間以上の待ち時間と書いてあったので覚悟はしていたが…、
なんと、そこから2時間半も待った。
ようやく順番が来て、診てくれたのは子供が好きそうな優しいお医者さん。
血液検査と尿検査と点滴をしましょうと言われた後、ご両親は外にと出される。
そして扉の向こうから、激しく泣き喚く声…。
きっと暴れるのを抑えないと針が刺せないので、
必要な処置とはいえ、見せられないので両親は外に出されたんだろうなー。
聞こえてくる悲鳴のような泣き声に、さすがに母も心を痛める。
そして、
点滴をして出てきたあちたん。
お医者さんは、点滴漏れなどを見るために5分置きに見に来てくれていた。
しかしやはり点滴漏れが起こり、左手がカチカチのパンパンに…。
まるで鉄板が入っているように固くなり、指先は青紫色になってしまった。
これは本当に可哀想で、病院に来たことを一瞬後悔しそうになる。
点滴液は数日で吸収され、手も元に戻るとの事だが…。
母、不安でまた検査魔になる。笑
調べると出てくる出てくる、不安になる情報がわんさか。
なんと酷いと壊死しちゃったパターンもあるそう…。
しかしその後、お医者さんはとても丁寧に説明してくれたので、少し安心することができたし、その後のフォローもしてくれることに。
赤ちゃんは血管が細いから、点滴漏れはよくあるそう。
実際に、次の日には全て吸収されて、もとのフニフニぷにぷにの手に戻っていた。
ふぅー。良かった。
そして血液検査の結果が…。
えー!
赤ちゃん、かからないんじゃないのー?
まだ三ヶ月だよー?
母、その日の行動を思い出し、ショックを受ける。
いや、でもそうだよね。
普通に考えたら、かかる時はかかるよね。
これもう絶対に母は移ってるよね。
移ってないわけないよね。
家の中、やばいよノロ菌まみれだよ…。
一気に色々なことを後悔する。
そしてなんと、肝臓の数値が結構な値で高かったのだが、ノロのときはあり得るそうで、とりあえず様子を見ることに…。
4日に再検査して、その結果次第では入院になるかもしれないと言われたが、
先生曰く、おそらく大丈夫でしょうと。
帰ってから全て塩素系漂白剤で除菌を始める。
いろんなことがあり過ぎた。
家に着いたのは深夜3時過ぎ。
しかし、救急医ってすごいな。
お正月も返上で、こんな深夜…むしろ明け方まで、人の命救ってるのか…。
先生達はみんな、赤ちゃんにはとても優しかった。
羽目を外し過ぎてお酒の飲み過ぎで倒れた大人の処置とかもするんだろう。
こんな年末年始の深夜3時に、嫌だろうなー…なんて思ってしまった。笑
えらいなー…疲れるだろうなーっと。
私は、一見サバサバしてたり厳しいこと言うお医者さんって、結構好きだ。
真剣に質問すると、真剣に返してくれる人が多くて、ちゃんとこちらのことを考えてくれてる気がして…。
私は出会ったお医者さんに、結構恵まれてきたのかもしれないなぁ。
いい人ばかりに当たってきた気がする。
特に産科と小児科と救急医は。
あとは、医療ドラマの見過ぎのせい。笑
そして朝には、息子あちたんは無事に熱も下がり元気になる。
ホッと一息ついて…
そして…翌日の夜…。
母、感染。
そりゃそうだ…。
とりあえず、あちたんに菌を戻さないように、母、隔離。
そして翌々日、
なんとか母は動ける程に回復したが…、
…。
母の闘いは続く…。
明日からは通常の記事に戻ります。
長いお話にお付き合いいただき、ありがとうございました。
前回のお話はこちら↓
いい教訓になりました。