2017年10月14日
日本遺産 「神子畑選鉱場跡」に行きました。
近隣の神子畑、生野、明延鉱山から産出する鉱石の選鉱を
昭和62年まで行っていた施設です。
日本遺産に登録寸前に建屋を解体したため
昔の面影が薄れています。
自然の地形を利用し選鉱したとのことです。
この施設は最後のろ過するものでシックナーと呼ばれます。
鉱石は一番上の場所に軌道で運ばれており
今は現地を見ることが出来ないのは残念です。
資料館になっている「ムーセ旧居」
明治時代、フランス人の技師を招き住まわせた住居
生野にあったものを移転してきてます。
中に鉱山や選鉱場の説明資料があります。
説明をしてくださった方は当時ここで働いていた方で
実感のこもった貴重なお話を聞けました。
この施設に2000人の人が働いていて
大きな町になっていたようですが
今は面影も見当たりません。
廃校となった小学校の体育館が残っていました。
運動場跡にはまだ遊具が残っていました。
時代を感じさせる立派ないちょう
澄み切った空気の中で息づいていました。
この場所を知ったのは
NHK「こころ旅」で日野正平さんが視聴者の手紙に
自転車で訪れる番組で拝見し気になっていました。
(私は車で訪れましたが・・・)