全部わたしがやってる通りにやってよ!
完璧にやれてないのに満足しないでよ!
ほら、あれもこれもできてない!
なんでいつもわたしがやってること見てないの?!
なんでそんな無駄が多いやり方してるのよ!
子どもに甘えさせすぎでしょ!
わたしの気持ち考えてよ!
いつもこんな気持ちで夫を見張っていました。
今思うと恐ろしい限り。
わたしが夫だったらこんな嫁のいる家には帰りたくありません。
本当に申し訳なかったと思います。
では、こんな最低マインドなわたしがアダルトチルドレンを克服してどう変わったのか。
疲れてる時でも家事や子どものことを気にかけてくれてありがとう
わたしがどんな状態の時にも否定せずにいてくれてありがとう
子どもとわたしのことを大事にしてくれてありがとう
いつもメンタルが安定していて本当に尊敬してるよ
そして、毎日夫の一挙手一投足を監視して粗探ししていたわたしがいつのまにか消えていました。
夫には夫のやり方がある。
思いがある。
自由にする権利がある。
この当然のことを、わたしはやっと理解したのです。
そして、わたしは夫に何を求めていたのかがわかりました。
それは「満たされなかった母への思い」
どうしてわたしのこと見てくれないの?
いつもわたしのこと気にしてよ!
わたしこんなにがんばってるんだから褒めてよ!
認めてよ!
わがまま聞いてよ!
わたしの中の幼いわたしは、夫を母と思い込んで接していたのです。
でも、夫は母ではありません。
もし、あのままわたしが夫に母の愛を求め続けていたら…家庭は崩壊、子どもはアダルトチルドレンまっしぐら間違いなしでした。
自分の中のチャイルドに気づき、癒すことで中身も大人になったのです。
そして、親子だった夫とわたしは、本当の夫婦になることができたのです。