より良い人生にしたい。
多くの人が思っている。
だが、思っていても、ボンヤリと思っている人が多い。
なんたって、より良い人生にするために動いている人は少ないから。
多くの人が、今の状態を維持するために動いている。
もちろん、好きでそうしているわけではない。
単に、今よりも素晴らしい人生にしよう、という思考も発想もないだけ。
また、今よりも素晴らしい人生にすることは自分には無理と諦めているだけ。
無意識の内に諦めてしまっている。
諦めたまま日々を過ごしてしまっている。
だから、より良い人生にするために動こうとしないんよね。
動きさえすれば、より良い人生にすることなんて、誰にだってできるというのに…
動くことで誰かの役に立てば、必ずといって人生は良くなっていく。
でも、自分から誰かのために動く人は少ない。
役に立とうと思って実際に動く人は滅多にいない。
これまでの生活習慣を当たり前のように続け、昨日と同じような今日を過ごす。
そして、これを何度も何度も繰り返す。
だから、自分の都合ばかりで動いてしまうんよね。
自分の都合ばかりで動いていると、高い確率で人生は好転していかない。
良くて現状維持。
ゆえに、もっと誰かの役に立つことを意識しなよ。
意識して、実際に行動に移しなよ。
行動に移して、ちゃんと役に立ちなよ。
初めは、役に立つことができる人の数が少なくても良いから、ちゃんと役に立ちなよ。
役に立っていると、自分がやっていることが、自然と広がっていくから。
時間がかかろうとも広がっていくから。
時には、瞬時に火が点き、一瞬で広がることもあるが、大概のことはジワリジワリ広がっていくもの。
そのため、やり続ける必要がある。
役に立ち続ける必要がある。
そうやって生きていると、ある時から流れが大きく変わるから。
流れを変えるキッカケというのは、他者の役に立つこと、他者を喜ばせること。
これは、核心を突いている。
なのに、この核心を突いていることをやっている人は少ないのが現状。
役に立つと分かっていながら、役に立つ行動を取ろうとしない。
多くの人がしていること。
あれこれ考えずに、誰かの役に立てば良いのに。
それをしない。
すっごくもったいない。
では、どうしてそうなるのか。
それは、無意識の内に、自分は誰かの役に立つことができない、と決め込んでいるから。
役に立つ力があるにもかかわらず、それを否定して、何もできない自分を演じる。
すると、何もできない自分が本当の自分だと信じ込んでしまう。
長い時間をかけて、こういう自分を作り上げている。
なんたって、誰かの役に立つことの素晴らしさって、中々、学ぶ機会はないから。
学校教育だって、他者を思いやることより、自分のことを考えることを優先している。
そりゃそうじゃよね。
だって、教育現場では、どうしても、受験を見据えているから。
個の学力を伸ばすことに重きを置いている。
こうした状態で、何年も過ごしていると、これが当たり前となる。
他者を思いやることより、自分の都合を優先する人になっちゃう。
本当に大事なのは、他者を思いやることだというのに。
他者を思いやって、誰かの役に立つことだというのに。
どんなに学力が優れていようと、力が優れていようと、それだけでは、人はついてこない。
むしろ、敬遠される人になってしまう。
力がある人って、近寄りがたい雰囲気を醸し出し、距離が縮まらないことが多い。
しかも、冷静に周りを見てみると、単に、優秀なだけでは、使われる人になっちゃうんよね。
他者を思いやる力が優れている人の下で一つの駒として生きる傾向が強い。
たとえ、力が優れていても、それを自分の都合にばかり使っていては、人生は好転していかないもの。
自分にある力というのは、誰かのために使って初めて活きるもの。
活かして、喜んでもらいなよ。
それを積み重ねている人が自分の人生を好転させることができるんやから。
よって、知恵を使いなよ。
工夫しなよ。
何をすることで、他者の役に立つことができるのかを懸命に考えなよ。
その上で、実際に他者の役に立つことを実践しなよ。
初めは、小さなことで良いから。
身近にいる人に対してで構わないから。
大事なのは、それをやり続けること。
やり続けていると、自然と規模が大きくなっていくから。
役に立つことができることも増えるし、役に立つことができる人の数も増えていく。
大事なのは、他者を思いやって、他者の役に立つこと。
実際の行動が、本質。
この本質を突くことができるかどうかが、すべての分かれ目。
本質をぼやかすなよ。
本質から逃げるなよ。
しっかりと真正面からとらえて、本質を突く行動を取りなよ。
それによって、人生は好転していくから。
必ず良くなっていくから。
他者の役に立っていて、何も変わらない、ということはありえない。
だからこそ、もっと他者の役に立つことを真剣に考えて生きなよ。
自分が思っている以上に何百倍も重要なことなんやから。
案外、そんなもの。
サコヤンの独り言
「より良い人生にしよう、という欲を強く持ちなよ」