まだ表に出ていない自分ならできる。


こう思うことってすっごく大事。


特に、新たなことをする時、やったことがないことをする時には。


なんたって、未知なることをやろうとする時、表に出ている自分だけで判断しようとすると、大概、危険と感じ、やらないを選択するから。


表に出ている自分にとって、未知なる領域というのは、判断できないもの。


今までの記憶や経験を使うことができないもの。


だから、警戒をし、やることを避けがち。


ただ、新たなことをする状況になったというのは、次のステージに行く準備ができた証でもある。


そして、この準備ができた、というのは、実は、自分の中にいるまだ表に出ていない自分が表に出る準備ができたことでもあるんよね。


次のステージに行くには、自分の中にいるまだ表に出ていない自分の力が必要。


だって、今と異なるステージに行くというのは、今までの自分とは異なる自分を出す必要があるから。


今までと同じでは、異なるステージには行けないもの。


ゆえに、新たなことに出会ったなら、まだ表に出ていない自分に対して「準備ができて良かったね」「出番だよ」と背中を押してあげることが大事。


まだ表に出ていない自分の存在を認め、その力が必要と思う。


表に出ている自分だけでは、なんともならないから、まだ表に出ていない自分ならきっとできる、と思えば、それだけで前向きになることができる。


前向きに取り組むことができる。


人って、新たなことをするたびに、まだ表に出ていなかった自分がひょっこり表に出るようになる。


絵を描くことが好きな人は、絵を描くキッカケがあり、絵を描く自分が表に出たんよね。


歌を歌うことが好きな人も、歌を歌うキッカケがあり、歌を歌う自分が表に出たんよね。


文章を書くことが好きな人も、文章を書くキッカケがあり、文章を書く自分が表に出たんよね。


でも、順番的に言えば、キッカケは先ではない。


自分の中で、表に出る準備ができたからこそ、表に出るキッカケを引き寄せているもの。


そのため、新たなことに出会った時にはチャンスと思いなよ。


新たなことに出会った、ということは自分の中にいるまだ表に出ていない自分が表に出る準備ができた証なんやから。


よって、表に出ている自分だけで、目の前にあるものを判断するなよ。


判断しちゃうと、「自分はそんなことするタイプじゃないし」といったようにとらえ否定することになっちゃうから。


絵を描くキッカケがあっても、「絵を描くことって好きじゃないし」と判断しちゃうと絵を描く自分が表に出ることができなくなる。


その時の理屈で考えると、結構、否定してしまう。


これでは、自分の中にいる、まだ表に出ていない自分が表に出ることができなくなる。


自分でまだ表に出ていない自分が表に出る芽を積み取っては、自分が損をするだけ、自分が苦しむだけ。


そんなことをしても意味がない。


ゆえに、新たなことと出会ったらなら、まだ表に出ていない自分が表に出るタイミングなんだな、と喜べば良い。


そして、まだ表に出ていない自分に任せたら大丈夫なんだな、と安心して取り組めば良い。


また、目の前にある新たなことにフィットした自分が表に出てくるんだな、ととらえたら良い。


今のままの自分だけで、新たなことをやろうとしないこと。


大事なのは、まだ表に出ていない自分の存在を認めた上で、その力を考慮しながら取り組もうとすること。


すると、少なくとも、できることを前提として、アッサリと取り組むことができるようになる。


表に出ている自分だけで、臨もうとすると、あそびがないんよね。


どこか窮屈なんよね。


どんな自分かは分からないけど、目の前にあるものにフィットした自分がきっと表に出てくる、と思うだけで、心はすっごく楽になる。


表に出てはいないが表に出ていない自分なら必ずできる、と確信する。


自分が思っている以上に重要なこと。


おそらく、こういうことが、自分の可能性を信じる、と言うのだろう。


どんな人だって、それまでは表に出ていなかった自分が、何かをキッカケに表にヒョッコリ現れた経験をしているもの。


なのに、そういうことを忘れてしまっているんよね。


日々の雑務に追われている内に。


知らず知らずの内に、心にあそびの部分が欠落しちゃっているんよね。


いくつになろうと、どんな人にだって、まだ表に出ていない自分が自分の中にはたくさんいるもの。


だから、そういう自分の存在をちゃんと認めてあげなよ。


何かをする際には、きっと表に出てきてくれるはずだ、と思えば良い。


また、表に出てきて力になってくれるはずだ、事態を打開してくれるはずだ、と信じたら良い。


まだ表に出ていないとはいえ、表に出ていない自分は信じるに値する。


よって、信じた上で取りかかれば良い。


すると、高い確率で、まだ表に出ていなかった自分が、ヒョッコリ表に出てくるはずだから。


今までの人生を振り返っても、「そう言われてみればそうだな」と思う人もたくさんいるはず。


なんたって、多くの人が、まだ表に出ていなかった自分が表に出てきた経験をしているものだから。


ただ、何気なくとらえていたため、意識も認識もしていなかっただけで…


不思議と、自分の目の前に現れるものって、結構やれるものが多かったりする。


今の自分ではどうすれば良いのか分からなくても、やっている内に、まだ表に出ていなかった自分が表に出てきてやれたりする。


そういう力が、人には、備わっているんよね。


ゆえに、まだ表に出ていな自分の存在を認め、信じてあげなよ。


意識を向けてあげなよ。


それだけで、表に出てくる可能性がグッと高まるから。


新たなことでも、やったことがないことでも「なんとかなるだろう」と思え、アッサリと取り組むことができるようになるから。


できないと思い、怖れを抱き、警戒するよりは遥かにマシ。


自分の中にいるまだ表に出ていない自分も大切な自分なんやで。


そういう意識を持って過ごしなよ。


きっと、自分の人生においてプラスになるから。


案外、そんなものなんやで。



サコヤンの独り言

「まだ表に出ていな自分の存在を認め、信じることで、自分の選択肢がグンと広がる」