一つずつ着実に取り組みなよ。


なぜなら、一つずつ着実に取りかかることが大事なんやから。


これこそ、成長の王道で近道なんやで。


多くの人は、先々のことを見すぎているし、考えすぎている。


色々な経験を積むことによって、様々なことが分かることによって、かえって、余計なことを意識しすぎている。


特に、損得勘定に支配され、どうでもいいことに縛られている。


これは、何かをする際に顕著に現れている。


何かをする際、その時は、やることだけを考えていたら良い。


なのに、多くの人は、やる前から、できるかできないかを、評価されるかされないかをあれこれ考えちゃう。


物事の流れを無視して考えちゃう。


流れ的に言えば、やるを積み重ねることによってできるようになり、できるを積み重ねることで評価されるようになる。


成長する上で、ちゃんと段階がある。


だが、できた方が得をすることを、評価された方が得をすることを今までの経験上知っているがゆえに、いきなりこれを求めちゃう。


新たなことをする時でも、いきなり求めちゃう。


段階をすっ飛ばして、いきなり上を目指そうとしちゃう。


自分の力のなさを認めることができずに…


もちろん、力があれば、いきなり評価をされることもあるだろう。


でも、そんなのは稀。


よほどの力がある人でなければ、できっこない。


なんせ、冷静に考えてみたら分かるから。


「新入社員に入社まもなくいきなり結果を出せ」と言ってもできるものではない。


力がない時に、力以上のことを求めてもできっこない。


ただ、いつまでもできないままでは困るんよね。


その時、どうするかというと…


やるを積み重ねるんよね。


失敗を重ね、怒られることを重ね、とにかく、やるを積み上げていく。


すると、少しずつ流れややり方を覚え、できることが一つずつ増えていく。


時の流れと共に、当たり前にできるようになっていく。


日々、やるを積み重ねていると、自然とできるようになる。


ある程度できるようになって初めて、評価されるようになる。


だって、できるようになるまでは、戦力として見られていないし、扱われていないから。


できるようになって初めて、評価されるようになるし、戦力として認めてもらえるようになる。


だから、まずは、徹底的にやるを積み重ねること。


その際、できるかできないかは、評価されるかされないかは関係ない。


こういったことは、先の話。


初めの段階は、やるを積み重ねる時期。


失敗も成功も怒られることも、何でも積み重ねる時期。


やるの量を積み重ねる時期。


ゆえに、やった数を、トコトン増やしなよ。


やった数を増やしながら、できる数を増やしていきなよ。


できる壁を越えるには、その前に、ある一定量のやった数が必要。


評価される壁を越えるには、その前に、ある一定量のできた数が必要。


先のことを考えたって仕方がない。


得を得たい気持ちは分かるが、得を得るには段階を踏む必要がある。


以前できたことと、今やろうとすることを同等にとらえるなよ。


以前できたことは、段階を踏んでできるようになったこと。


今からやろうとすることは、何一つ取り組んでおらず、これから積み上げていくこと。


今から積み上げていくものであるために、現時点ではできるものではないし、評価されるものではない。


そのことを自覚しなよ。


すると、できることに、評価されることに固執することがなくなるから。


やることに集中して、やることを積み重ねることができるようになるから。


物事には流れがあり、段階があることをちゃんと自覚しなよ。


先に進むためには、段階を踏んでいく必要があることを理解しなよ。


先のことに想いを馳せて、今を疎かにするのはもったいない。


先のことは後になって考えたら良い。


今は、今できることを今しかできないことをやれば良い。


今やれることというのは、自分がいるステージによって変わってくる。


だからこそ、自分がどのステージにいるかを認識しなよ。


初めの段階では、とにかく、やった数を増やし続ける必要がある。


やった数がある程度積み重なると、次は、できた数を増やし続ける必要がある。


その次には、評価された数を増やし続ける必要がある。


初めの段階は、やることに集中すれば良い。


できるかできないか、評価されるかされないかは、ちっとも考える必要はない。


自分がいるステージに応じたことを考え、それに見合った行動を取りなよ。


それが、成長する上で最も効果的なことなんやから。


上を目指すのは良いが、上のステージに意識を奪われ、今やることを見失うのでは意味がない。


今やれることは、意外と少ないもの。


だから、これを必死にやれば良い。


必死にやっていると、時の流れと共に、次やることが見えてくるから。


何をしようと、これは変わらない。


今やることをやっていると、その次にやることが現れる。


そして、それをやっていると、また次やることが現れる。


ずっとずっとこの繰り返し。


ただ、繰り返していると、いつしか、見える景色が変わっているもの。


人生が大きく動いているもの。


未来は今の積み重ねなんやから、今やれることを必死にやっていたら良い。


それで、意外と素晴らしい人生を歩むことができるんやから。


案外、そんなものなんやで。



サコヤンの独り言

「自分がいるステージに応じたことを一つずつ着実に重ねていこう」