積極的に経験を積んだ方が良い。


誰もが知っている。


なのに、積極的に経験を積むことができている人は少ない。


その原因は、自分が抱えている負の感情。


具体的に言うと、不安、怖れ、心配の三つの感情。


人は、育つ過程で、不安、怖れ、心配の感情を強めてしまう。


中には、過剰に抱く人もいる。


そういう人って、積極性を失う。


だって、不安や怖れ、心配が、積極性を包みこんでしまうから。


そして、包みこむのは積極性だけではない。


正の感情をほとんど包みこんでしまう。


それほど、不安や怖れ、心配の負の感情の力は強い。


自分自身を負の感情が支配していると、高い確率で、人生は上手くいかないもの。


なんせ、負の感情が強い人を、大概の人は好まないし、自分で何かをしようとしても、負の感情が邪魔をしてやれなかったりするから。


ただ、誰しもが、最初から、負の感情を抱いていたわけではない。


育つ過程で、少しずつ抱くようになっているもの。


よって、先天的なものではなく後天的なものなんよね。


だから、自分次第でどうにかなることが多い。


自分が自分と向き合う姿勢があれば、意外となんとかなるもの。


どうにかならない人って、自分と向き合う意思がないだけなんよね。


自分と向き合えば、不安や怖れ、心配は、和らげることができる。


完全になくすことはできなくとも、それに近いくらいは和らげることはできる。


そもそも、不安や心配、怖れって、誰しもが抱くもの。


でも、抱くようになった原因って、各々によって異なるもの。


大きな失敗をしてから、強く抱くようになった人もいる。


両親の喧嘩を何度も見ることによって、強く抱くようになった人もいる。


兄弟姉妹において、コンプレックスを抱えるようになって、強く抱くようになった人もいる。


多くの場合、自分の家族によって、不安や怖れ、心配は植えつけられるもの。


しかし、これって、実は、すごく重要なことなんよね。


なんたって、下手すると、自分の人生全体に大きな影響を及ぼすことになるんやから。


不安や怖れ、心配って、過剰に抱くことって、大きなハンデを負うことと同じ。


なぜなら、過剰に抱けば、やれることがやれなくなるから。


何かをしようとしても、不安や怖れ、心配が、負の発想を抱かせる。


負の発想からは、前向きな行動は生まれない。


生まれるのは、後ろ向きな行動。


それに、不安や怖れ、心配を過剰に抱くことって、やる前から、上手くいかないことを想像することになり、負けを想像することになる。


負けた時の言い訳を考えることにつながる。


上手くやること、勝つことに焦点を当てず、負けることに焦点を当てていては、勝つことなんてできやしない。


何をしようと、負ける可能性が高い。


だって、最初から、負けに焦点を合わせ、負けをイメージしているから。


実は、やる前から勝負が決まっている。


あらかじめ、負けると決めつけて勝負しているようなものなんよね。


すごくもったいない。


だからこそ、不安や怖れ、心配を過剰に抱くほど、どうにもならないことを理解する必要がある。


過剰に抱けば、思考は停止し、身体は硬直する。


何もできないまま、時だけが流れていく。


明らかに、何の変化も生じず、意味がない。


意味がないことを何度続けようと意味がない。


ゆえに、不安や怖れ、心配を過剰に抱くこと自体を止めた方が良い。


思考が停止し、身体が硬直して何もしないより、一回でも多く経験を積んだ方がはるかにマシ。


積極的に経験を積んだ方が自分のためになる。


どちらが自分のためになるかを、ちゃんと天秤にかけなよ。


まちがいなく、積極的に経験を積んだ方が自分のためになることがハッキリするから。


そして、過剰な負の感情は、何も生み出さないことを理解しなよ。


だから、今ある負の感情を和らげなよ。


和らげることで、その奥にある正の感情を積極性を解放しなよ。


すると、自分の人生に変化が生じるようになるから。


やはり、人生は、積極性を発揮している人が得をするようになっている。


積極性を抑えると、それだけで、自分が損するようになっている。


負の感情は、積極性を抑える性質がある。


それって、自分を損させているとも言えるんやで。


このことをもっと自覚しなよ。


自覚したら、積極性の重要性と必要性を理解するようになるから。


もっともっと、積極的に生きることができるようになるから。


しかも、自分や環境、人生に変化が生じるようになるから。


積極性を負の感情で抑えても、意味がない。


自分のためにならない。


そのため、積極性を抑えている蓋を取り除きなよ。


負の感情を和らげなよ。


積極性が表に出るくらい、不安や怖れ、心配を和らげなよ。


不安や怖れ、心配は、過剰に抱いても自分を傷つけるだけなんやから。


自分の人生の足かせとなるものなんやから。


そんな感情は、より良い人生を歩む上では必要ない。


今までがどうであろうと、負の感情を抱いている状態を当たり前にしていては、自分に良い影響を与えるものではない。


そういう状況は、一刻も早く改善する必要がある。


過剰に不安や怖れ、心配を抱いていても、素晴らしい価値を生み出す可能性は低い。


むしろ、そういうのを和らげた方が、大きな価値を生み出す可能性は高い。


事実は事実として受け入れなよ。


今までの当たり前が唯一無二の答えではないんやで。


より良い人生に意識を向けなよ。


そして、どうすれば、今以上に素晴らしい人生を歩むことができるかを本気で考えなよ。


それによって、今以上に人生が好転していくんやから。


案外、そんなもの。



サコヤンの独り言

「積極性を抑えている負の感情を和らげよう」