自分の言動に自信を持つ。
ものすごく大事。
なぜなら、自信なさげに何かを言ったり、何かをやると、かえって、マイナスになることが多いから。
たとえ、正しいことを言ったとしても周囲の人から「本当なのか」と疑われる。
ゆえに、何を言うにしても、何をするにしても、堂々とやれば良い。
だって、何を言おうと、何をしようと、自分のベストを出すものだから。
ただ、自分のベストが、周囲の人にとってのベストとは限らない。
その時は、批判されたり、反論を受けることになるだろう。
もちろん、自分のベストが周囲の人にとってのベストであることもある。
その時は、賞賛されるだろう。
どんな時であれ、その時の自分のベストを評価される。
最高の評価を受けることもあれば、最低の評価を受けることもある。
最高の評価を受ければ嬉しいし、最低の評価を受けると悔しい。
当たり前と言えば当たり前の感情。
けど、多くの人は、誤解している。
育つ過程で、多くの評価を受けることにより、より良い評価を受けることを良しとしている。
当然、良い評価であることに越したことはないが、必ずしも良い評価である必要はない。
なのに、多くの人は、良い評価を出さなければならない、という思い込みに縛られている。
良い評価を受けることが良いことだ、という刷り込みによって…
経験を積むごとに、良い評価を受けると得することが多い、ということを多くの人が学ぶ。
競争がある以上、仕方がない。
でも、良い評価を得なければならない、という思い込みに縛られると、良い評価を出せるかどうか分からない時に、身動き取れなくなる。
やりたくても良い評価を受けるかどうか分からない恐怖によって、行動に移せなかったりする。
多くの人が陥っていること。
良い評価を出さなければならない、という思い込みに縛られると、良い評価ありきで物事を判断することになる。
これって、できることだけをやる、ということに陥りやすい。
それでは、自分の限界を低いところに設定し、大きく成長する可能性を閉ざしてしまう。
一見、何の問題もないように映るが、見えないところで、徐々に問題が大きくなっていくもの。
だから、良い評価を出さなければならない、という考えは、自分にマイナスを生み出す考え方でもあるんよね。
確かに、結果を出すことは大事。
だが、それ以上に、ベストを尽くすことが大事なのではないか。
ベストを尽くした先に、結果はついてくるものだから。
先のことを心配したり、予測したって仕方がない。
大事なのは、今ベストを尽くすこと。
ただ、人は、何を言おうと、何をしようと、必ずといって、その時のベストを尽くすようになっている。
ゆえに、その時のベストを尽くすことだけを考えて、生きていたら良い。
たとえ、素晴らしい結果が出なくても…
単発で素晴らしい結果を出すことよりも、何度も何度もベストを尽くすことができる方が重要なんやで。
良い評価を受けなければならない、という思い込みに縛られると、ベストを尽くすどころではない。
結果を出せるかどうかの予測で、やるかどうかを決めてしまう。
そうやって過ごしていると、次第に、何もできなくなっちゃう。
自分には、誰も、何も頼まなくなっちゃう。
これで、成長どころか衰退してしまう。
周囲の人って、自分が思っている以上に自分のことを見ているもの。
自分ができることだけをやっているのか、その時のベストを尽くしているのか、ちゃんと見ている。
決して、周囲の人って、バカな存在ではない。
むしろ、意外とシビアに自分のことを見ている。
しょせん、評価を下すのは、いつも第三者。
より良い評価を目指すことはできるが、自分がどうこうできるものではない。
なのに、過剰に結果を予測したり、心配したり、意識したりするのはおかしい。
自分ができることは、常に、ベストを尽くすことだけ。
その時の最高のパフォーマンスを示すことだけ。
それが、相手の予想を上回れば賞賛されるが、下回れば批判される。
賞賛されることは嬉しいが、批判されても、その評価は、その時の自分のベストの結果。
悔しい想いは抱いても、しっかりと受け入れて次に活かす。
それでOK。
すると、一つ糧が増え、成長できる。
良い評価を受けると得することが多いからといって、良い評価に縛られる必要はない。
芳しくない結果だって、その時の自分のベストな評価で、その時の自分に必要なものなんやから。
意味があって、芳しくない結果を出しているんやで。
そこから何かを学べば次に活きる。
何かを学ぶ必要があるから、芳しくない結果が出るんやで。
必要なものに気づくために、芳しくない結果を出しちゃうんやで。
よって、大切なのは、より良い結果ではない。
重要なのは、ベストを尽くすこと。
そして、自分が何を言おうと、何をしようと、いつも、その時の自分のベストを出しているもの。
ベストを出そうとしているもの。
だったら、何を言おうと、何をしようと、その言動に自信を持てば良い。
だって、どんな言動も、その時の自分のベストなんやから。
もちろん、批判を受けることもあるし、反論を受けることもあるが、それはそれ。
そうなったらなったで、自分の力不足を認め、素直に受け入れたら良い。
だが、言う時点では、やる時点では、「これが今の私のベストです」と堂々としたら良い。
どんな言動であれ、その瞬間は、胸を張れば良い。
批判、反論されたら、「これでもっと良くなる」と感謝すれば良い。
そして、また、胸を張ってやれば良い。
これを繰り返す。
それが大事なんやで。
ゆえに、自分のどんな言動にも自信を持てば良い、胸を張れば良い。
なぜなら、どんな言動も、その時の自分のベストが出るものなんやから。
案外、そんなものなんやで。
サコヤンの独り言
「どんな言動も、その時の自分のベストを出すようになっている」