自分だからこそできる。


こういった自信を抱くことはすごく大事。


なぜなら、自分を信じ、自分の可能性を信じることが前に進むための大きな力となるから。


ただ、自分だからこそできる、といった表現を使える人は、そう多くはない。


むしろ、自分には自信がない、といった表現を使っている人の方が多い。


残念ながら、日本ではそうなっている。


なんたって、育つ過程で、自信を失う人は多いから。


自信を育むよりも、自信を奪うことの方が多いから。


今、自分に自信がある人は、育った環境に感謝しよう。


とはいえ、今、自分に自信がない人は、これから少しずつでも自信を持てるように過ごしていこう。


なんたって、誰だって、自分に自信を持つことはできるんやから。


自信を持てない人なんて一人もいない。


だって、自信を持たずに過ごすよう誰かに強制されたわけではない。


あの人は自信があって、あの人は自信がない、とラベル分けされているものではない。


自信があるかないかは、すべて、自分の想いによって決まってくる。


巷では、成功体験の有無が大きな影響があるように思われている。


もちろん、成功体験は、あるに越したことはないが、これがすべてではない。


なのに、成功体験を得ることを薦める人は多い。


なんせ、成功体験を得ることを薦める人は、自分が成功体験を得てきたから。


自分がやって成功したことが絶対的なものと信じ、他者に自信を持って薦める。


ただ、これは、効く人もいれば、効かない人もいることを知る必要がる。


なぜなら、成功体験を得たくても得られない人がいるんやから。


成功体験が乏しい人に、成功体験を得ることを薦めると、かえって、相手のことを苦しめることになる。


「それができるのなら、苦労はせんわ」的なことを思われる。


良かれと思ってやったことが、かえって、信頼関係を失うことにもつながりかねない。


よって、成功体験が乏しい人には、成功体験を増やすことを薦めることよりも先にやることがある。


それは、意識の修正。


具体的に言うと、何に執着しているかの自覚。


なんたって、自信があるかないかは、自分の想いによって決まることだから。


自信がある人は、自分なら大丈夫、といった想いを抱き、この想いに執着している。


一方、自信がない人は、自分にはできない、といった想いを抱き、この想いに執着している。


人がある想いを思い続ける、ということには、必ずといって執着が存在する。


マイナスな執着もあれば、プラスの執着もある。


そして、自信がない人の多くは、マイナスな想いに執着し続けているもの。


自信がない、という想いは、必ずしも、抱かなければならない想いではない。


なのに、抱き続けている人は山ほどいる。


過去のどこかで、自分は自信がないと認め、自信がない自分を受け入れ、そうやって過ごす。


すると、その状態が当たり前となり、自分に自信がない、という想いを抱くことに執着するようになる。


絶対的にいるものではないにもかかわらず、今まで持ち続けてきた、という理由だけで、今後も持ち続けようとする。


これは、明らかに、自分が執着しているから起きていること。


冷静に考えると面白いよね。


だって、自分がマイナスな執着を抱き続けることで、自分自身に悪い影響を与えているんやから。


自分で自分を傷つけているんやから。


執着さえ手放せば、そんなことは起きやしないというのに…


必要ない想いに執着する。


これこそ愚の骨頂。


いつまで、この執着を抱き続けるのだろうか。


いつまで、自分で自分を傷つけながら過ごすのだろうか。


こういったことを意識しないから、いつまで経っても、執着し続けるもの。


意識すれば、執着することがどうなるのかが分かり、執着を手放す方向へと向かう。


なぜなら、自分に害を与えるもの、と自覚するようになるから。


よっぽどのM心がなければ、マイナスな想いに執着し続けて、自分を苦しめたりはしないもの。


なんたって、自分のためになることではないから。


自信がない人は、決して、成功体験が乏しいことが絶対的な理由ではない。


それよりも、自分にはできない、といった想いに執着していることの方が影響は大きい。


なんせ、こういう執着を抱いていると、無意識の内に、頭の中で、自分にはできない、といった表現を繰り返し何度も使っているから。


無意識の内に、こうした表現に洗脳されてしまっている。


洗脳されて、そういうものなんだ、と決めつけながら過ごす。


すると、何かをしようとしても、当然のように、自分にはできない、と思ってしまう。


そして、更に、頭の中で、自分にはできない、といった表現を何度も使う。


負の循環に陥り、そこから抜け出せなくなっている。


だからこそ、自分がどんな想いに執着しているのかを自覚する必要がる。


自覚すれば、その執着を手放すことに持っていくことはできるんやから。


仮に、自信がない、という想いに執着していたのなら、この想いを手放すことで、負の循環から脱し、負の循環を止めることができる。


ただ、執着を手放す際、代わりとなる想いを用意した方が良い。


代替的なものを用意しておいた方が、執着は手放しやすい。


ゆえに、自分にはできない、という想いに執着していたのなら、自分なら大丈夫、という想いを用意し、この想いに執着したら良い。


何に執着するかを自分で決める。


また、自分で選ぶことができるんやから、自分で選ぶ。


すごく大事なこと。


とにかく、自信がない、と思っても、人生において良いことはさほどない。


自分にはできない、という想いに執着していると、本当にその通りになっちゃう。


そのため、できる限り早く、この想いに対しての執着を手放しなよ。


手放すことで、意識は変わり、行動までも変えることができるようになるから。


今までできなかった行動もできるようになるから。


また、上手くいけば、自分だからできる、といった心境でやれるようになるから。


執着を手放すことって、自分が思っている以上に、自分に影響を与える。


よって、普段から、執着を手放すことを意識しながら過ごしなよ。


きっと、自分のためになるはずだから。


案外、そんなものなんやで。



サコヤンの独り言

「自分だからできる、と思える自分になろう」