変わりたいと思う人は山ほどいる。


だが、自分を変えると思う人はほとんどいない。


変わりたい、という表現には、自然的に、何か力が働いてといった意味が含まれている。


自分以外の何かに期待しているため、多くの人が変わりたくても変わらない。


でも、自分を変える、と思っている人は、結構自分を変えている。


なんたって、自分を変える、という表現には意思が込められているから。


周囲を当てにするのと、自分を当てにするのとでは、やはり結果は大きく異なる。


そして、大概のことにおいて言えるのは、自分を当てにしている人の方が良い結果を導く。


周囲を当てにして良い結果を出すことができる人なんて稀。


変わることができる人なんて、類稀なる運の持ち主で素晴らしい仲間とめぐり合っている。


ただ、多くの人は、そうではない。


自分に変化を生じさせるには、自分自身が意思を持ってやる必要がある。


それでこそ、変化は生じるもの。


けど、変わりたい、という想いを抱いたままなんよね。


決して、変える、という表現を使わない。


だから、いつまで経っても、変化とは程遠い生活を送ってしまう。


人は、自分を変える、という意思さえ持てば、変化の道を歩むことはできる。


ゆえに、大事なのは、いかにして、自分を変える、という表現を使うようになるか。


変わりたいという言葉を封印するかどうか。


誰しもが、当たり前のように言葉を操る。


しかし、使っている言葉って、無意識の内に自分に大きな影響を与えているもの。


変わりたい、という言葉を頻繁に使っている人は、周囲を当てにして生きている可能性が高い。


一方、変える、という言葉を頻繁に使っている人は、自分の意思に基づいて率先して動いている傾向がある。


周りを当てにするのが身に染み着いているのか、自分がやることが身に染み着いているのか。


それによって、人生は全然違ったものとなる。


また、別な例で挙げると、変わりたい、という表現をよく使っている人は、「何か良いことない」と周囲に聞いていたりする。


楽しいことを周囲に求めようとしている。


決して、自分で楽しいことを見つけようとはしないもの。


無意識の内に、何でも人任せになっていたりする。


よって、言葉の力をより良い人生に活かすのなら、意識して言葉に意思が込められる表現を用いなよ。


決して、周囲を当てにするような表現を使うのではなく…


当たり前に使える言葉だからこそ、文節や単語までこだわりなよ。


言葉での表現って、その人の気や心を表すものなんやで。


なんたって、言葉というのは、自分の中に根づいている考えや想いに基づいて出るものなんやから。


どうしても、自分の考えや想いが言葉の端々に表れる。


これって、自分を知る上でも効果を発揮するが、他者を知る上でも効果を発揮する。


人を知る上で、言葉は欠かせないもの。


そして、自分を変えるにおいても、言葉は重要な要素を占めている。


なんせ、思考は、言語に基づいて行われているから。


人は、一日の中で、何万回もの思考を行い、その思考すべてを言語でこなしている。


そのため、どんな言葉を使っているかは、自分自身に大きな影響を与える。


他者を当てにするような言葉ばかり使っていると、そういう思考癖ができる。


自分がやる、という意思が込められた言葉ばかり使っていると、そういう思考癖ができる。


どんな言葉を使っているかは、各々、今までの育ち方によって異なるもの。


ただ、意識すれば、今からでも変えていくことはできる。


だからこそ、肯定的な言葉、前向きな言葉、自分の意思が込めれられた言葉などを意識して使うこと。


こうしていると、自分の頭の中には、良い表現が増えていくから。


良い表現を溜め込み、良い思考癖を身に着けると、それに基づいて良い行動を取るようになる。


すると、これは、良い結果にもつながる。


そのため、思考癖が変わるほどに、良い言葉を溜め込みなよ。


そのコツが、文節、単語、助詞にこだわること。


表現にこだわれば、言葉に込められる想いが強まる。


何気なく言葉を表現するのではなく、意識して言葉を表現する。


これを繰り返していると、必ずといって、言葉の力は高まる。


言葉の力が高まれば、それだけ、パワーが増し、自分を変えることにも効果を発揮する。


たかが言葉。


されど言葉。


バカにできるものではない。


普段から、自分がどんな言葉を使っているか意識しなよ。


そこで、今は、「変わりたい」という表現を使っているか、「変える」という表現を使っているかを確認するだけで良い。


いきなり、多くを確認しようとしても、それは無理がある。


よって、意識しやすいものから意識する。


それができたら少しずつ他の表現も意識していく。


一つずつ一つずつで構わない。


むしろ、その方が着実で良い。


それに、何か一つを意識すると、自ずと他のことにも気づくようになり、修正しようと思うようになる。


意識が高まれば、そうなるのは当然。


だから、意識を高める上でキッカケになるのは一つで良い。


一つ高めると、それが全体にも及ぶ。


物事は、不思議とそうなっているものなんやで。


とにかく、自分が使う言葉の表現に注意しなよ。


そして、今は、「変わりたい」と「変える」という表現に着目して、「変える」という言葉を使うように意識を修正するんやで。


すると、自分に変化が生じる可能性はグッと高まるから。


案外、そんなもの。



サコヤンの独り言

「自分に変化を生じさせたかったら、自分を変えよう、という表現を用いよう」