自分の個性と力を発揮して生きても良い。


誰だって、自分の個性と力を発揮して生きても良い。


これは、皆に認められている権利。


だが、この権利を使っている人は少ない。


なんせ、使うことなく、放棄している人は山ほどいるから。


育つ過程で、自分の個性や力は大したことない、と決めつけてしまって手放す人は後を絶たない。


身近にいる兄弟や友人と自分を比べ、自分の個性や力では歯が立たない、と決めつけ、育む前から白旗を上げる人も山ほどいる。


自分自身を低くとらえると、自分の個性や力は発揮しようとはしなくなる。


だって、発揮しても意味がない、と思い込んでしまうから。


そして、意味がないと思ったまま、これを当たり前として過ごしていく。


そのため、意味がない、という考えが絶対的になってしまう。


このことに気づいて手放すまではずっと…


よって、小さい時の過ごし方、学生の過ごし方ってすごく重要。


この時期に、自分の個性や力を発揮して生きていく土壌ができあがる。


自分の個性や力を抑圧して生きていると、自分の個性や力を活かすことなく生きていく。


たとえ、素晴らしい力があっても、その力を信じることができず、より大きな力を発揮できなくなる。


一方、自分の個性や力を発揮しながら生きていると、次第に、自分の個性や力を発揮することで他者の役に立つことができる。


他者に喜んでもらうことができる。


どんな人にも、こういった能力は備わっているもの。


でも、どんなことでこうしたことができるかは、見つけていくしかない。


生活の中で、他者の反応を見ながら、探っていくしかない。


すぐ見つかる人もいれば、中々、見つからない人もいる。


けど、皆が皆持っている能力。


役に立てない人なんていないし、喜んでもらうことができない人もいない。


どんな人も、誰かの役に立つことができるし、誰かに喜んでもらうこともできる。


しかし、こうした想いを抱けていない人もいるのも事実。


そういう人って、自分自身を卑下しているものなんよね。


自分はできない、と決めつけてしまうから、できないことが絶対的なもののように感じてしまう。


思いこみ、決めつけ、すり込みなどによって、人は簡単に制限される。


育つ過程で、様々な制限を設けてしまう。


ただ、どんな人にも、その人だけの個性や力がある。


その人にしかできないものがある。


だから、すべての人が、自分自身の個性や力を発揮しても良い。


なんせ、それによって助かる人がいるから。


その人だけの個性や力によってできることに、ピタッとはまる人がいるから。


だから、自分にはできない、と決めつけると、自分の個性や力にピタッとはまる人をないがしろにすることになる。


たとえ、そういう人と今会っていなかろうと、ないがしろにして良いものではない。


自分が諦めることで、未来に会うことが決まっている人に迷惑をかけることになる。


そもそも、日本の教育は、残念ながら、平均的な人を創るようになっている。


個性や力を抑えながら育てるようになっている。


12年間も学校教育を受けていると、染まってしまうのも分かる。


けど、大事なのは、そこから抜け出すこと。


なんたって、学校教育が終わるのは20歳前後。


でも、その後の人生はそこから60年ほどある。


なのに、偏った考え方に染まったままでは、自分自身の人生を台無しにしてしまう。


平均的な人間から、何か抜きん出た人間への移行。


人生を楽しく過ごすためには必要なこと。


ゆえに、自分の個性や力をしっかりと認識するんやで。


自分が気づいていなくとも、自分の人生の中には、自分独自の個性や力の片鱗は現れているものだから。


染まった自分から抜け出そうとすると、少しずつ気づいていく。


もし、さっぱり分からない場合、自分の中の当たり前なことを一つずつ見直すことをお薦めする。


なぜなら、自分にとって当たり前であっても、他者から見ると特殊なことなんて多々あるんやから。


毎日のように絵を描く人にとっては、絵を描くことは当たり前で決してすごいこととは思っていないが、実は、絵を描かない人の方が多いことに気づいていない。


毎日のように文章を書く人にとっては、文章を書くことは当たり前で決してすごいとは思っていないが、実は、文章を書かない人の方が多いことに気づいていない。


CDや本が好きで、何百何千と集めている人にとっては、好きだから自然と集まっている感覚かもしれないが、そこまで集めていない人の方が多いことに気づいていない。


好きだから、楽しいからやっていることって、実は、他者に喜んでもらえることだったりする。


少し意識を変えるだけで、誰かの役に立つものへと一変する。


こういうものこそ、その人だけの個性であり力なんよね。


好きこそものの上手なれ、という言葉があるがまさにそう。


好きなもの、楽しいものって、自然と追求して、いつしか素晴らしい力を備えていたりする。


でも、自分自身にとっては当たり前すぎて、すごいことに気づいていなかったりする。


すごくもったいない話。


せっかくの個性や力を埋没させてしまっている。


自分が楽しむだけに使ってしまっている。


自分が追求したものを、他者と共有したり、分かち合うだけで、多くの人に喜んでもらえるというのに…


自分の個性や力の門扉を解放する意識を持つこと。


すごく大事。


何か続けてやっていることがある人は、必ずといって、誰かの役に立つことができるもの。


単に、その方法を認識していないだけ。


自分自身の個性や力の存在に気づいていないだけ。


知るだけで、自分の個性や力を活かすことができるようになる、発揮できるようになる。


そして、自分の個性や力は発揮して生きた方が良い。


その方が、自分が楽しいのはもちろんのこと、他者の役に立ち、他者のためにもなるから。


自分の個性や力は自分が持っているものだが、自分だけのものであらず。


他の人のために使ってこそ、活きるものなんよね。


自分だけのために使うのは、エゴでしかない。


そういう意識を持って、自分自身の門扉を解放しなよ。


自分が持っているものを他者に提供しなよ。


それが、皆とつながり楽しく生きる術だから。


案外、そんなものなんやで。



サコヤンの独り言

「自分の個性や力を発揮する生き方をしよう」