自尊心を高める。
ものすごく重要。
なぜなら、自尊心を高めることこそ自分を変える上での本質だから。
自尊心を高めると、意識が変わり、行動が変わる。
行動が変わると結果も変わる。
自分を変える上で必要なのは、なんといっても行動。
今までと異なる行動をするからこそ、自分が変わっていく。
ただ、今までと異なる行動をしようと思って、すぐできる人は、ある程度自尊心が高い人。
自尊心が低い人は、今までと異なる行動さえできないもの。
行動して変えるといっても、行動できないのであれば、自分自身を変えることはできない。
ゆえに、自尊心が低い人は、まず、意識を変える必要がある。
今以上に、自尊心を高めて意識を高める必要がある。
一人でやる場合は、意識を高めるには、自尊心を高めることがうってつけ。
仮に、誰か協力してくれる人がいるなら、その人に不安を委ねたら良い。
すると、それだけで意識を高めることができるから。
でも、いつもいつも誰かがいるとは限らない。
だから、自分で意識を高める術を持っておくことは大事。
そして、一人でやる場合、お薦めなのがアファメーション(自己暗示)。
自分で自分に自己暗示をかけて、自分を良い方に洗脳していくやり方。
必要なのは、時間と言葉。
お金がかかるものではない。
自分に合う言葉を設定し、後はその言葉を繰り返し聞いたり見たりするだけ。
やるのは、たったこれだけ。
誰にだってできること。
ひょっとすると、自己暗示といって、警戒する人もいるかもしれない。
だが、全然警戒する必要はない。
なぜなら、人は皆、無意識の内に、自己暗示をかけているものだから。
だって、人には、大概、口癖というものがあるから。
自分では気づいていないかもしれないが、自分がよく発している言葉というものがある。
それは、確実に、自分に暗示をかけている。
その言葉が、プラスであればプラスの暗示を、マイナスであればマイナスな暗示を無意識の内にかけている。
アファメーションというのは、あえて意識して良い言葉を投げかけること。
今までの人生の中で、マイナスな言葉をたくさん投げかけたなら、それ以上に意識してプラスの言葉を自分に投げかけること。
そうやって、プラスの言葉を投げかけていると、そのプラスの言葉を少しずつ信じるようになっていく。
自分には絶対に無理と思っていたものが、できるかもしれないと思えるようになる。
その上、やってみよう、と思えるようになる。
こうなるまでには、もちろん、時間差はある。
なぜなら、自分の中に溜まっているマイナスな想いや習慣、考え方の量などによって変わってくるから。
これは、深海をイメージすると分かりやすいのかな。
だって、深海に光を届けるには、光を遮るものがない方が良い。
海が綺麗で、不純物や浮遊物がない方が深くまで光が届くから。
そもそも、アファメーションというのは、何度も繰り返し良い言葉を自分に投げかけることで、潜在意識に働きかけるもの。
自分の中にある深い層の下の方に働きかけるもの。
いくら素晴らしい言葉を繰り返し投げかけても、それを遮るマイナスな想いや習慣、考え方があると、下の層までは、中々、届かないもの。
もちろん、時間をかければ届くが、時間を短縮させるには、アファメーションをしながらマイナスな想いや、考え方、習慣といったものも並行しながら取り除くこと。
不純物や浮遊物を取り除きながら、繰り返し何度も自分自身に良い言葉を投げかける。
そうやっていると、徐々にではあるが、必ず変わっていくもの。
たとえ、今行動ができなくても、自尊心を高める術はある。
ゆえに、意識だって高めることができる。
そこで、重要なのは、自分に合う言葉を見つけること。
できることであれば、潜在意識に働きかけるような言葉を設定することをお薦めする。
とはいえ、そんなことを言われてもピンとこないよね。
それもそのはず。
なんせ、僕自身、色々なアファメーションを試してみたが、これといって腑に落ちるものがなかったから。
ただ、山崎拓巳さんの「がらっと」を読んで、潜在意識に働きかける言葉があることを知り、実際に試してみた。
すると、今まで以上に効果があることにビックリした。
そして、そこに書かれていた表現というのが、「〇〇する準備ができている」という表現。
例えば、「自分を信じる準備ができている」というアファメーション。
今では、こういった表現を自分流にアレンジしたり、言葉を加えたりして、自分独自のアファメーションを作り、繰り返し何度も自分に投げかけるようになっている。
ここで、もう一つお薦めなのが、アファメーションの言葉をいくつも作りそれを携帯にメールをすること。
携帯は、画面が小さいため、眺める上では最適なツール。
できることなら、携帯は、ガラパゴス携帯の方が良いのかもしれない。
だって、スクロールさせるのに便利だから。
そうそう、携帯でアファメーションの言葉を自分に取り入れる場合、お薦めなのが、言葉を見るに徹して、言葉そのものを読まないこと。
なんたって、言葉を読んでしまえば、左脳が働いてしまうから。
左脳は、理性や言語を司るところで、潜在意識に浸透させる場合には向いていない。
潜在意識に浸透させることを目的とするなら、右脳の方を働かせた方が良い。
だから、読まずに見る。
それが大事。
あとは、ひたすら携帯とにらめっこして、良い言葉を何度も何度も取り入れるだけ。
自尊心が低い人というのは、単に、「信じる」「認める」「大丈夫」といった言葉を取り入れた数が圧倒的に少ないだけ。
もしくは、小さい時に親から力強い言葉や優しい言葉、グッとくる言葉を投げかけてもらっていないだけ。
ただ、今更、親にこうした言葉を投げかけてもらう場合ではない。
だったら、自分でそういった言葉を今まで以上に取り入れたら良い。
ある一定量を超えると、本当にそんな気になってくるから。
自尊心を高めることって、自分を変えることにおいて本質を突くこと。
ここをピンポイントで意識すると、自分で思っている以上に、自分を変えやすいもの。
けど、中々、ここをピンポイントで意識することって難易度が高い。
なんせ、多くの人は、気づかないままやり過ごすから。
でも、気づいてしまえば、変化への道を歩むことができる。
案外、そんなものなんやで。
サコヤンの独り言
「自分独自のアファメーションを用意しよう」