自分の価値を自分で認めてあげる。


ものすごく大事なこと。


なぜなら、何をするにしても、自分の価値を自分で認めることが土台となるから。


自分で自分の価値を認めているからこそ、前向きな想いが生まれ、前向きな行動が生まれるもの。


また、自分の意志に基づいて動くには、自分で自分の価値を認めていることが重要となる。


ゆえに、自分で自分の価値を認めることができていないと、結局は、自分の意志では何もできなくなっちゃう。


なんたって、自分で自分の価値を認めることができていない人って、自分ができているイメージを抱いていないから。


むしろ、自分にはできないのではないか、自分がやっても意味がないのではないか、自分がやることで迷惑をかけることになるのではないか。


といったことばかり抱いている。


自分の価値を自分で認めることって、すごく根本的なもの。


この根本的なものが歪んでしまうと、この土台に乗るものすべてが歪んでいく。


だから、自分の価値を自分で認めることって、ものすごく大事。


だが、意識して自分の価値を自分で認めようとしている人はほとんどいない。


小さい時から、何気なく生きて、今までの経験によって、自分の価値を認めるか、認めないかを無意識の内に決めている。


そこで、自分の価値をちゃんと認めることができるように育ってきていれば、何の問題もない。


けど、そういう人ばかりではない。


自分の価値を認めることができずに育っている人もたくさんいる。


過去、心に大きな傷を負い、それを解決することなく過ごしている人は、負のスバイラルに陥っている可能性は高い。


何かがキッカケで傷を負い、そこから自分の価値を認めることができなくなり、自分の価値を自分で落としながら生きている人は山ほどいる。


すごくもったいない。


過去からの流れに流されたまま、自分が苦しくなるように生きているんやから。


そもそも、自分の価値を認めるか認めないかは、自分で選ぶことができるもの。


なのに、多くの人は、自分で選ぶことができない、と思い込んでいる。


これまでだって、一度たりとも選ぶ機会なんてなかった、と決めつけている。


でも、決めているのは自分。


これはまちがいない。


だって、お前は、自分の価値を認めずに生きろ、と誰かに強制された人なんて一人もいないから。


強制されたことがない、ということは、自分で選んでいる証。


ただ、無意識の内に選んでしまっているから、自分で選んだ、という意識、感覚がないだけ。


育つ過程で、様々な経験をすることによって、自分で自分の価値があるかどうかを判断する。


そして、多くの人が、自分には、それほど価値がない、と決めつける。


現時点の自分の力や、周囲の現時点の力を鑑みて。


自分の価値を低くすることができるのは、この世に一人しかいない。


そのたった一人というのが、自分という存在。


自分以外に自分の価値を低くすることなんてできやしない。


たとえ、誰かに低い評価をされたからといって、それに反発していると自分で自分の価値を低くすることなんてできやしない。


むしろ、そこから大きく成長を遂げていくもの。


誰かに低く評価されて、それを自分で認めてしまうから、自分の価値が下がっていく。


自分には価値がない、と思い込むようになる。


一度二度では、自分に価値がない、と思ったところで、どうってことない。


だが、育つ過程で、何十回、何百回、何千回と思うと、自分には価値がない、というのが本当のことのように感じてしまう。


一日一回、自分には価値がない、と思っただけで、学生が終わる頃には、七千回ほどにもなる。


その頃には、価値がないと思うことが当たり前となっている。


脳に強く記憶されている。


一日一回でも、時と共に強烈な暗示がかかる。


親がすぐ怒る人であれば、一回では済まず、簡単に暗示がかかる。


親に怒られている時も自分には価値がないと思うようになるし、親と離れている時間も、親に言われた言葉などを頭の中で繰り返すため、強力な暗示がかかる。


しかも、親の言葉は子にとって強く、響きやすい。


そんな言葉を何度も受けつつ、自分の頭では何度も繰り返していると、容易に、自分には価値がない、と決めつけてしまう。


こうして、何もできない、と思い込んでいる自分ができあがる。


自分を主張することも、他者のために何かを提供する、ということもなくなっていく。


だからこそ、自分で自分の価値を認めてあげることってすごく大事。


自分の価値を自分で認めてあげるからこそ、前向きに思うことができ、前向きな行動ができるようになる。


一方、自分の価値を認めることができずにいると、いつまで経っても、不安や怖れに苛まれることになる。


自分の価値を自分で認めることができるかどうかは、どのように思い、どのように動くかに大きく影響する。


認めると前向きに思い、前向きに行動することが多くなる。


認めないと後向きに思い、後向きに行動することが多くなる。


よって、日頃から、自分の価値を自分で認めてあげなよ。


そういう積み重ねが、自分のマインドに大きな影響を与えているんやから。


そもそも、人は、何も意識しなければ、マイナスなことを考えがち。


マイナスなことを考え、マインドをマイナスな方に設定するのは、自分にとってもプラスになることではない。


ゆえに、一日一日、意識して、自分にプラスな言葉を投げかけ、自分の価値を自分で認めるよう努めること。


こうして、自分の価値を自分で認めることができるようになってくると、様々なことにおいて素晴らしい影響が出るようになる。


より良い人生にするためにも、自分の価値を自分で認めるんやで。


ほとんど意識されないことだが、ものすごく大事なこと。


そういう意識を持ちながら過ごしなよ。


きっと、自分のためになるから。


案外、そうなっている。



サコヤンの独り言

「自分の価値を自分で認めてあげることは、より良い人生にするには重要なこと」