不安を和らげる。
ものすごく大事。
なんせ、不安に意識を奪われていると、ちっとも前に進んでいかないから。
前に進むためにも、不安を和らげる必要がある。
そのためにも、不安を和らげるものを持つことは重要。
でも、多くの人がこのことを意識していない。
ゆえに、不安に意識を奪われ、前に進めない人は多い。
では、不安を和らげるものにはどんなものがあるのか。
それは、お金、経験、自信、友人、恋人、家族、趣味、成功体験、といったものが一般的。
あとは、不安と真正面から向き合っても不安は和らげることができる。
どんなことでもいいから、不安を和らげることができるものを持つことってすごく大事。
それによって、立ち向かえるかどうかが決まってくる。
人は弱く、不安に対処するものがなければ、不安に意識を奪われ、何もできなくなるもの。
流されるままに生きてしまうもの。
今に留まったまま生きてしまうもの。
経験や自信、成功体験がある人は、それを頼りにして、不安に立ち向かうことができる。
友人や恋人、家族など、不安を話せる人がいる人は、不安を分かち合うことで立ち向かうことができる。
趣味がある人は、気持ちを整理することをこれに委ねて、不安に立ち向かうことができる。
何か一つでもあれば、強い不安は抱かなくなる。
こういったものの存在が、安全ネットの役割を果たし、不安を和らげてくれる。
安全ネットがあるかないかでは、やる時の気分が全然違う。
安全ネットがあれば、何かあっても大丈夫、といった心境で臨むことができる。
一方、安全ネットがなければ、何かがあったらどうしよう、と心配や不安を中々拭うことができるものではない。
不安を委ねることができるものを一つ持つ。
これだけで、人生は大きく変わる。
何かに挑戦し続けていると、経験も、成功体験も素晴らしい仲間も増えていくから、それなりに持つことができる。
すると、不安に意識を奪われることなく、ドンドン前に進むことができる。
ただ、不安を委ねるものが何もない時が、一番しんどい。
この時をどう過ごすか。
それが、すごく大事になる。
いつまでも不安に意識を奪われていたら、ちっとも前に進めないまま時だけが流れていく。
とはいえ、何もしていなければ、不安に打ち勝って前に進むことはできやしない。
ここで大事なのは、自分の我を手放すこと。
自分に素直になって、正直に自分の心の内を誰かに話すこと。
家族でも、友人でも、恋人でも、誰でも良いから。
時には、お金を払って専門的な人に話すのも良い。
近しい人に、大切なことを話す。
ただ、近しい人には、弱みを見せたくない、心配かけさせたくない、という想いも働くから、中々、言うことができるものではない。
自分の我が強ければ、きっと、そういうことはしないだろう。
でも、不安を話すことって、不安を和らげる上で、非常に効果がある。
もちろん、話すことに恥じらいがあるかもしれない。
話すことに格好悪く感じるかもしれない。
話すことに勇気がいるかもしれない。
けど、自分で解決できないのなら、誰かに話すことを薦める。
なんたって、不安って、自分で抱えていると、それだけで、マイナスな想いはドンドン膨らんでいくから。
最初は小さな不安だったのが、時と共に、大きな不安へと変わっていく。
そういう性質があるんよね。
不安には…
不安って、和らげるものが一つでもあれば、ドンドン和らいでいくもの。
出すことなく、抱え込むから、より一層辛い状況を引き寄せる。
そもそも、不安というのは、誰もが抱くもの。
決して、格好悪いものではない。
しかし、多くの人は、不安を吐露することは、格好悪いものとしてとらえている。
迷惑をかけるものだと、決めつけている。
こういうのは、どちらかというと、男性に多いのかな。
変なプライドや見栄が、邪魔をして、自分一人でどうにかしようとする。
けれども、自分でどうにかできないから、悪い方へと向かうばかり。
ここで、自分の我を手放すことができる人は、まだ救いがある。
中には、これでも、自分の我を手放さず、自分自身を貫く人もいる。
こういう人は、残念ながら、救いようがない。
もっと、自分自身を貫き、傷を負わなければ気づかない。
そうなって初めて、自分の我を手放すことができるもの。
不安って、誰もが抱くもの、という発想を持つだけで、少し楽になる。
そして、気軽に話しても良いものだ、と思えるようになる。
今すぐには、自信や成功体験、趣味などを得ることは、難易度が高い。
でも、自分の素直な想いを話すことなら、今からでもできる。
家族に対して、友人に対して、恋人に対して、自分が素直になれば、今の想いを伝えることができる。
何もかも自分で背負う必要はなく、時には、誰かを頼り、誰かに背負ってもらうのも良い。
人は一人では生きていくことはできず、誰もが、誰かの力を借りつつ、誰かに迷惑をかけながら生きている。
そういうことを受け入れ、肩肘張らずに生きる。
こういう生き方って、意外と大事。
不安は、自分一人でどうにかしようとすると重くのしかかるが、不安を委ねるものがあれば、それだけで軽くなるもの。
軽くできるものを見つける。
それが、どんな人にとっても大事なこと。
自信や経験を得ることで、不安に向き合えるなら、それで越したことはない。
だが、これを得るまでの間は、誰かに委ねたら良い。
こうして、不安と向き合い、不安を対処する。
すると、自分が思っている以上に、立ち向かえるもの。
案外、そうなっている。
サコヤンの独り言
「不安とどう関わっていくのか、ちゃんと意識すること」