結果を意識しない。


すごく大事。


だが、これが結構難易度が高い。


なんせ、気にしないようにすればするほど、かえって、気になってしまうから。


意識しない方が良いと分かっていても、つい、意識してしまう。


ただ、結果を意識している間は、大概、行動に意識が注がれていない。


ゆえに、意識とエネルギーが分散され、大きな力が発揮されない。


結果が気にならずに、目の前のことだけに意識を注ぐことができていれば、最高の状態なのだろう。


余計なことを考えず、大事なことだけに意識とエネルギーを注ぐことができる。


だから、上手くいくことが多い。


そして、やったことがないことをする時に、いかに、結果が気にならない状態にまで持っていくかはすごく大事なこと。


だって、結果を意識すればするほど、不安や怖れは強まるから。


また、迷いやためらいも生じ、一向に、行動につながらなかったりするから。


結果を気にせず、目の前のことに集中する。


それができれば、未知なることでも、すんなりとやれるもの。


中々、一歩を踏み出せない人でも、意外とアッサリと一歩を踏み出せるもの。


では、どうすれば、結果を気にせずにやれるのか。


それは、都合が悪い結果、という考えを手放すこと。


どの結果も、その時の自分にとって必要な結果、という考えを受け入れること。


人は、今の自分にとって都合が悪い結果を望まない。


得たくない、と思うもの。


けど、これって、自分の都合によって損得勘定で判断しているからなんよね。


損得勘定で判断しているからこそ、都合が良い結果だけを望むようになっている。


都合が良い結果を望み、都合が悪い結果を嫌うため、結果が気になる。


でも、都合が悪い結果をその時の自分に必要な結果ととらえると、どんな結果が出ようとプラスにとらえることができる。


レベルが高い人は、都合が悪い結果を喜びにつながるものとして、将来の自分のためになるものとしてとらえることができている。


都合が悪い結果、という考えを手放すことで、これから出す結果すべてを受け入れることができるようになる。


なぜなら、自分にとってマイナスにならないんやから。


マイナスにとらえる発想がないから、プラスにとらえる。


プラスの結果しかないと分かれば、わざわざ結果を気にする必要がなくなる。


ただ、こういう心境に持っていくのが、意外と、難易度が高い。


なんたって、損得勘定で生きている期間があまりにも長いから。


どうしても、損得勘定で判断してしまう。


今までの習慣によって…


もし、今すぐ結果を出す必要があるものでなければ、別な方法もある。


今すぐ結果を出す必要がないものであれば、まずは、今すぐ結果を出さなければならない、という考えを手放すこと。


そして、時間をかけて結果を出す自分を受け入れること。


少しずつよくなっていけば良い、という考えを受け入れること。


こうした考えって、意外と大事。


なんせ、完璧主義の強い人は、こういう考えが、中々、できないものだから。


完璧主義が強い人って、時間をかけて良くなろう、という考えを受け入れることができていない。


だって、時間をかけて良くなるというのは、その間は、何度も失敗を重ねることを意味しているから。


完璧主義の強い人にとっては、失敗することが許せないものになっている。


だから、一度で完璧にやりたがる。


失敗すること、上手くいかないことを、極力、避け、嫌う。


今すぐ結果を出したがる。


今の自分の力が通じないものであったとしても…


ゆえに、完璧主義な人ってタチが悪い。


結果を出すまでに、ある程度の期間があるなら、時間をかけることを受け入れること。


失敗することを受け入れること。


少しずつ良くなり、結果を出せるようになっていくことを受け入れること。


今すぐに結果を出さなくても良い、という考えを受け入れるだけで全然違う。


今の自分の状態で試し、失敗して何かに気づき、それを次に活かす。


すると、少しだけ成長した自分に出会える。


また、その時の状態で試し、失敗して何かに気づき、これを次に活かす。


こういったことを繰り返していると、必ず、力は伸びていく。


新たな気づきを得ることができるような行動を起こし、気づいたものを次に活かしていくことで、結果を出せる人になっていく。


そういうことを受け入れると、今すぐ結果を出す必要がないことが分かる。


今は、失敗しても良いことが分かる。


むしろ、今は、失敗を重ねる時期、ということが分かる。


今結果を出す必要性がないと分かると、それだけで、結果のことは気にならなくなる。


結果が気にならなくなると、それだけで、目の前のことに集中できる。


目の前のことに集中できるから、行動に取りかかりやすく、新たなことに気づきやすくなる。


いつ、結果を出せば良いのか、確認することってすごく大事。


人は、都合が悪い結果を望まない傾向があるから、今すぐに結果を出したがる。


だが、今すぐ結果を出したがって、その通りに出せる人って意外と少ないもの。


多くの人は、そう思うことで、結果を出すのが遅くなってしまう。


今すぐ結果を出さなくても良いことを受け入れると、結果に縛られることなく、過程を楽しむことができる。


それこそが、結果を早く出すコツでもあるんよね。


今すぐに結果を求めるのではなく、今から結果を出せる人になっていく、という考え方ってすごく大事。


長期的に見るのであれば、当然、今から結果を出せる人になっていく、ととらえている人の方が良い。


なんせ、今の結果にこだわっておらず、どの結果も受け入れる姿勢があるから。


成長する自分を信じており、失敗を受け入れることができるから。


ちょっとした考え方の違いによって、結果に固執するかどうかが決まってくる。


おそらく、今から結果を出せる人になっていく、ととらえることができている人の方が長い目で見ると結果を出しているのではないか。


今すぐ結果を出そうとガツガツしている人よりは…


案外、そんなものなんよね。



サコヤンの独り言

「これから結果を出せる人になっていく、ととらえている人は、後々、結果を出せる人になっているもの」