事前に結果を気にしない。
事前に結果を意識しない。
事前に結果を考えない。
気にして、意識して、考えて、望む良い結果が出るのであれば、事前にいくらでもやったらよい。
自分の気が済むまでやれば良い。
だが、事前に、どんなに結果を気にしようと、意識しようと、考えようと、それだけでは自分が望む結果なんて出るものではない。
良い結果というのは、始めてから精一杯やり続けた後に出るもの。
精一杯やったという過程の後に、ヒョッコリ出てくるもの。
どんなことでもそう。
自分が望む良い結果というのは、祈るだけでは得ることができるものではない。
必ず、行動というものが必要となる。
行動なしに、自分が望む結果が出るものではない。
だが、行動したからといって、自分が望む良い結果が出るわけでもない。
自分が望む良い結果を得るには、それを得るだけのものを残す必要がある。
精一杯やることによって、結果を得るだけのものを残した人だけが、自分の望んだ良い結果を手にすることができる。
思うだけでは得ることができない。
考えるだけでは得ることができない。
祈るだけでは得ることができない。
結果というのは、思考で得るものではなく行動で得るもの。
事前にどれだけ頭で考えようと、結果には、何の影響も与えない。
むしろ、不安や疑いを膨らませ、望む結果を得る可能性を低めている。
結果を望んで意識することが、かえって、望む結果を得ることを遠ざける。
そんな意に反することが起きてしまっている。
ゆえに、やる直前では、あえて、結果を意識しないこと。
意識するのは、実際やる行動。
精一杯やり続けて、望む結果に到達できるような行動。
決して、結果ではない。
特に、100%の自信を抱くことができていない時は…
多くの場合、自信と不安の両方を抱えながら取り組むもの。
そんな時に、結果を気にしていては、どうしても、自分に不都合なことを考えてしまう。
やる前に、マイナスなイメージを抱くほど愚かなことはない。
なんたって、自分で上手くいく可能性を下げてしまっているんやから。
そんなことするくらいなら、何も考えない方が良い。
結果を気にしない方が良い。
開き直って、臨んだ方が良い。
人は、誰もが、良い結果を出したいと思うもの。
だが、それを思うのは、準備をするまで。
準備してから、実際にやるまでは、結果のことは何も考えない。
その方が、行動に集中することができる。
結果を考えると、結果が頭の中でちらつき、行動に集中できなくなる。
行動に入り込めなくなる。
それでは、望む結果は遠のくだけ。
準備をするまでと、準備をし終わった後で、気持ちを切り換えることができる人ほど、本番で自分の力を発揮することができるもの。
よって、準備が終わったら、頭の中からスパッと切り離す。
意識したくなるし、考えたくなるのも分かるが、あえて、意識しない、考えない。
そうやって、余計なことを考えずに、実際にやる。
そして、スタートしてからは、精一杯やり続ける。
一心不乱でやり続ける。
やり続けた後に、その時の自分に必要な結果が出るから。
自分が望んだ結果かもしれないし、自分が望まなかった結果かもしれない。
ただ、どんな結果であろうと、その時の自分に合った結果が出るようになっている。
ゆえに、出た結果をあるがまま受け入れたら良い。
そこで得たものを次につなげていけば良い。
そして、精一杯やったからこそ、次につなげていけるんやで。
なのに、ここで、手を抜いたり、適当にしたり、あれこれ考えて本来の力が出せなかったら、後悔が残る。
後悔が残れば、次に、中々、進めないもの。
だからこそ、事前に結果を気にしないことは大事。
事前に結果を気にすることは、後悔することにつながりかねない。
だったら、最初から考えない方が良い、意識しない方が良い。
考えないまま、意識しないまま臨んだ方が良い。
その方が、自分の力を発揮できる。
どうせ、結果を出すためには、自分自身が精一杯やる必要があるんやから。
精一杯やることに焦点を絞って、意識とエネルギーを注げば良い。
思考だけでは、望む結果が出ることはない。
これは、まちがいない。
世の中には、考えた方が良いものもあれば、考えない方が良いものもある。
やる直前の結果なんて、考えない方が良いものに分類される。
やる直前は、自分を信じるだけで良い。
自分なら大丈夫、と自分がやってきたことを信じるだけで良い。
そうやって、本番に臨めば良い。
実際に取り組めば良い。
なんせ、これが、思考によるブレーキをかけることなく、自分の力を発揮できる方法だから。
案外、そんなものなんやで。
サコヤンの独り言
「やる直前に結果を考えるのは、思考のブレーキを招くだけ」