無から有を創る。


すごく素晴らしい。


なぜなら、無から有を創るには、様々なことをする必要があるし、乗り越える必要があるから。


まずは、価値あるものを自ら生み出す必要がある。


何もないところに、価値あるものを生み出す必要がある。


しかも、生み出したものを、自分で他者に伝える必要がある、知ってもらう必要がある。


生み出すだけでは、そこに意味は持たない。


単なる自己満足であり、趣味でしかない。


だが、他者に伝え、他者に知ってもらうことで、そこに意味や価値が生じる。


ただ、自分一人で、他者に伝えることって、意外と難易度が高いもの。


どうやって伝えたら良いのか、自分で考え工夫する必要がある。


考え工夫したあとには、きちんとそれを伝える必要がある。


伝えるためには、ある程度のチャレンジ精神が必要なんよね。


だって、きちんと伝わるかどうかも分からないから。


下手すると、ケチョンケチョンに言われて傷つく場合だってあるから。


特に、初めて見るものであれば、人は、疑ってかかる。


最初から、信用する人は少なく、軽くとらえる。


そういう状況の中で、伝え続ける必要がある。


少しずつ認知してもらう必要がある。


どうしても根気は必要。


また、伝え続ける意志や覚悟も必要となる。


単に、何かを生み出すだけで良いのなら、多くの人がやれるもの。


けど、その生み出したものを、他者に伝えるとなると、多くの人がやらなくなる。


伝えることのリスクを考え、リスクをとらない選択をする。


自分自身の保身を考えて…


多くの人がこのように発想する。


いや、多くの人は、無から有を創る、という発想自体持たないのかもしれない。


だから、その他大勢の中から、抜け出すことができないんよね。


なんせ、皆と同じ場所で、皆と同じようなことをしているから。


皆と同じフィールドで、皆と同じようなことをしていて、頭一つ抜け出るのって結構難易度が高いもの。


様々なものが求められる。


平均以上の能力だったり、素晴らしい発想力だったり、鋭い着眼点だったりと、たくさんいる中で、光る何かを持つ必要がある。


じゃなきゃ、その他大勢の中で埋もれてしまう。


その他大勢の中にいると、高い確率で、無から有を創ろうとはしないもの。


無から有を創れる可能性はあったとしても、自分には無理、自分にはできないと、勝手に決めつけ、初めから挑戦することを諦める。


無から有を創れる人は、特別な人としてとらえ、自分は特別な人ではなく、普通な人だからと思い込み、やろうとさえしない。


チャレンジ精神や好奇心が乏しく、新たなことに目を向けない。


また、自分一人で動くことによって生じる責任を負おうともしていない。


無から有を創ることをリスクととらえ、自分には関係ないものとしてとらえる。


そうやって、無から有を創ることと縁がいないような生活を送る。


もちろん、こういう生き方もあり。


なんせ、多くの人が選んでいる生き方だから。


既にあるものの中から選ぶことは、多くの人がしていること。


ただ、既にあるもののほぼすべてが、誰かの手によって生み出されたもの。


誰かが、無から有を作り出した結果。


そういう素晴らしいものを使わせてもらっているんよね。


確かに、既にあるものを使うことで、便利にもなるし、楽しくも過ごせる。


けど、何もないところから新たなものを生み出すことの楽しさは、口では言い表せないものがある。


ゼロから一にする人って、ものすごく大きな感動を経験している。


人は、既にあるものを使うことに慣れているが、まだないものを生み出したり、まだ誰もやっていないことをやるのって、すごく素晴らしい。


人として大きく成長することができる。


まだないものを生み出すには、鋭い着眼点と発想が必要となる。


まだ誰もやっていないことをやるには、柔軟な発想と、責任が生じる行動が必要となる。


双方とも、誰にだってやれること。


自分でできないと決めつけなければ、誰にだってやれるもの。


だから、自分の都合で妥協して、初めからやらないを選択しない。


やらないことを前提として、最初から諦めない。


すごく大事。


できないと思えば、できないのはまちがいない。


でも、できると思っていると、いずれできるようになる。


やれるチャンスが訪れる。


そして、まだないものを生み出すのは、難易度が高いかもしれないが、誰もやっていないことをやるのは、そこまで難易度が高いものではない。


ゆえに、何かに気づいたなら、それを実際にやってみること。


他者に伝えること。


そうして、他者の反応、自分の手応えをちゃんと実感すること。


上手くいくいかないは別として、実感を得ることが大事。


それが、自分の糧となり、自分の大きな成長へとつながる。


とにかく、諦めないこと。


勇気が必要だとしても、責任が生じる行動を実際にやってみること。


こういう意識を、普段から持ち続けることって、すごく大切。


ちゃんと意識している人は少ないが…


何はともあれ、無から有を創ることができる人でありなよ。


ゼロから一にできる人でありなよ。


そういう人は、人生を楽しみ、人生を謳歌するものだから。


人生をより良いものにするためにも、無から有を創ることは、すごく良い手段。


もちろん、今すぐ創らなくても良い。


ただ、意識しておきなよ。


意識していると、ある時、自分の中から何かが生み出されるから。


無から有を創る日がやってくるから。


案外、そんなもの。



サコヤンの独り言

「無から有を創ることができる人であれ」