どのように考えるのか。


どう考えるかって、ものすごく大事。


なんせ、どう考えるかによって、どんな方向に進むかが大きく変わってしまうから。


どんなに能力があろうと、情熱があろうと、こうしたものを活かすのは、自分の考え方。


考え方が良ければ、能力も情熱も活かすことができる。


でも、考え方が悪ければ、能力も情熱も活かすことができやしない。


だって、能力や情熱が誤った方向に使われてしまうから。


そして、自分の能力や情熱が誤った方向に使われると、高い確率で素晴らしい結果は出やしない。


出るのは、アカン結果。


どんな結果を出すかは、考え方一つで大きく変わる。


なのに、多くの人はこのことに気づいていない。


気づいていないからこそ、自分がどんな考えを抱いているかを知ろうとしない。


知る必要性を感じていない。


だから、いつまで経っても、自分がどんな考えを抱いているかを自分で知らなかったりする。


これって、実は、すごく危険なこと。


なんたって、考え方によって、自分の能力や情熱は活かされるから。


自分の考え方がプラスであるなら、何も心配する必要はない。


だが、必ずしも、プラスであるとは限らない。


むしろ、考え方がマイナスな人って、思っている以上に多いもの。


今まで様々なことを経験し、心が歪んでしまって…


小さい時から今までずっと、前向きで積極的に生きることができている人の方が珍しい。


なぜなら、人は、嫌なことほど、嫌な感情ほど記憶に残りやすいから。


防衛本能がある以上、人は、無意識の内に自分を守ろうとする。


守る必要性がない時でも自分を守ろうとする。


様々なことに過剰に反応し、自分を守ろうとする。


自分を守ろうとすることは、ごくごく当たり前なこと。


多くの人にとって、これが常識となっている。


考え方って、今までの人生の過ごし方に大きな影響を受けている。


これまでの人生を通して培ってきた考え方が、今の自分の考え方になっている。


素晴らしい人生を送ってきた人は、それに見合った考え方を身につけている。


芳しくない人生を送ってきた人は、それに見合った考え方を身につけている。


よって、考え方というのは、自分の人生と密着しているんよね。


だからこそ、容易に、今すぐにガラリと変えることができるようなものではない。


だって、それをすると、これまでの自分を否定することにつながるから。


人は、これまでの自分の人生を否定するようなことって、中々、言わないもの、しないもの。


今の自分の尊厳を保つためにも…


たとえ、今の自分の考え方がマイナスであったとしても、それを正当化しようとする。


ゆえに、誤っている考え方に気づきにくくなっている。


だって、自分は正しいと思い込み、正しい行動をしているつもりでいるから。


自分では正しい行動をしているつもりでも、結局はアカン行動を繰り返していることは多々ある。


考え方が歪んでいるために…


考え方って、今すぐ変えようとしても、中々、上手くいかないもの。


そりゃそうじゃよね。


今までに過ごした分だけの人生があるから。


今の自分の考え方のバックボーンには、これまでの人生がある。


そのため、今すぐ瞬時に変えることができるものではない。


変えることができるのは、一つのことに懸ける情熱、想い、気持ちが強い人。


自分の情熱、想い、気持ちが、自分を守る防衛本能を上回っている人。


何かのキッカケで、想いが急激に強まると、考え方がガラリと変わることもある。


だが、こういう人は稀。


一般的に、自分の考え方を変えるには、色んなことをする必要がある。


色んなことをして、自分に刺激を与え、自分の根底にどんな考え方が根づいているかを気づく必要があるし、知る必要がある。


マイナスな考え方で生きている人って、大概、自分の根底がマイナスな考え方が根づいている。


一方、プラスな考え方で生きている人は、大概、自分の根底がプラスな考え方が根づいている。


自分の根底に、どんな考え方を根づかせるのか。


メチャクチャ大事。


仮に、新たな考え方を根底に根づかせるには、まず、今の自分の考え方を知る必要がある。


知らなければ、手放すどころではないし、取り入れるどころではない。


また、今の自分の根底にある考え方を握りしめたままだと、新たな考え方を取り入れることはできない。


ただ、今の自分の根底にある考え方を手放すには、今の自分の根底にある考え方がどんなものなのかを自分で知る必要があると共に、それよりも素晴らしい代替案を用意する必要がある。


自分が魅力を感じる考え方でなければ、あえて、今の自分の根底にある考え方を手放そうとはしない。


手放すことにメリットを感じなければ、手放したりはしない。


だから、今の自分の考え方を手放す人は少ない。


おかげで、これまでと同じ考え方で生き、これまでと似たような生活を過ごす。


すごくもったいない。


自分の根底にある考えに気づけば、いくらでも修正し、素晴らしい人生を歩む可能性を高めることができるんやから。


そもそも、考え方って、すごく大事なんやで。


自分の人生において、大きな影響を与えているものなんやで。


そういう自覚を持って過ごしなよ。


すると、自分がどんな考え方で過ごしているかを、少しずつ知ることができるようになるから。


知らなければ何も変えることはできないが、知っていけば、変えていけることは多い。


よって、知ることによって、自分を変えることもできる。


案外、そんなものなんやで。



サコヤンの独り言

「自分の根底にある考え方に気づこう」