自分の成長にとって必要なことは、たくさんある。
決して、何か一つに特定できるわけではない。
なんせ、人は、何からでも学ぶことができるから。
どんなことでも、成長することができるから。
むしろ、成長できない物事や事柄を探すことの方が難しい。
なんたって、自分の世界に現れるものは、すべて自分にとって意味があるものだから。
自分の目の前に現れるものは、すべて自分にとって意味があるものだから。
自分がやることは、すべて自分にとって意味があるものだから。
意味があり、かつ、自分のためになるものばかりなんよね。
自分をより成長させてくれるものだったり、自分をより素晴らしい人にさせてくれるものだったりする。
人は、誰もが、より良い人間になるように人生を生きていくもの。
何も知らないところから始まり、学び成長することでより素晴らしい人間になっていくことを人生をかけて取り組んでいる。
これは、皆が皆そう。
いわば、人生って、学びの場なんよね。
自分を高める過程を歩み続けているんよね。
そのため、何をしようと、結果的には、自分のためになっている。
良い行動を取り、良い結果を出せば、それに見合ったものを得ることができ、自分のためになっている。
仮に、芳しくない行動を取り、芳しくない結果を出し、それに見合ったものを得たとしても、そこから多くのことを学ぶ。
その時は、「どうして、自分にこんなことが起きるのか」と負の感情に支配されたりもするが、きちんと向き合うと、何かに気づく。
大切なことに気づき、これからの自分に活かそうとする。
芳しくない結果を出したことで、大切なことを学び、より素晴らしい人になっていく。
実は、より素晴らしい人になるためには、芳しくない結果を出す必要があったんよね。
芳しくない結果を出さなければ、その大切なことに気づくことはなかったんやから。
大切なことを気づかせるために、芳しくない結果が自分にとってベストなタイミングで起きている。
一見、芳しくない結果って、警戒されるもの。
芳しくない結果を出したくないと思い、行動自体を避けがちになる。
けど、こういう考え方って、今の自分の都合でとらえているからなんよね。
今の自分の都合によって、善か悪かを、損か得かを、良いか悪いかを決めているから、芳しくない結果を悪として、損として、悪いものとして決めつけてしまう。
無意識の内に、その時の自分の都合によって判断する価値観が築かれてしまっているんよね。
小さい時から、こういう風に育ってきたために…
自分でも認識できていない価値観が、自分の根底に築かれている。
そして、こういう価値観こそ、自分自身に大きな影響を与えている。
なぜなら、知らず知らずに、こうした価値観に基づいて生きてしまっているから。
だから、善か悪か、損か得か、良いか悪いかといった二元論で判断してしまう。
その時の自分の都合で判断してしまう。
だが、実際のところ、物事は、二元論で判断するものではない。
だって、本来は、物事の方向性というのは一つしかないんやから。
広い目で見ると、自分を成長させるものしかない。
より素晴らしい人になっていくものしかない。
自分に害を及ぼすことなんてものは一つもない。
表面的には害が及んだように見えることもあるが、それによって学び、より素晴らしい人へとなっている。
害が及んだことによって、結果的には素晴らしい人への階段を上っている。
よって、害は害であっても害ではない。
むしろ、自分をより素晴らしい人へと導くキッカケとなっている。
こう考えると、芳しくない結果も、最終的には、より素晴らしい人になるためのものとなる。
すると、自分の世界から、自分にとって芳しくないものがなくなる。
良いものが自分のためになるのはもちろんのこと、芳しくないものも自分のためになる。
ゆえに、自分の世界においては、自分のためになるものしかない。
自分を成長させるものしかない。
自分をより素晴らしい人にさせてくれるものしかない。
ゆえに、何をしようと自分のためになることはまちがいない。
恥をかくことも自分のため。
失敗することも自分のため。
変に思われることも自分のため。
何もかもが自分のためになる。
これが、大局観でとらえた時の事実。
この事実が、自分の根底に根づくと、素晴らしい人生を送ることができるようになる。
なんせ、行動に対する抵抗やハードルが格段と下がるから。
もはや、抵抗やハードルなんてものはない、といっても過言ではない状態になる。
自分のためになると心底思えているものに対して、人は不安や怖れを抱かないもの。
むしろ、楽しみや希望、ワクワク感を抱くようになる。
だって、やれば、成長できるのが確信できているから。
動けば、より素晴らしい人になることが確信できているから。
やる前に、こう思えるのってすごく強い。
なんせ、行動を前向きにとらえているから。
決して、こうなったらどうしよう、といった後向きにはとらえていない。
前向きにとらえるから、楽しくなるし、ワクワク感が強くなる。
そのため、行動に対する抵抗やハードルを感じることなく、気軽に行動に取り組むことができる。
一歩を踏み出すことができる。
根底に、どんな価値観を根づかせるかによって、人生の歩み方が変わる。
今は、多くの人が、二元論の価値観に基づいて生きている。
心の時代と言われている今、必要なのは、一元論の価値観を根づかせることなのかもしれない。
すべてひっくるめて、自分のためになることしか起きない、といった価値観が…
そして、一元論で物事をとらえることができる人が、幸せを感じながら生きていくのではないか。
そんな世の中が来るような気がする。
だからこそ、時代の変化に合わせることができるよう、日々、意識しておく必要があるんやで。
なんたって、「突然変われ」と言われても、中々、瞬時には変えることができないものだから。
案外、そんなものなんやで。
サコヤンの独り言
「自分の世界では、自分のためになることしかない」