誰かに喜んでもらうこと。


ものすごく大事。


なんたって、誰かに喜んでもらっていると、今の自分のままで良いことに気づくから。


今の自分でも誰かの役に立っていることを認識できるから。


自分を認め、自分を信じることができるから。


そもそも、他者に喜んでもらえることが、自分の強みなんよね。


単なる長所は、強みではない。


強みと呼べるものではない。


だって、本来、長所と確定しているものなんて存在しないから。


長所と思っているのは、単に、プラスの方向から見ているに過ぎない。


マイナスな所から見ると、長所と思っていたものであっても短所となる。


どの視点で見るかによって、長所にもなるし、短所にもなる。


ゆえに、これが長所で、あれが短所と言いきれるものではない。


そんなものを強みだと勘違いすると、かえって、自分が苦しくなる。


だから、喜んでもらえることに焦点を当てることが大事。


人は、誰もが、生きていると、誰かの役に立っている。


何かしら、人が嬉しくなることを、人が喜ぶことを提供している。


自分では、気づいていないかもしれないが…


でも、こういうのが、自分の強みなんよね。


自分で「自分の強みはこれだ」と決めることができるのは、よほど客観的に自分をとらえることができる人。


客観的にとらえることができない人が、これをすると、大概、誤ったものを強みだと決めつける。


強みでもないものを強みと思い込むと、どうしても上手くいかなくなる。


進むにつれズレが大きくなり、葛藤にさいなまれる。


そのため、自分の強みは、周囲に聞くことで知る方が良い。


周囲の人は、当然ながら、自分のことを客観的に見ている。


自分がどんな姿でいるのかを、十二分に認識している。


ただ、周囲の人に、「私の強みって何?」と聞いても、的を射る答えは中々返ってこないもの。


なんたって、強みを聞いても、その人に映っている自分の長所を答えられることが多いから。


よって、周囲の人に聞くにしても、直接「強みは何?」と聞かないこと。


では、どのように聞けば良いのか。


それは、「私の言動で嬉しかったことは何、そう感じた理由は何?」


「私の言動で感心したことは何、そう思った理由は何?」


嬉しかったことや感心したことを聞くと共に、そのエピソードを聞く。


すると、その中に、自分の強みが含まれていることは多い。


できることなら、複数の人に質問をすること。


そして、返ってきた答えに共通するものがあれば、それは、自分の強みである可能性が高い。


自分の強みを知るには、周囲にいる人に聞くのは、結構有効的。


強みを知ることって、すごく大きなことなんよね。


強みを知り、それを育むと、今まで以上に他者に喜んでもらえる。


他者に喜んでもらえ、その姿を見ると、自分自身も嬉しくなる。


人の役に立っている実感を抱き、自分も嬉しくなるから、自然と、より一層やりたくなる。


やることが楽しくなる。


そもそも、やりたいことというのは、最初から見つかるものではない。


他者に喜んでもらっている内に、やりがいを感じ、徐々にやりたいものへとシフトしていく。


だから、最初からやりたいことを求めないこと。


だって、求めても見つかるものではないから。


求めても見つからないことが続くと、自分自身を責めるようになる。


自分自身を否定するようになる。


見つかりもしない答えを求めて、自分自身を追い詰めるなんて、馬鹿らしい。


する意味がない。


ゆえに、まずは、自分がどういうことで他者に喜んでもらえているかをサーチして、自覚すること。


ひょっとすると、それは、自分にとって当たり前なことかもしれない。


強みとは思えないことかもしれない。


だが、他者がそれを認めているのなら、それが強みとなる。


自分の主観で判断するよりも、他者が客観的にとらえた判断の方が正しいことは多い。


自分で自分を判断する時、一番邪魔なのが我。


我が強いと、どうしても、他者の判断や評価は受け入れることができないもの。


たとえ、正しいことであっても…


自分の判断や評価を曲げようとせず、自分の判断や評価を絶対的なものとしてとらえる。


これでは、他者に喜んでもらえるものではない。


むしろ、周囲を嫌な想いにさせることが多い。


しかも、自分が損することが増える。


これでは、すごくもったいない。


だから、他者に喜んでもらうことを強く意識しなよ。


そして、実際に喜んでもらうんやで。


喜んでもらっていると、「今の自分で良いんだ」と思えるようになり、自分を信頼できるようになるから。


信じることができるようになるから。


認めることができるようになるから。


その上、自分で自分の強みを自覚し、自分の役割をも認識できるようになる。


自分の進む方向が分かり、今まで以上に迷うことなく突き進むことができるようになる。


より一層、他者に喜んでもらいながら前に進むことができるようになる。


良いこと尽くしなんよね。


他者に喜んでもらう道を歩むことは…


やりたいことを探すのではなく、自分が喜んでもらえることを探す。


その方が、何倍も重要。


なんたって、喜んでもらえることを育む方が、人生は大きく拓けていくから。


案外、そうなっているんやで。



サコヤンの独り言

「自分は、どんなことで他者に喜んでもらえるのかを自覚しよう」