力は活かしてこそ意味が生じる。
なのに、多くの人は、自分の力を活かしきれていない。
素晴らしい力があるのに、それを出しきれていない。
自分の中に留めてしまっているんよね。
自分自身が成長することだけに満足してしまっているんよね。
もちろん、成長することは素晴らしいこと。
何かを学ぶことは素晴らしいこと。
何もしないよりは断然マシ。
だが、何かを学び、自分が成長するだけでは、自己満足にすぎない。
得た知識や得た力を、人のために活かしてこそ大きな意味がある。
せっかくの力を自分の中だけに留めておくのは、すごくもったいない。
ただ、自分の力を人のために活かすことに対して、難易度が高いと感じている人は山ほどいる。
なぜなら、まず、自分にはこんな力があります、と主張する必要があるから。
自分が主張しなければ、周りは、自分の素晴らしい力に気づいてはくれないもの。
気づいてくれないから、周りをキッカケとして自分の力を出すことなんてできやしない。
ゆえに、自ら主張する必要がある。
主張することによって、自分の力を知ってもらう。
そして、自分の力を必要としてくれる人と出会うことができる。
でも、日本の多くの人は、主張することを苦手としている。
自分が主張したって、私の力ではどうなるわけでもない。
役に立てるわけがない。
やったって意味がない。
と思いこんでいる人は山ほどいる。
初めから、主張することを諦め、主張しないことを正当化する。
何もやっていないのにもかかわらず…
知らず知らずの内に、考え方が歪んでしまっているんよね。
主張することをどこか特別なことのようにとらえている。
決して、特別なことではない。
だって、誰にだってできることだから。
単に、自分にはできないと思いこんでいるだけ。
小さい時から、主張する機会が少なかっただけにできないと思いこんでしまっているだけ。
実際は、できないのではなく、やらなかっただけ。
自分の力を出すことをしてこなかっただけ。
だったら、今から少しずつでも出していけば良い。
もちろん、今、自分の力を出したところで、すぐに多くの人の役に立てるものではない。
よっぽどすごい力を備えていなければ…
だが、自分の力を出していくことで、自分の力の出し方が分かってくる。
今の自分でも、役に立つことができる人がいることを知ることができる。
初めの段階は、それでOKなんよね。
少しずつ少しずつ、時間をかけて、人のために力を出すことによって、より大きな力をつけていけば良い。
力をつけると共に、人の役に立つことができる数が多くなっていくから。
そもそも、力がない人なんて一人もいない。
皆が皆素晴らしい力を持っている。
仮に、人に主張できるような力がなくても、どんな人も素晴らしい経験を積んでいるもの。
力がないなら、自分の経験を誰かに伝えたら良い。
自分独自の経験が、誰かの役に立つことは、自分が思っている以上に多いもの。
同じ人生を歩む人は一人もいないため、必ずといって、どんな人にもキラリと光る経験をしているもの。
それを必要としてくれる人に話すだけでも、人の役に立つことができるんよね。
だからこそ、もっと、自分の力を認めてあげる必要があるんよね。
あまりにも、自分の力を軽視し過ぎている。
つまらない人はいないし、力がない人もいない。
そのため、今の自分にできる範囲で良いから、自分の力を出していこうではないか。
これが、他人のため、更には、自分のためになるんやから。
もちろん、力がある人は、その力を存分に活かす必要がある。
むしろ、力があるのに、力を出さない人の方が、罪はでかい。
今ある人生は、自分が生きる人生ではあるが、自分のためだけに生きていても仕方がない。
残念ながら、多くの人がこうしている。
だが、これでは、人としての役割を放棄していると言っても過言ではない。
だって、自分の力というのは、誰かに活かして初めて大きな意味が生じるから。
しかも、誰かのために力を使うことで、自分自身がより輝くことができる。
自分のことしか考えることができないのは、なんだか淋しいものがある。
天だって、そんなことのために力を与えたわけではない。
おそらく、その力を使って誰かのためになることを願って力を与えているはず。
なのに…
自分のためだけに力を使うのって、本来の使い方としては間違っているのだろう。
だから、人生が好転していかないんよね。
人生が好転している人って、大概、自分の力を他者のために使っている。
他者のために使い、喜んでもらうことで、自分自身が必要とされる人間になっている。
力は、他者のために使ってこそナンボ。
使わなければ、意味が生じない。
よって、自分のことばかりを考えるのではなく、他者のことにも意識を向けなよ。
すると、今の自分でもできることが必ずといって見つかるものだから。
案外、そんなものなんやで。
サコヤンの独り言
「自分のことばかりを考えず、他者のために力を使おう」