他者の喜びに焦点を当てる。


ものすごく大事。


なぜなら、他者の喜びに焦点を当てていると、自然と変わっていくから。


あの人のために、これをしよう。


あの人には、これをしたら良いのではないか。


あの人のために、自分ができるのはこれであろう。


こういったことを考え、実践すると、高い確率で喜んでもらえる。


最初は、喜んでもらえなくても、次第に喜んでもらえるようになる。


これって、自分自身が成長しているからなんよね。


相手に喜んでもらおうとして、試行錯誤しているし、工夫している。


相手の喜ぶ姿を見るために、全力を注ぐし、必死になっている。


そして、相手が喜んでいる姿を見ると、なんだか、嬉しくなる。


報われた気がする。


不思議と、達成感を感じるんよね。


しかも、その感情が心地良くて、また、相手に喜んでもらおうとする。


ゆえに、他者に喜んでもらう喜びを覚えると、病みつきになる。


喜んでもらいたくて仕方がなくなる。


誰かのために、何かをしたくなっちゃう。


そもそも、他者は、自分とは異なる感性や性格を持っている。


だから、自分の好きなようにやったところで、相手には伝わらないことが多い。


どうしても、ズレが生じちゃう。


ただ、このズレを埋めようとすることに意味があるんよね。


この過程にこそ、自分を変えるキッカケがたくさん含まれている。


時には、自分が折れ、相手に合わせる必要があるだろう。


時には、自分のやりたいことを残しつつ、相手に喜んでもらえるにはどうしたら良いのかを考えることもあるだろう。


時には、相手が何に喜ぶのかを探りながら少しずつ修正していくこともあるだろう。


ただ、大事なのは、相手の喜びであり、笑顔なんよね。


だって、これがあるからこそ、自分自身も喜ぶことができ、笑顔になることもできるんやから。


自分自身の都合を押し通したところで、相手を不愉快にさせてしまう。


自分自身の主観を無理強いさせると、相手との関係にヒビを入れてしまう。


自分自身の好きにやったところで、そこに思いやりがなければ、相手に不快な感情を抱かせてしまう。


本来、何をしようと自由だが、他者に嫌な想いをさせて、自分自身が喜べる人って、中々いないもの。


だからこそ、相手にも喜んでもらって、自分も喜ぶ。


こんな手法を選んだら良い。


そのためには、まず、相手に喜んでもらうことに焦点を当てること。


そして、実際に相手に喜んでもらうこと。


生活の中で他者を意識して生きるようになると、必ずといって自分自身に変化が生じる。


なぜなら、考える時間や工夫する機会が増えるから。


人って、大概、自分には甘いもの。


自分に対しては、楽をしたがるもの。


よっぽど意思の強い人でなければ、自分に対しては手を抜いてしまう。


自分のために考える時間を取る人は少ないし、自分のために工夫する人も少ない。


忙しい、時間がない、そんなのする必要ない、など何かと言い訳をして…


考える時間が少なく、工夫する機会も少ないのであれば、当然のように自分自身は変わっていかない。


なんせ、変わるようなことを何もしていないから。


だが、他者の喜びを意識すると、自ずと考えるようになるし、工夫するようになる。


なんたって、適当にやれば適当さが伝わり、かえって、嫌な想いをさせてしまうから。


喜んでもらうには、自分自身、それなりのことを求められる。


そのため、手を抜いている場合ではないし、楽をしている場合ではない。


そんなことをしていると、自分自身の評価を落としてしまう。


しかも、自分自身の手で、生きにくい環境を作ってしまう。


すごくもったいない。


だからこそ、全力で他者に喜んでもらう。


真剣に考え、できる限りの工夫をする。


そして、これを何度も何度も繰り返す。


すると、いつの間にか、大きく成長しているもの。


人に喜んでもらおうとしていただけなのに、大きく成長しているもの。


自分を変えるには、思考と行動をミックスする必要がある。


思考だけでも足りないし、何も考えずに動くだけでも足りない。


考えて動くからこそ、行動に意味や深みが伴うもの。


スポーツだって、個々がやみくもに動くチームよりも、個々が考えながら動いているチームの方が断然強かったりする。


実は、考えながら動くことってすごく大事。


けど、自分のこととなると、考えることで終わってしまうことは、結構ある。


ゆえに、考えながら動くことを鍛えるには、他者の喜びに焦点を当てることが近道なんよね。


相手のために、という想いがあれば、自ずと考えるし、工夫するもの。


よって、自分の想いや意識を他者に向けるようにしなよ。


きっと、少しずつではあるが、自分に変化が生じるようになるはずだから。


少なくとも、自分だけの喜びを追求しないこと。


なんせ、これは、自分の人生をしぼませることにつながる行為なんやから。


とにかく、今の自分ができることで、他者に喜んでもらうことを積み重ねていけば良い。


そして、大切なのは、喜んでもらえるかなぁ、と疑わないこと。


喜んでもらえると信じて、実際に行動に移れば良い。


仮に、喜んでもらえなかったとしても、素晴らしい経験になることはまちがいないから。


案外、そんなものなんやで。



サコヤンの独り言

「他者に喜んでもらっていると自分自身が変わっていく」