自分を一つの型にはめ込まないこと。
ものすごく大事。
だが、無意識の内に一つの型にはまってしまっている人はたくさんいる。
なんせ、人は、過去のやり方を繰り返す性質を持っているから。
上手くいった経験を持っていれば、そのやり方を繰り返す。
上手くいかなかった経験を持っていて、そのやり方を手放していなければ、やはり繰り返す。
過去の経験、過去に築いた考え方や習慣といったものが、知らず知らずの内に、自分を一つの型にはめ込んでしまう。
ただ、一つの型に自分をはめ込むことは、今の時代リスクが大きいから、できる限り早くこの状態から脱した方が良い。
なんたって、仮に、自分を丸い型にはめ込んでしまうと、その型に当てはまることしかできなくなってしまうから。
三角の型が必要なこともあれば、四角の型が必要なこともある。
なのに、自分が丸であれば、どない頑張っても、やれなくなってしまう。
ゆえに、自分自身を一つの型に決めつけないこと。
もちろん、一つの型で通用することだけをしているなら、一つの型で続けた方が効果も効率も良い。
けど、変化の激しい今、一つのことだけをやっていても、上手くいくとは限らない。
だからこそ、自分自身が柔軟にいることが大事なんよね。
そのためにも、自分自身を一つの型に決めるのではなく、その時その時必要な型に自分が合わせる感覚を強く持っていた方が良い。
変化自在に必要な型に自分がなる意識を持っていれば良い。
イメージ的には、スライムをイメージした方が良いのであろう。
だって、スライムは、ガチッとした形は決まっておらず、どんな形にもなることができるから。
過去の経験、過去に築いた考え方や習慣といったものは、大事なのはまちがいない。
とはいえ、絶対的なものではない。
いつまでも固執する必要はないし、縛られる必要はない。
だって、時代や環境によって、その時の最良なことは変わってくるから。
過去良かったことでも、今も良いとは限らない。
むしろ、過去良かったことが、今では通じず、かえって、悪化させることもある。
そもそも、人は、自由な生き物。
好きに考えて良いし、好きに動いても良い。
何をするにしても自由。
本来は、制約や制限というものはないんよね。
なのに、過去の経験、過去に築いた考え方や習慣が、こうしなければならない、と限定してしまう。
しかも、その数が多くなればなるほど、限定され、動ける範囲が狭くなってしまう。
やれることが少なくなってしまう。
無意識の内に、自分の選択肢を減らし、その中で無理矢理生きようとする。
例えるなら、三角の型が必要な時に、丸の型でどうにかしようとしている。
力の限り押し込んで、どうにかしようとしている。
どんなに力を入れても上手くいかないにもかかわらず…
ものすごく、効率も効果も悪いやり方をしてしまっているんよね。
自分でも気づいていない内に…
型が合わなければ、思いっきり力を入れて押し込もうとしても、疲れるだけ。
高い確率でビクともしない。
でも、こういう時って、極端に視野が狭くなっているため、どうにもできないのに、力で押し込もうとする。
必要な型と自分の型が合っていないことに気づいていない。
だから、力でどうにかしようとする。
でも、これって、自分の型をある一つのものに決めてしまっているから起こることなんよね。
自分の型を決めずに、どんな型にも合わせる意識と姿勢を持っていれば、どんな型であろうと合わせることができる。
そういう柔らかさが大事になるんよね。
変化の激しい今の時代は…
だって、一つの型でなければならない理由なんて、一つもないんやから。
一つの型に強いよりも、どんな型にでも合わせることができる方が楽しいし、生きやすい。
求められるのは、何にでも対応できる柔軟性なんよね。
決して、中途半端なこだわりではない。
こだわりも極めれば、他を寄せつけない素晴らしいものとなるが、その域までいっている人は少ないのが現実。
よって、中途半端なこだわりやプライドを貫く人は、自ら生きにくい人生にしてしまっている。
そういう人生になるような選択をしてしまっている。
特に、男性は、中途半端なこだわりやプライドを持ちがちだから、要注意。
それが足枷となり、柔軟性を失っている人は、たくさんいる。
弊害となるような、中途半端なこだわりやプライドなら必要ない。
むしろ、捨てた方が自分のためになる。
自分を型にはめてしまう要因は、自分が思っている以上に多いもの。
過去の経験、習慣、考え方、プライド、こだわり、感情など様々なものがある。
こうしたものを持てば持つほど、一つの型にはまってしまう。
生きずらい人生を生きることになってしまう。
ゆえに、必要ないものは、できる限り手放しなよ。
手放せば手放すほど、自分の自由度が高まり、どんな型にも自分が合わせることができるようになるから。
すると、人生は、楽しくなるし、楽になる。
案外、そういうものなんやで。
サコヤンの独り言
「型を決めずに、どんなことにも合わせることができるような自分になろう」