自分の想いを出すこと。


ものすごく重要。


なぜなら、自分の中だけに想いを留めていると、次第にエネルギーが滞るようになるから。


ゆえに、自分の想いを文字にすること、もしくは、誰かに伝えることってすごく重要。


多くの人がほとんど意識していない。


だが、実は、すごく大事。


なんたって、自分の想いを自分の外に出さなければ、溜まる一方で良くないから。


自分のためにならないから。


呼吸だって、吸うだけでは苦しくなってしまう。


食べ物だって入れるだけでは、身体がおかしくなってしまう。


どんなことでも、入れるだけというのは良くない。


入れるばかりだと、どうしてもバランスが崩れてしまうもの。


バランスが崩れると、自分自身に芳しくない症状が出る。


ただ、自分の想いや考えというのは、出さないからといって、目に見える症状があるわけではない。


だから厄介なんよね。


目で見えない上に、症状を感じないから、あえて意識しようとはしないもの。


意識しようとはしないから、そのまま意識しないまま過ごしてしまう。


そのため、これまでと同じような日々を繰り返すことになる。


最悪の場合、これまでよりも悪い状態を過ごすようになる。


だって、心にガラクタが溜まっていくから。


心にガラクタが溜まっていくと、それだけエネルギーが滞る。


本来なら流れるエネルギーが流れなくなる。


ガラクタが邪魔をして、エネルギーの流れが悪くなる。


エネルギーの流れが悪い中、無理矢理動こうとしても、そう動けるものではない。


なんせ、流れが悪く出てくるエネルギーが小さければ、やれることも限られてしまうから。


出口から出てくるエネルギーの量によってやれることが決まってくる。


それなりのことをするには、それなりのエネルギーの量が求められる。


なのに、肝心のエネルギーが少なければ、どうしようもない。


手の打ちようがない。


たとえ、自分の中に膨大なエネルギーを備えていたとしても…


それをきちんと出口まで持っていくことができなければ、宝のもちぐされ。


決して、笑い話ではない。


なぜなら、多くの人がこうした状況に陥ってしまっているから。


エネルギーの通り道に多くのガラクタが溜まっている状態だから。


そもそも、日本にいる多くの人は、自分の想いや考えを自分の外に出す習慣がない。


なんたって、大概の人は、受験を見据えた詰め込み教育を受けているから。


インプット主体の教育をメインで受けているから。


アウトプットすることなんて、ほとんどない。


だから、アウトプットの必要性を感じていない人が山ほどいる。


むしろ、いらないものとして認識している人はたくさんいる。


そして、自分の中で、アウトプットは必要ないものと決めつけるため、アウトプットする機会が圧倒的に減る。


ただ、アウトプットを自分の中から排除することで、かえって、自分の可能性を閉ざしている、という事実を知っていないし、知らされていない。


しかも、インプットに慣れてしまっているため、何でもかんでも溜め込もうとしてしまう。


無意識の内に、溜め込むことが習慣となっているんよね。


そのため、自分自身では、認識できていない。


認識できていないからこそ、これまで通りの習慣に基づいて生きてしまう。


でも、今の世の中って、膨大な情報に溢れている時代なんよね。


普通に過ごしているだけで、膨大な情報が取り入れられているというのに、これに対して何も対策をしないのは、明らかにおかしい。


情報過多で、自分自身のバランスが崩れてしまう。


不要な情報に気をとられ、自分自身の力を効果的に発揮できなくなってしまう。


悪循環極まりない。


ゆえに、不要な情報、心のガラクタは、自分自身である程度どうにかする必要がある。


なんせ、自分以外取り除くことができる人はいないんやから。


自分が取り出さなければ、溜まる一方でエネルギーが滞るだけ。


けど、しっかりと自分の想いや考えを外に出していると、エネルギーの流れが良くなる。


より効果的な行動を取りやすくなる。


また、同道巡りする確率が軽減する。


そもそも、頭の中で、想っても、考えても、あまり意味がない。


なぜなら、良い考えをひらめいたとしても、それを行動に移す可能性は低いから。


行動に移す前に、以前の状態に戻ってしまう。


なんたって、同じ場所で相反することを想っているから。


そして、否定的なエネルギーの方が強いため、大概、引き戻されてしまう。


そのため、一旦、自分の中から外に出す必要がある。


外に出た瞬間、不思議と、客観的に見ることができるようになるんよね。


特に、文字にした場合や人に口で伝えた場合は…


頭の中だけで考えていると、人って、中々、整理できないもの。


なのに、アウトプットするという発想がないため、無理矢理頭の中だけで考えようとしてしまう。


だから、同道巡りをしてしまう。


すべての人が、頭の中だけで整理し、答えを導き出せるものではない。


むしろ、そういう人の方が少ない。


だったら、何も、頭の中だけで整理する必要はない。


箇条書きでも、文章にするでも、図にするでも、何でも良いから、とりあえず、自分の頭から出してみる。


すると、意外と見えてくるものってあるんよね。


頭の中だけで考えていた時では、気づかなかったことに気づいたりもする。


ちなみに、多くの人は、頭の中を整理する経験を積んでいるんよね。


だって、数学の図形問題を解く時、多くの人は、文章を読みとり、図形を書いて問題に当たっているから。


頭の中だけで考えても整理できないから、図形を書くことによって整理する。


頭で整理できないものは、頭で整理しなくても良い。


いや、しない方が良い。


したって、かえって効率が悪くなるだけだから。


よって、自分の想いや考えって、頭の中だけでは整理できないものなんやから、遠慮せず堂々と外に出して整理すれば良い。


その方が、効率的で効果的だから。


案外、そんなものなんやで。



サコヤンの独り言

「自分の想いは、自分の外に出した方が断然良い」