自分のせいではないのに、何か芳しくないことが起きた時、人は、イライラな反応を取りがち。


自分のせいではないことを、強調して、自分を守ろうとする。


責任を逃れようとして、自分を守ろうとする。


自分以外のものにイライラをぶつけ、イライラの度合いを下げ自分を守ろうとする。


ただ、イライラすると、判断力は低下する上に、普段ならしないことを平気でしてしまう。


聞き逃したり、物を忘れたり、約束を忘れたりと…


イライラな感情は、抱いたところで、日常生活ではあまり良いことはない。


なんたって、イライラしたからといって、そこで一日が終わるわけではないから。


まだまだ、やることが残っている場合が多い。


やることが残っているにもかかわらず、イライラすると、作業効率は落ち、かえって、自分自身が苦しくなる。


たとえ、自分に原因がなくても、自分がイライラすると、それはそれで自分の負けなんよね。


感情をコントロールできなかった自分の負けなんよね。


スポーツの世界で生きている人は、このことをよく知っている。


チームスポーツでは、自分がイライラすることでチームに迷惑をかけることを知っている。


だから、イライラな感情は、自分で抑えるようにしている。


こういう点は、一般的な人も見習うべきところなのだろう。


日々、生きていると、不思議とイライラするようなことは起きる。


でも、イライラすると、周りの人達に嫌な想いをする上に、自分自身も嫌な想いをする場合が多い。


ゆえに、イライラするようなことがあったとしても、自制しよう。


試されていると思って、こらえよう。


他に意識を向けるようにしよう。


そうやって、自分の感情をコントロールする訓練はすごく大事。


なんたって、感情は連鎖していく性質を持っているから。


正の感情を抱くと、自ずと正の感情を抱くことにつながる可能性は高い。


負の感情を抱くと、自ずと負の感情を抱くことにつながる可能性は高い。


だって、人は意識しているものをとらえるようになっているから。


楽しい感情を抱いている時というのは、楽しいことを意識しており、楽しいことを引き寄せる。


嫌な感情を抱いている時というのは、嫌なことを意識しており、嫌なことを引き寄せる。


何があろうと、嫌な感情を抱くのは、自分にとってマイナスなんやで。


なぜなら、嫌な感情を抱くことで、芳しくないことに焦点が合い、芳しくないことを引き寄せやすくなるから。


しかも、自分で気づくまで、負の連鎖がいつまでも続いてしまう。


ゆえに、芳しくないことが起きた時こそ、どんな感情を抱くのかは重要なこと。


そのまま反応すると嫌な感情を抱いてしまうから要注意。


では、どうしたらいいのか。


それは、この芳しくないことは、自分に何を伝えようとしているのか。


この芳しくないことから何を学べば良いのか。


といったことを、あえて、自分に問うてみる。


プラスの問いを投げかければ、プラスの答えを導こうとする。


すると、出る答えもプラスだから、プラスの感情を抱くことができるもの。


何も考えずに、あるがまま反応するのは、ある意味危険性を含んでいる。


なんせ、人は、何も意識しなければ、マイナスなことを意識しがちだから。


マイナスなことを意識していては、マイナスなことを引き寄せてしまう。


そのため、あえてプラスなことを意識することって、大事なんよね。


どんなことが起きようと…


良いことが起きれば良い感情を抱き、良いことを意識することって簡単。


ただ、重要なのは、芳しくないことが起きた時に、そこからプラスになることを見つけ、プラスの感情を抱き、プラスを意識すること。


意外とできている人は少ない。


なぜなら、これができるには、いくつもの心構えが必要となるから。


視点をプラスにズラし、焦点をプラスに合わせようとする心構えを要する。


どんなことからでも学ぼうとする心構えを要する。


自分にどんなメッセージを伝えようとしているのかを読み取ろうとする心構えを要する。


こうした心構えがあることによって、芳しくないことが起きてもプラスにとらえることができるようになる。


どんな心構えを構築するかは、すごく大事なこと。


多くの人が、この重要性に気づいていないが…


だからこそ、気づくと、気づかない人との間に、差が生じるもの。


自然と差がついていくもの。


そもそも、自分に起きることはすべて自分自身が引き寄せている。


一見、自分に原因がないように感じたとしても、自分自身が引き寄せている。


良いことも芳しくないことも全部。


ゆえに、良いことと芳しくないことを区別することなく、ちゃんと受け入れようではないか。


良いことも受け入れ、芳しくないことも受け入れる。


それが大事。


特に、芳しくないことを受け入れることは大切。


なんせ、芳しくないことを受け入れていると、イライラな反応が激減するから。


よって、結局は、自分のためになる。


とにかく、素晴らしい心構えを構築するんやで。


プラスの問いを自分自身に投げかけるんやで。


何か芳しくないことが起きた時には、そのまま反応するのではなく一呼吸置くんやで。


そうやっていると、芳しくないことが起きたとしても、感情をコントロールできるようになっていくから。


案外、そんなもの。



サコヤンの独り言

「イライラしても、自分の身が危うくなるだけ」