良いことは、すぐ真似る。
すごく大事。
なぜなら、真似ることが、成長への近道だから。
上達するには、大概、何をするにしても、模倣から入る。
それが普通。
だって、何かを始める際、まずやるのは、基本を学ぶことだから。
基本を学ぶというのは、上手くいくやり方を真似ているんよね。
本人は意識していないことだが…
ただ、良いことを真似るには、素直な心が必要となる。
良いことを良いと思い、取り入れる柔軟さが必要となる。
だが、素直な心や柔軟性というのは、いつまでも持っている人は意外と少ないもの。
なんせ、歳を重ねるごとに、自分の価値観を固めてしまう人は多いから。
自分の考えに固執する人は山ほどいるから。
自分の意見を曲げずに、頑固になる人はたくさんいるから。
特に、男性はこういう傾向が強い。
真似ることを許せない自分がいるんよね。
真似ることで自分が負けたような気がして…
真似ることで自分よりも素晴らしいことを認めることがシャクになって…
自分の価値観を修正する勇気が持てなくて…
変なプライドを持つことで、素直な心が失われてしまう。
真似た方が良いと分かっていても、プライドが邪魔をして真似することを遠ざける。
そういう人はたくさんいる。
そして、真似を嫌う人は、つい、我流に走る。
もちろん、我流でやっても、上手くいく人はいる。
でも、真似をせず我流で通じる人は、天才と呼ばれる類である可能性が高い。
一般的な人がやれることではない。
もし、一般的な人が我流に走ると、ある程度のところまではいくことができるが、すぐに限界が見えてくるもの。
しかも、限界を感じると、その壁を中々、超えることができないもの。
自分の考えややり方に固執すると、どうしても視野が狭くなっちゃうんよね。
なぜなら、無意識の内に、ある一点のところばかりを見てしまうから。
そのため、上手くいかないやり方であっても、それに固執しがち。
世界を広くとらえると、自分の問題なんて、誰かが解決しているものなのに。
解決している人の答えを無視して、我流を貫く。
すると、大概、いつまで経っても、問題は解決しない。
真似ることって、自分の問題を早く解決するのにも有効。
だから、自分の考えややり方に固執して頑固に生きると、かえって、損をする。
そもそも、人は、誰もが独自の価値観を築いているもの。
時間をかけてゆっくりと独自の価値観を築いているもの。
ゆえに、自分の価値観を絶対なものとしてとらえがち。
自分の価値観以外のものを、取り入れないように、避けるようにしがち。
ただ、人は、完璧な存在ではない。
自分一人ですべてを知り尽くしているわけではない。
自分が知っていることもあれば、知らないこともある。
むしろ、知らないことの方がたくさんある。
でも、自分が知らないことでも、誰かが知っていたりするもの。
もちろん、知らないことを知らないままで生きる、というのも一つの方法。
けど、知ることによって、今以上に素晴らしい人生にすることができるのも事実。
そして、その方法に、真似をする、模倣するという手段がある。
知らないことを知らないと認める勇気。
知っている人から教えを請い、それを真似る勇気。
こうした勇気があれば、人はどこまでも成長する。
なぜなら、自分以外の人は皆、自分が知らない何かしらのものを持っているものだから。
そういえば、何かの本に、我以外皆師也、という表現があったような気がする。
自分を除いたすべての人が師である。
まさに、そうなんよね。
学ぼうとすれば、必ずといって何かを学べる。
なんせ、人は各々が独自の経験を積んでいるから。
隣にいる人でも、自分がしていない経験を積んでいるもの。
これは、大いに学びの対象となるんよね。
話を聴いて、学び、真似ることができるなら真似る。
それだけで、今までの自分になかったものが一つ加わる。
新たに加わったものと今までの自分の中にあるものが化学変化を起こし、何か新たなものが生まれたりする。
しかも、これまでの人生の流れに変化が生じたりする。
なんたって、真似てやったことでも、一つの行動には変わりないから。
行動すれば、それに伴い変化が生じる。
それが普通。
自分一人で新たなことを生み出すことって、そうできるものではない。
けど、真似でいいなら、模倣でいいなら、意外と簡単にできるもの。
つまらないプライドさえ捨てれば、今すぐにだってできる。
自分自身に素直でありなよ。
自分自身に正直でありなよ。
良いものは良いと認め、ちゃんと取り入れて真似る。
すごく大事。
自分自身の価値観や考え方、やり方に固執したって、上手くいかないことは結構あるもの。
だからこそ、素晴らしいものは、すぐ受け入れて真似るんやで。
その方が、時間は節約できるし、有効的な手段だから。
そもそも、真似ることは、素晴らしいことであって、卑しいことではない。
ゆえに、ドンドン真似ていけば良い。
良いと感じたなら、片っ端から真似ていけば良い。
その数が増えるごとに、自分自身が成長しているはずだから。
たとえ、何かを真似たとしても、ちゃんと自分自身の個は現れるもの。
案外、そうなっているんやで。
サコヤンの独り言
「良いことは、すぐ真似よう」