いつかやろう。
と多くの人が思う。
だが、いつかやろうと思って、実際にやる人は少ない。
たくさんの人がいつかやろうと思ったままやらずにいる。
いつまでも先延ばしにしたまま、一向にやる日がやってこない。
いつかやろうの「いつか」って、やって来ない可能性が高い。
だって、具体的な日が定まっていないから。
どれだけ時が流れようといつまでも漠然としたままだから。
先延ばしにしている時点でやる意思は弱くなっているから。
人は、都合が悪いものにおいては、今やることを避け、先延ばしにしてしまうもの。
何かと理由をつけて、先延ばしにする。
最もそうな言い訳を考えて先延ばしにする。
こうして、今やることから逃げる。
ただ、先に延ばしたからといって、先に延ばしたものを実際にやるということは少ない。
その時には、別なことに意識が向きやろうとはしない。
結局は、いつまでも先延ばしにしてしまうもの。
だから、一向にやる日が訪れない。
いつかやろう、と思ったところでやりはしない。
ゆえに、いつかやろう、とは最初から思わないこと。
未来に棚上げしたって、やらないのであれば意味がない。
よって、やるかやらないかは、今決めたら良い。
今決めたって、何ら問題はない。
やるかもしれない、と思ったところでやりはしないんやから。
そのため、やるかもしれない、といった曖昧な処理はしないこと。
曖昧に処理をするから、余計なものを意識しなければならなくなる。
どうでもいいことを意識して、意識が分散し力が分散するのは、最善の手段とは言い難い。
そもそも、人は、今しか生きることができない。
今、目の前にあることしかやることができない。
過去に起きた事実は今変えることはできない。
未来に起きることを今やることはできない。
過去に生きているわけでも、未来に生きているわけでもない。
人は皆、今を生きている。
よって、今何をするのか。
今どのように動くのか。
今どんな選択をするのか。
といった、自分の今の行動がすごく重要なんよね。
いつかやろうと未来に棚上げしていては、今やることはできない。
過去の自分に縛られ過去ばかりに意識を向けていては、今動くことはできない。
今やらなければ、何にもならない。
今動かなければ、どうにもならない。
いつだって、やるのは今だし、動くのは今。
だからこそ、先延ばしにすることは止めよう。
そんなことをしたって、何にもならないから。
やるならやるで、今すぐやる。
やらないならやらないで、選択肢から取り除く。
これくらい、大胆にやったって構わない。
むしろ、この方が潔く、前に進めるもの。
ただ、今すぐやる、ということを決めることができない場合、つい、保留にしがち。
やることもできず、手放すこともできず、中途半端な状態に陥ってしまう。
そして、保留にすることに慣れると、人は、ドンドン、未来に棚上げするようになる。
すると、先延ばしすることが増え、未来に意識を取られ、今を生きることができなくなる。
自分を守るために保留という手段を用いることによって、ますます自分の状況が悪化していく。
自分を守ろうとして選んだ手段が、かえって、自分を苦しめる。
本末転倒。
本当に自分を守ることを望むなら、やるかやらないかをスパッと決めること。
やるならやるで今すぐやれば良い。
やらないならやらないで、選択肢から排除して別なことに意識を向けたら良い。
何も、保留にしておく必要はない。
なんせ、保留にしていても、誰も得はしないんやから。
おそらく、保留にする習慣がある人は、これまで自分で決断した回数が少ないのだろう。
ゆえに、自分で決める、という習慣が形成されていない。
きっと、無意識の内に、物事を未来に棚上げし保留する、という習慣を形成してしまっている。
だって、人は、今形成されている習慣に基づいて動くようになっているから。
もし、普段から、物事を保留しているなら、無意識の内に保留するという習慣を形成しているもの。
しかも、当の本人は、高い確率で、こうなっていることに気づいていない。
だから、厄介なんよね。
だって、無意識の内に、保留することを良しとしてしまっているから。
自分で気づくまで、いつまでも、保留することを良しとしてしまっているから。
そのため、今すぐやる、ということをできない日が続く。
今すぐやる重要性に気づくことができないまま時が流れる。
いつかやろうと思ったまま、やらずに歳を重ねていく。
すごくもったいない人生を送ることになってしまう。
とにかく、いつかやろう、といったように未来に棚上げする発想は危険極まりない。
なんたって、未来に棚上げしたって、実際にやる日は訪れないんやから。
よって、いつかやろう、ではなく、今すぐやる、という意識を強く持った方が良い。
その方が、自分に変化をもたらし、自分のためになるから。
案外、そんなものなんやで。
サコヤンの独り言
「今すぐやって、先延ばししたり、未来に棚上げしないこと」