一人で始める強さを持つこと。


ものすごく大事。


なんたって、一人で始めることができる人は、自分の人生を受け入れているから。


自分がやることにおいて、自分に責任があることを受け入れているから。


誰かに依存しているのではなく、自分自身をしっかりと受け入れているから。


自分一人で始めることができる人は自分を持っている。


自分を持っているからこそ、自分の想いに正直になれる。


抱いた想いを行動によって形にすることができる。


たとえ、それが、誰もやっていないことであろうとやることができる。


誰かがやっているかやっていないかなんてのは、関係ない。


自分がやりたいと想うからやる。


自分が楽しそうと感じたからやる。


自分を持っている人の判断は、いつも自分。


やるかどうかにおいて、人は基準にはならない。


基準になるのは、自分の想いであり、自分の心である。


周りの動向をほとんど気にしないから、自分のペースで行動に取り組むことができる。


しかも、人に何を言われようとも気にしていない。


常に、自分は自分というスタンスを取っている。


自分というのを確立しているため、軸がブレない。


軸がブレないからこそ、次から次へと行動に取りかかることができる。


なんせ、軸が定まっていると、自分なりの方向性が見えているから。


ハッキリしている分、迷いもためらいもない。


何かをするにおいて、迷いやためらいがなければないほどに、行動に自分の力を注ぎやすくなる。


だから、行動の数が増えると共に、成長を繰り返している。


一つ一つのことから学び、限界なく成長を続けている。


自分を持ち、自分一人で始めることができる人は、そういう性質が備わっている。


ただ、多くの人は、自分一人で始める強さを育つ過程で失っているもの。


心に傷を負うことによって警戒して…


自分は何がしたいのか分からなくて…


誰かの後を追った方が楽なことを知って…


日々、過ごしていると、自分一人で始めることって、意外と少ない。


何をするにしても、誰かと共にやることが多い。


小さい時から、人は、集団で生きることに慣れ、群れることに慣れる。


すると、一人でいることが怖くなってしまう。


ゆえに、一人で何もしようとはしなくなる。


小さい時からの習慣によって、自分一人で何かを始めよう、という意識が弱くなっている。


自分の力で、自分の道を切り拓こうとしている人は少ない。


皆と同じであることが、誰かの後を追うことの方が楽だと感じている。


そのため、わざわざ、自分がやることはない、と思い込んでいる。


初めから、自分一人でやる選択肢を排除してしまっている。


意識できないようにしてしまって…


意識できないことって選べないようになっているんよね。


なんたって、意識できないものは、自分とは関係ないものとして位置づけられているから。


意識できないままであれば、やる機会なんてやってきやしない。


だが、意識できると、それは、自分にとって関係あるものとなる。


関係あるものになりさえすれば、やることはできる。


だから、今までの自分の世界になかったものをやろうとするには、それを意識できるようにすることが大事なんよね。


意識できるからこそ、先々をイメージすることができるんやから。


先々をイメージできることって、意外と、やれることが多いもの。


やれるようになることが多いもの。


スタートはイメージできるようになること。


イメージしたものに、何か行動を加えると、更に、深くイメージをすることができる。


これを繰り返すことによって、先々まで進むことができるんよね。


そして、イメージした後に、行動に移す時こそ、自分自身が試されている。


自分の心が試されている。


ちゃんと、行動に取りかかることができるかを試されている。


なんせ、行動に取りかかることができるほどの、心が整っていなければ、行動なんてもってのほかだから。


心が整っていなければ、行動できずに立ち往生することになる。


立ち往生するか、先に進めるかは、自分一人で始める瞬間になったら分かる。


仮に、立ち往生した場合は、自分の心を修正し、先に進めるようにしなよ。


先に進めるほどの心が整うと、ちゃんと先に進めるようになるから。


だが、整わなければ、いつまで経っても、立ち往生したままになるから要注意。


自分一人で始めることって、今までの人生が集約されているんよね。


自分に自信がなければ、不安が膨らみやれるものではない。


失敗などのリスクを受け入れていなければ、リスクを怖れてやれるものではない。


自分で責任を負う覚悟がなければ、思い切って先々に進めるものではない。


自分一人で始めるには、様々なものに左右されない強い心が必要となる。


自分を持ち、自分の軸を定める必要がある。


様々なものを受け入れた上で、前に進む強い意思が必要となる。


でも、自分一人で始めることができたなら、それは、様々なことを受け入れることができた証。


また、過去の自分の色々なものを受け入れた証でもある。


なんせ、過去の自分にとらわれていると、自分一人で始めることができるものではないから。


もちろん、自分一人で始めたことの結果は大事。


けど、それ以上に自分一人で始めたという実績が、ものすごく大きな意味を持つ。


たとえ、素晴らしい結果が出なくても、大きな価値がある。


だって、やったことによって、過去の自分を受け入れることができたことが証明されたことになるから。


とにかく、自分一人で始めることができるよう心がけなよ。


これができると、今後、非常に生きやすくなるから。


案外、そんなものなんやで。



サコヤンの独り言

「自分一人で始めることができるほどの強い心を持とう」