消極的に生きても得しない。


ただ、損することも少ない。


なんたって、消極的に生きても、実際に失うものなんて滅多にないから。


単に、やらなかったという後悔が残る。


やった方が良かったという後悔が残る。


何か失ったわけではないのだが、残念な気持ちが残る。


消極的に生きると、どうしてもそうなってしまう。


そもそも、消極的に生きても得しないことは多くの人が知っている。


なのに、たくさんの人が消極的で生きている。


大勢の人が、消極的な生き方を選んでいる。


自分自身の生き方って、誰もが自分で選んでいるもの。


決して、誰かに強引に決められたわけではない。


ゆえに、選んだ責任は、自分にあるんよね。


もちろん、「俺は自らの意思で消極的な生き方を選んだんだ」と言う人はいない。


大概の人が、自分でも知らない内に、消極的な生き方を選んでいる。


育つ過程において、消極的な生き方を選んでいる。


日々を消極的に生きることで…


消極的に生きることを普段から積み重ねることで…


少しずつ少しずつ積み重ねることで、消極性を強めてしまっている。


当の本人は気づいていないことが多いが…


なぜなら、消極的に生きることがあまりにも当たり前になっているから。


自分にとっては当たり前すぎて、それが悪いとは想っていない。


改善する対象とは認識していない。


むしろ、消極的な生き方を正しいものとしてとらえている。


だから、いつまでも、消極的な生き方を続けてしまう。


自分自身が、何かのキッカケで気づくまではずっと…


気づけば修正できるが、気づけなければそのままが続く。


気づかないまま消極的に生きると、人生を無駄に過ごすことにもなりかねない。


だって、消極的に生きると、自分から行動する回数は少なくなるから。


いつも誰かに依存して、自分を出さないようにする。


そんな状態では、心が大きく揺れ動くことはない。


心が揺れ動かない暮らしなんて、楽しいとは言えない。


高い確率で、後になって後悔する。


そのため、心が揺れ動くような生活を意識して取り組みなよ。


では、心が揺れ動くような生活とはどんな生活なのか。


それは、感動が多い生活。


そして、感動が多い生活というのは、自分が主体となって積極的に生きること。


積極的に生きると、自然と行動が多くなる。


行動が多くなると、打席に立つ数が多くなり、否応にも結果の数が増える。


もちろん、上手くいった結果もあれば、上手くいかなかった結果もある。


良い悪いに関係なく、結果を出していれば、それに応じてたくさんのことを学ぶことができる。


多くの学びは次につながる可能性が高い。


ゆえに、次第に、上手くいくようになる。


また、何度も何度も打席に立っていると、偶然、しっかりとらえることもある。


ただ、世間一般の人にとって、これでOKなんよね。


なんせ、普通の人には、打率は求められていないから。


打率が悪くても、たった一つの結果が求められている。


何回、失敗しようと、たった一回上手くいくだけで、すべてのことが報われる。


連続で何人の人にも告白を断られようと、一人の人にOKをもらえるだけですべてのことが報われる。


今までがどんな状態であったとしても、たった一つ上手くいくことがあれば、すべてのことがひっくり返る。


そんなものなんよね。


人の対応は典型的。


日頃は、ボロクソに言っていた人なのに、自分が結果を出すと、コロッと態度を変える。


だから、人の評価を深く考える必要もないし、気にすることでもない。


人の評価なんてどうだっていい。


でも、消極的に生きる人は、数をこなすことができない。


失敗を怖れているし、少ない回数で上手くやろうとしすぎている。


打率にこだわり、妙なプライドを持ち続けている。


おそらく、たくさん失敗することを見下しているのだろう。


自分が見下しているから、自分自身が多くの失敗をするわけにはいかない、と思い込んでいる。


つまらないプライドを持つと、自分自身の世界が狭くなってしまうものなんよね。


けど、積極的に生きる人は、数をこなすことができる。


数をこなせるというのは大きな武器なんよね。


なんせ、多くの人が、数をこなすことを怖れているから。


数をこなすことによって、失敗の数を増やすことを怖れているから。


しかし、失敗を受け入れて、数をこなしている人の方が得るものは得ている。


消極的で告白しない人より、積極的に告白している人の方が恋人を得ている確率は高い。


消極的で動かない人より、積極的に色々なことをやっている人の方がたくさんのことを得ている。


だから、自分が消極的であることに気づいたなら、消極的な生き方を手放した方が良い。


時間をかけてでも、積極的な生き方を身につけた方が良い。


自分自身と向き会い、心に負った傷を癒すことによって…


消極的な生き方というのは、思考のゆがみからきている。


思考のゆがみは、心に負った傷からきている。


ゆえに、心に負った傷を癒すことが大事なんよね。


自分でも認識していない過去に負った心の傷を…


心の傷が癒されると、思考のゆがみもなくなり、積極的に生きることができる。


そして、積極的に生きた方が、人生全体を考えると、まちがいなく得をする。


そのため、少しずつでも積極的に生きることができるようにしなよ。


きっと、人生に変化が現れるようになってくるから。


案外、そんなものなんやで。



サコヤンの独り言

「消極的に生きたって仕方がない」