複雑にとらえると、どこまでも複雑になる。


ただ、物事というのは、意外と複雑なものって少ないもの。


多くのものはシンプルだったりする。


それが、物事の本質。


なんたって、どんなに複雑に見えても、本質を突くと事態は進展することは多い。


本質を突けば、解決することは多い。


突く点は一点に過ぎない。


多くても、数点でしかない。


本質である一点にすべてを注げば良い。


それだけで、現状は変わっていく。


しかも、何をするにしても何が本質なのか、多くの人は分かっているもの。


何をすれば良いのかたくさんの人は分かっているもの。


分かっているのに、やらなかったりする。


それが現状。


なんせ、様々な感情や思考が邪魔をしているから。


本質を突く行動が何なのかは分かっているが、その行動をすることを怖れている。


上手くいけばヒーローだが、上手くいかなければリスクを負うことになる。


ヒーローになるチャンスがあると分かっていても、やらなかったりする。


ヒーローになることより、リスクを負わないことの方が優先されている。


色々な感情や思考は、自分を縛る。


身動き取れないように、自分を支配する。


より複雑化してやれないようにする。


しかも、感情や思考がゴチャゴチャに絡まって、つかみどころがなくなるんよね。


絡まりすぎて混乱し、複雑化する。


そのため、ますますやれなくなる。


余計な感情を抱いたり、余計なことを考えると、事態は悪くなるばかり。


なぜなら、本質からズレた感情や考えを深めると、泥沼にハマるだけだから。


深めれば深めるほど、複雑化し、抜け出せなくなる。


自分で複雑にし、自分でやれない状況を作るなんて、まったくもって意味がない。


なのに、当の本人は、感情や考えを深めていることに納得しているし、満足している。


あさっての方向に進んでいるとは気づかずに…


本質とズレている感情や考えは、深めれば深めるほど、ゴールから遠のく。


いや、現状から何も進むことがない。


多くの時間が流れるだけで、何も変わらない。


余計な感情は抱かない方が良い。


余計なことは考えない方が良い。


その方が本質を突く可能性が高まる。


大切なのは、感情を深めることではない。


考えを深めることではない。


本質である一点を突くことなんやで。


ゆえに、そのことを第一にとらえたら良い。


これだけのことを考え、すべてを注げば良い。


他のことは、この際、どうだって良い。


そもそも、本質からズレたことをいくらやっても何も進展しない。


だから、本質をとらえたことに重きを置けば良い。


これが大事。


複雑にとらえればとらえるほど、本質を突くことができなくなる。


そのため、極力、シンプルにとらえたら良い。


これをすれば、事態が変わるというものだけを意識したら良い。


焦点を合わせたら良い。


ただ、何も抱かず、何も考えないというのは、容易なことではない。


よっぽど訓練されていなければ、どうしても、何かを抱き、何かを考えてしまうもの。


無になることは理想だが、それは求めていない。


でも、やる時の一瞬だけ、全神経を集中すれば良い。


行動だけにすべてを注げば良い。


何も意識しなければ、容易なことではないが、意識してやればなんとかやれるもの。


そもそも、物事はシンプルにできているもの。


シンプルを複雑にしているのは、自分の感情や思考なんやで。


簡単にとらえて、簡単にやれば良いものを、余計なことを想うから複雑に感じる。


過去の経験が、シンプルにとらえにくくさせる。


複雑なものと思い込ませる。


だが、そういうのはすべて錯覚。


だって、物事は、大概はシンプルに成り立っているものだから。


極力、シンプルにとらえるよう意識しなよ。


人は、より複雑にとらえがちだから。


複雑にとらえたところで、意味はない。


複雑にとらえるとややこしくなるだけで、自分のタメにならない。


自分のタメにも、シンプルにとらえること。


シンプルにとらえるよう常に意識していると、本質を突きやすくなる。


感情や考えに縛られることなく、本質を突くことができるようになる。


これこそが大事なんやで。


シンプルにとらえることができればできるほど、事態は進展していくもの。


案外、そうなっている。



サコヤンの独り言

「複雑にとらえても仕方がない」