どんな行動であろうとやるなら堂々とやった方が良い。


中途半端にやったって上手くいく可能性は低いもの。


もちろん、多くの人は堂々とやった方が良いと分かっている。


分かっているけど、堂々とやることを怖れて、堂々とやれなかったりする。


堂々とやった方が安定するのに、中途半端な状態で不安定を維持する人は山ほどいる。


やった方が良いのに、怖れが先に進むことにおいて妨げとなる。


なんだが、自転車を乗る時のような感じじゃね。


だって、自転車は、ペダルをこがずにいると不安定で恐怖を感じる。


だが、ペダルをこいでいると、車体は安定し安心して乗ることができる。


堂々とやることによって、安定し、それによって安心を得られる。


こういうことが、多くのことに言えるんよね。


やればやっている内に、安定し、安心を得られることは多い。


でも、やらずにいると、不安や怖れ、心配といったものが膨らみ、かえって、不安定になる。


物事は、やることによって、安定するようになる。


だから、何をするにしても、堂々とやったら良い。


何もせずにいると、何も起きない。


中途半端にやると、かえって、危険が高まる。


一番安定する方法というのが、堂々とやること。


堂々とやるからこそ、安心もできる。


なのに、心が傷つくと、心が鈍化すると、こうした当たり前なことが当たり前にやれなくなる。


当たり前にやれたものが、特別なものとしてとらえるようになる。


当たり前にとらえるのと、特別にとらえるのでは、何もかもが異なってくる。


意識や姿勢が異なり、それに応じて、行動も違ってくる。


行動が違うから、当然、結果も違ってくる。


人は、当たり前にとらえているものって、警戒もしないし、抵抗も感じない。


しかも、何も考えずに気軽にやれる。


ゆえに、行動に移すまでの時間が短い。


一方、人は、特別にとらえているものって、警戒するし、抵抗も感じるもの。


しかも、やる前から、負けても構わないと思っているし、負けるつもりでもいる。


何とかしようという想いが失われ、事前に諦めの想いが強くなっている。


当たり前にとらえるか、特別なものととらえるか、すごく重要。


特に、新たなことをする時には…


今までやったことがないことを当たり前にやることとしてとらえるか、特別なものととらえるかで、取りかかるまでの時間が大きく異なる。


心に傷がなく、好奇心旺盛な人は、新たなことに楽しみを感じ、すぐ取りかかる傾向が強い。


だが、特別ととらえている人は、新たなことに警戒し、取りかかるのに時間がかかる傾向が強い。


すぐ取りかかることができる人は、すぐ取りかかってドンドン先に進めば良い。


でも、すぐ行動に取りかかることができない人は、時間をかけてでも警戒心を和らげるよう努めた方が良い。


警戒心を和らげたら、それだけ、取りかかりやすくなるから。


そのためにも、自分自身と向き合い、これまでに負った心の傷を癒すことが大事。


なんたって、警戒心というのは、心に傷を負えば負うほど強まるものだから。


本来、人が生きていく上で、警戒しなければならないことなんて滅多にない。


実際のところ、そんなに生きにくい世の中ではない。


警戒心が強い人の特徴として、自分を信じることができていない。


また、人を信じることもできていない。


自分を含め、人を信じることができないから、強く警戒してしまう。


心が頑なになっているから、強く警戒してしまう。


警戒する原因って、自分の心にあったりする。


しかも、原因に気づかず、放ったらかしにしている人は多いため、いつまでも警戒をし続ける人はたくさんいる。


そして、警戒するからこそ、堂々とした行動が取れなくなっちゃうんよね。


ただ、日常生活を送る上で、警戒する必要なんてあまりない。


普通に過ごしていて、何かをされることなんて滅多にない。


何かをしたからといって、ひどい目に遭うことも滅多にない。


おそらく、ひどい目に遭う確率なんて数パーセント程度。


大概は、大丈夫。


けど、この数パーセントに怖れると、堂々とした行動を取れなくなってしまうんよね。


起こるかどうか分からないものに縛られ、行動が制限されてしまう。


堂々とやれば安定して先に進むことができるのに、怖れを抱き中途半端な行動を取ってしまう。


だから、不安定な状態を続けてしまうんよね。


もちろん、ひょっとしたら起きるかもしれないことに、備えることは大事。


しかし、過敏になると本末転倒。


気にしすぎることで、堂々とやることができずに不安定な状態を維持することになってしまう。


自分を守るための備えが、いき過ぎると、自分を傷つけることへと変わってしまう。


怖れは本能によるものだが、怖れる必要がないものまで怖れているのが、現状なんよね。


怖れは、行動の天敵。


怖れを抱くことによって、行動は制限されてしまう。


だからこそ、必要以上に怖れを抱かないことが大事。


今抱いている怖れの大半は、過剰な反応なんよね。


その過剰な怖れを和らげることで、より堂々とした行動を取ることができるようになる。


必要以上に怖れを抱くことなく、堂々とした行動を取ることを強く意識しなよ。


なんせ、堂々とした行動を取った方が、安定して先に進むことができるんやから。


とにかく、行動するなら堂々と。


これを心がけるんやで。


すると、堂々とした行動が増え、ドンドン先に進むことができるようになるから。


案外、そんなものなんやで。



サコヤンの独り言

「堂々とやった方が安定するから、行動するなら堂々と」