これまでの生き方を知ること。


ものすごく大事。


なぜなら、人は、今までと同じ生き方でこれからを生きようとするから。


何も意識しなければ、これまでと同じ生き方を繰り返す。


だって、今までの生き方が染みついているから。


そのため、何か強いキッカケがない限り、新たな考えや方法というのを受け入れにくくなっている。


変化を拒む要因は、今までの自分の生き方だったりする。


変わりたいのに変われない人の多くが、今までと同じ生き方をしているもの。


どんなに変わりたいと思っていても、今までと同じ生き方をしていると、変わることができるものではない。


もし、変わりたいのであれば、今までどんな生き方をしてきたのかをまずは知ること。


今までの生き方を知らずに、新たなことを受け入れようとするものではない。


人には、その人のキャパがあるから。


今までの生き方が残ったままであれば、新たなことを受け入れることができる容量はわずかでしかない。


新たなことを少しだけ受け入れても、あまり効果は期待できない。


今までの生き方が色濃く残り、そちらの方に引っ張られる。


だから、新たなことを受け入れることができるだけの容量を空ける必要がある。


スペースを空けるからこそ、そこに新たなものを入れることができるもの。


手放すことなく受け入れようとしても、容量には上限があるため、中々、上手くいくものではない。


仮に、今までの自分を変え異なるステージに行くつもりなら、今までの生き方を一つずつ手放す必要がある。


一つ手放し、一つ受け入れる。


これを繰り返し、少しずつ、自分の生き方に変化を加える。


変化の量を少しずつ増やしていくと、ちょっとずつ変化が現れる。


自分の生き方を何か手放すには、まず、自分の生き方を知る必要がある。


自分の生き方を知るからこそ、自分の生き方を手放すことができる。


自分の生き方を何か手放すからこそ、新たな生き方を受け入れることができる。


ゆえに、自分の生き方を知る必要があるんよね。


でも、多くの人は、変わりたいと思ったら、まず、前だけを見る人が多い。


なりたい姿を思い浮かべても、それを受け入れる容量がなければ、なりたいと思うだけで終わってしまう。


実際に受け入れるのなら、受け入れることができるだけのスペースを空ける必要がある。


前に進むために今までの過程を知る必要がある。


今までの過程を知るからこそ、余計なものや手放して良いものを認識することができる。


けど、今までの過程に目を向ける人ってあまりいないんよね。


ものすごく大切なことなのだが…


おそらく、今までの自分を振り返る、という発想や習慣がないのだろう。


だって、自分を振り返らなくとも、日常生活を送る上では何の支障もないから。


ただ、何か強いキッカケがない限り、自分を振り返ろうとはしないもの。


そのため、自分がどんな生き方をしてきたのか自分で知らない人は山ほどいる。


自分がどんなことを基準にして考えたり、動いていたりしているのか知らない人は大勢いる。


認識できていないからこそ、ずっと同じ生き方を繰り返してしまっている。


しかも、知らず知らずの内に、今までの生き方に固執してしまっている。


だから、今までと似たような生活を続けることになるんよね。


同じように考え同じように動いていて、異なる結果が出るものではない。


同じような結果が出るのは、同じように考え、同じように動いているから。


今までと異なるものは、受け入れることができる人はすんなり受け入れる。


だが、受け入れることができない人は、中々、受け入れることができない。


両者の違いは、新たなことを受け入れることができるだけのスペースを空けているかどうか。


今までの生き方に固執しているかどうか。


今までの生き方に固執していない人は、心が柔らかく、受け入れるだけの余裕を持っていたりするもの。


今までの生き方に固執している人は、心が固まり、受け入れるだけの余裕を持っていなかったりするもの。


ある一つの生き方を選ぶと、その生き方に応じるように考え、動くようになる。


固執する人は、固執するように考え、固執するように動く。


固執しない人は、固執しないように考え、固執しないように動く。


仮に、今までの自分が、何かに固執していたことに気づくと、同時に、固執するように考えていた自分に、固執するように動いていた自分に気づくことができる。


気づきさえすれば、改善することも可能なんよね。


なんたって、芳しくないことを自分で自覚することができるから。


芳しくないものを芳しくないとしっかりと認めることが、芳しくないことを改善する第一歩。


芳しくないと認めない内は、芳しくないと思っていないため、改善しようとも思わない。


でも、一度、芳しくないと自覚すると、進んで改善しようとするもの。


ゆえに、認めることができれば、改善までの工程の大半は済んでいるんよね。


なぜなら、最も難しいのが、芳しくないと自覚することなんやから。


今までの生き方に芳しくないものがあると認めることは、自分の誤りを認めることにもなる。


ただ、自分の誤りって、素直に認めようとはしないものなんよね。


いたらないことを認めることがシャクに感じて。


変なプライドが邪魔をして、受け入れることができなかったりする。


だが、自分のいたらないところを、素直に受け入れることができる人は、強い人なんよね。


しかも、自分の生き方を修正することが容易にでき、自分が進む方向を修正することができる人でもある。


今の自分の生き方を知り、芳しくない生き方を認めた上で手放す。


ものすごく大事。


でも、芳しくない生き方を認めた上で手放すためにも、まず、自分がどんな生き方をしてきたのかを知る必要があるんよね。


とにかく、変化において、今の自分の生き方を知ることがすべての始まり。


これを知ることによって次につながる。


案外、そうなっているものなんやで。



サコヤンの独り言

「今の自分の生き方を知ることが、自分を変える第一歩」