本能で感じたことを素直に受け入れること。


そして、実際に行動に移すこと。


ものすごく大事。


なぜなら、本能で感じることというのは、ものすごい情報が含まれており確実性が高いから。


多くの人が、自分はどちらの方向に進めば良いのかを感じているもの。


人生が楽しくなる道を感じているもの。


だが、感じているだけで、それを受け入れた上で感じた方に進む人は少ない。


自分の本能が感じたことを素直に信じることができずに疑ってしまい、ためらいを生じさせ、結局やらないことが多い。


そして、やっておけばよかった、と後悔することがどれほどあろうか。


その時は、次は素直に感じたことをやろう、と想うのだがその時がくれば、また、やらなかったりする。


しかも、何度も何度も繰り返したりする。


素直にやろう、と想うだけでやれるのなら何の苦労もいらない。


素直にやれないからこそ、何度も同じことを繰り返す。


ただ、素直に受け入れることができないのには、それなりの理由があるんよね。


素直に受け入れることができない人の多くは、これまでの人生において、自分自身に多くの制限や条件を設けている。


自分自身の本能や感覚よりも、制限や条件を優先しているもの。


制限や条件に基づいた思考や行動を優先事項としている。


そのため、本能や感覚で得た情報というのは、後回しにしちゃうんよね。


ものすごく大事な情報を真っ先に使えない状況になっている。


今までの自分の過ごし方によって…


制限や条件に支配されて過ごしていると、気にすることが多くなり、次第に自分らしさを失っていく。


本来の自分を失い、制限や条件の中で生きる自分を作り上げる。


本当なら、大きな世界で生きる力があるというのに、無理矢理小さな世界に押し込める形で生きるしかなくなる。


自分自身に制限や条件を課していくことは、自分の可能性や未来を奪っていく行為なんよね。


そうとは知らずに、たくさんの人が生きている間に多くの制限や条件を設けながら生きている。


しかも、時の経過と共に制限や条件を増やして生きている。


なのに、当の本人はこのことに気づいていなかったりする。


人は、自分の経験に応じて独自のルールを作っていくもの。


そして、そのルールに則って生きることになる。


意識していなくても、皆が皆自分が作ったルールどおりに生きている。


ゆえに、どんなルールを作るのかは、ものすごく大事。


自分の中に、どんなルールがあるのかは、ものすごく重要。


なんたって、自分のルールによってどんな人生を過ごすかが決まってくるから。


楽しく生きる人は、楽しく生きることができるルールを設定している。


苦しく生きる人は、苦しく生きることができるルールを設定している。


本能を素直に受け入れることができる人は、本能を素直に受け入れることができるルールを設定している。


でも、自分がどんなルールを設定しているのか、自分でも分からない。


分からないからこそ厄介なんよね。


自分で分かっているなら、瞬時に修正することができるのに、分からないからこそ瞬時に修正することができない。


分からない上に瞬時に修正することができないから、多くの人は、自分が設定したルールを修正しようとは思わないもの。


だから、以前に設定したルールに則って今を生きてしまう。


そのため、今の自分に応じたルールで生きている人は少ない。


自分が設定した制限や条件、ルールというものは、日々修正し、更新する必要があるんよね。


見えないものだからこそ、意識して修正する必要がある。


じゃなきゃ、いつまでも放っておいて、いつまでも過去に設定したルールに基づいて生きることになる。


ただ、見ることができないことを意識しようとしても、直接意識できるものではない。


直接意識できないのなら、間接的に意識することに努めよう。


何かが起きた時、何かをした時、自分がどんな感情を抱いたのか、どんなことを考えたのかに着目すること。


感情を抱くのにも、考えることにも理由があり、その背景を探ると自分に設定されているルールに気づくことができる。


そして、気づきさえすれば、手放すこともでき修正することもできる。


ルーツを探るのは根気がいる作業ではあるが、結構、効果的な手法。


今、本能で感じたことを素直に受け入れることができていない人は、自分の中に疑うルールが存在している可能性が高い。


想ったことを、中々、行動につなげることができない人は、本能で感じたことを疑うルールがあるととらえた方が良いだろう。


こうしたルールがある限り、本能で感じたことは疑い続ける。


だから、ルーツを探り、ルールを修正する必要がある。


そういう工程を経ることによって、本能で感じたことを素直に受け入れ行動につなげることができるようになるんやから。


そもそも、本能で感じたことには、驚くような情報が詰まっている。


自分自身がより良くなるような情報が詰まっている。


ゆえに、自分の本能で感じたことをあるがまま素直に受け入れることができるよう努めるんやで。


本能で感じたことを素直に受け入れることができるようになればなるほど、人生での展開のスピードが早くなっていくから。


自分でも驚くほどに、次々と変化していくようになるから。


案外、そんなものなんやで。



サコヤンの独り言

「本能で感じたことをあるがまま素直に受け入れ、すぐ行動につなげることができるようになりなよ」