どこを目指しているかは、行動に現れる。


なんたって、何を意識するかによって行動は変わってくるから。


高いものを意識しているとそれに応じた行動を取り、低いものを意識しているとそれに応じた行動を取るもの。


人は、意識している通りの行動を取る。


ただし、意識といっても、頭で抱く顕在意識ではなく心で感じる潜在意識だが…


自分が掲げた目標が達成できるかどうかは、達成するまでの間にどんな行動をするかによって決まってくる。


そして、どんな行動をするかは、目標をどれほど強く意識しているかによって異なってくる。


目標を達成できていない人の多くが、潜在意識のレベルで掲げた目標をきちんととらえることができていない。


頭では目標を認識することはできるのだが、心で目標を感じることができていない。


むしろ、心では、目標を達成していない自分を抱いている。


目標を達成することを疑いながら行動している。


すると、行動の質が異なってくる。


目標を達成できると心で感じている行動と、目標を達成することを心で疑っている行動では、全然違う。


目標を達成できると心で感じている人は、目標を達成できるほどの質と量が伴った行動を実際にしているもの。


日々、できることを精一杯やっているため、時の経過と共に伸びる行動をしている。


だが、目標を達成することを心で疑っている人は、どこかで諦めの気持ちを抱きながら自分を抑えて行動している。


全力を出していない分、時間が流れても、さほど伸びる行動をしていない。


そのため、両者では、時が刻まれるごとに、差が生まれていく。


自分を疑うと、自然と行動の質と量は低下する。


行動の質と量が低下すると、掲げた目標に届かないことが多い。


なんたって、掲げた目標を達成するほどの高いレベルでの行動をしていないから。


達成できないほどの低いレベルでの行動を積み重ねたところで、達成できないのは当然のこと。


何かを達成するには、それに応じた質と量が伴った行動が必要となる。


これは、何をするにしてもそう。


ただ、高いレベルでの質と量が伴った行動をするには、自分自身が高いレベルを心から目指す必要がある。


例えば、全国大会出場を狙っている人や学校は、普段から全国大会に出場するための練習を積んでいるもの。


でも、地区大会を突破することを望んでいる人や学校は、普段から、地区大会を突破するための練習を積んでいる。


全国大会出場を狙っている人と、地区大会を突破することを狙っている人では、目指している高みが違うため、普段からの行動も当然異なる。


また、全国大会制覇を狙っている人は、更に高みを目指しているため、また異なる行動を取っている。


どこに意識を置くかによって、取る行動が全然違ってくる。


ただ、頭で意識したところで、あまり意味がない。


頭で意識するのは、意外といい加減だったりするから。


どれほど高いレベルを心で強くとらえることができるのか。


高いレベルを設定し、それを心で強く感じることができるほど、行動の質や量のレベルが上がっていく。


やはり、行動の質や量のレベルが高くなればなるほど、自ずと力も向上していく。


当然といえば当然のこと。


目標を達成し続ける人は、当たり前のようにやっている。


だが、目標を達成できない人の多くが、心で感じている目標があやふやで、行動の質や量のレベルが中途半端だったりする。


頭でとらえる目標と、心で感じている目標が乖離し過ぎている。


だから、頭でとらえる目標においては、望まない結果ばかりを出してしまう。


しかも、目標を達成できていない結果ばかりを出し、それが当たり前と感じ、自然と心で感じる意識レベルを下げてしまう。


自分でも気づかない内に、心で感じる意識レベルを下げ続けるため、自分が望む結果とは離れていくばかり。


意識が下がれば、行動の質や量のレベルも下がり、望む結果は得られなくなる可能性が高くなる。


大概、望む結果を得るには、それなりに高い質や量の行動が必要となる。


まずは、これを自覚する必要がある。


いつまでも、レベルの低い質や量の行動を積み重ねても仕方がない。


自分が伸びない行動を続けても、自分の力は伸びるものではない。


自分の力を伸ばすためには、それ相応の行動をする必要がある。


じゃなきゃ、いつまで経っても、自分の力は伸びやしない。


ゆえに、心で感じる意識のレベルを高め、それに応じた質と量の行動を心がけなよ。


もしくは、レベルの高い質と量の行動をとることで、心で感じる意識のレベルを高めるよう努めなよ。


すると、目標を達成できるほどの意識を抱けるようになると共に、目標を達成できるほどの行動を積み重ねることができるようになるから。


ただ、心で感じる意識のレベルを高めることや、今よりも高いレベルの質や量の行動をすることは容易なことではない。


特に、自分一人でやる場合には…


だから、誰かの力を借りることをお勧めする。


しかも、掲げた目標と自分のことを客観的にとらえることができ、何をしたら良いのかをアドバイスしてくれる人の力を借りることをお勧めする。


なんたって、自分に甘い人は多く、行動の質や量を低下させる人は多いから。


自分自身に手を抜く人は山ほどいるから。


簡単に諦める人はたくさんいるから。


自分一人で、高いところを目指し続け、それを達成することというのは、自分が思っている以上に、容易なことではない。


そのため、人の力を借りつつ達成することを目指した方が良い。


特に、高いところを目指していれば目指しているほどに…


自分一人でやるのも良いが、複数でやった方が、効果的にも効率的にも良い。


何も、一人でやらなければいけない、ということはない。


なぜなら、世の中では、協力しながら取り組んでいることが圧倒的に多いんやから。


案外、そうなんやで。



サコヤンの独り言

「目標を心で感じ、レベルの高い質や量の行動を心がけよう」