自分を抑えることを止めにしませんか。


自分の中にある想いを自分の中に留めたままにするのを止めにしませんか。


自分自身をないがしろに扱うのを止めにしませんか。


いつからだろう。


本来の自分で生きることを止めてしまったのは…


自分の想いを人に伝えることが恥ずかしいと感じるようになったのは…


周りに良く映るように自分を演じるようになってしまったのは…


もちろん、人は、人と人との関係の中で生きているため、周囲を意識することは重要。


だが、これがすべてではない。


だって、皆各々が、独自の個を持っているから。


素晴らしい個を持っているから。


なのに、自分独自の個を発揮しようと考えていない。


むしろ、抑えて、ないものとしてとらえている。


確かに、組織の中で生きていると、個を前面に出すことは邪魔になることは多い。


でも、どんな人であろうと、一日中一つの組織にいるわけではない。


必ず、組織から離れる時間がある。


その時間は、比較的自由に生きることができる。


自分の思い通りに生きることができる。


だが、そういう時間でさえ、ノビノビ生きていない人は多い。


組織にいた自分を引きずって…


多くの人が、小さい時から何かしらの組織に属する。


子供の頃は学校という組織に属し、社会に出れば会社という組織に属する。


一日の内、八時間弱、同じ組織の中で過ごしているし、過ごしてきた。


ただ、八時間というのは、一日の三分の一を占める。


睡眠時間を六、七時間とすると、起きている半分くらいは、一つの組織の中で過ごすことになる。


もちろん、自分に与える影響は大きい。


なんせ、どのように考え、どのように過ごすかは、自分が属する組織に適したものにしていくものだから。


これは、自分が属する組織内でスムーズに動くための術なんよね。


でも、これによって、自分の個を抑えてしまうことになる可能性は大きい。


なぜなら、自分の想いを抑えることを多々求められてしまうから。


そして、こうして生きていると、自分の想いを抑えることに慣れ、それが当たり前になってしまう。


自分の想いを出すことができなくなってしまう。


言われるがままにやるようになってしまう。


組織に属することで、人はたくさんのことを学ぶ。


だが、学んだことは、組織を離れている自分にも大きな影響を与えている。


だって、起きている半分くらいの時間を同じ組織で過ごしているんやから。


影響を受けない方がおかしい。


だからこそ、意識して自分の素直な想いを出すことがすごく大事になる。


自分の素直な想いを出すことによって、自分の大切な想いに自分自身が気づくことができるようになる。


自分の想いを知りながら生きるのと、知らずに生きるのでは、人生の質が全然違うものとなる。


単に、自分の想いをないがしろにしながら何気なく生きているのであれば、心が揺れることは少なく感動することが少ない。


すると、振り返った時に、思い出せる記憶が少ない。


思い出そうとしてもイメージとして浮かぶものが少ない。


そんな日々を過ごすことになる。


一方、意識して自分の想いを大切にしている人は、そうではない。


自分を大事に扱い、自分の想いや自分自身を損ねるようなことはあまりしない。


自分の心を鈍化することなく、様々なことから何かを感じ、たくさん感動している。


ゆえに、振り返った時に、思い出せる記憶が山ほどある。


しかも、鮮明にイメージとして浮かぶ記憶がてんこもり。


自分を抑えることで、得るものもあれば、失うものもある。


どちらに比重を置くかは人それぞれ。


ただ、どんな人であろうと、自分が属する組織を離れた時間くらいは、意識して本来の自分を、素直な想いを出すことをお勧めする。


少なくても良いから、組織にいる時の自分以外の自分を出す時間を作ることをお勧めする。


じゃなきゃ、組織に属している自分が、自分の人生すべてを占めるようになってしまう。


一日の多くを一つの組織の中で過ごすため、そこで受ける影響は、自分が思っている以上に大きいもの。


自分を出すことなく、日々を過ごしていると、少しずつ、本来の自分を見失ってしまうことになる。


もちろん、それでも生きていくことはできる。


決して、まちがいではない。


でも、いつまでも同じ組織に属しているわけではない。


その後のことも、視野に入れて生きることはすごく大事。


だから、今、完全に自分を抑えている場合ではないんやで。


ちゃんと、自分を出すことができる場を作りなよ。


自分を出す場が少ないからこそ余計に…


自分を出す場を築くことで、本来の自分を、素直な想いを維持することができるんやで。


自分を抑えることに慣れない方が良い。


当たり前と思わない方が良い。


その方が、人生全体が楽しくなるから。


何から何まで自分を抑える必要はない。


だって、どんな人であろうと、その人だけの素晴らしい個を備えて生きているんやから。


その個を発揮して生きたって良いんやで。


たとえ、個を発揮する量は少なくても、出しているだけで全然違うんやから。


決して、自分の想いを出すことは難しいことではない。


単に、自分が難しいと思い込んでいるに過ぎない。


一度、思いっ切りよく、やってみたら良い。


意外と、すんなりできるはずだから。


とにかく、いくつになっても、できる限り自分の想いに正直でありなよ。


これが、本来の自分を保つ一つのコツなんやから。


案外、そんなものなんやで。



サコヤンの独り言

「自分の想いを抑えていたって仕方ない」