今いる場所にいても仕方がない。


こう思えるようになると、自ずと、今の環境から出て行くことができるようになる。


なんたって、流れそのものが新たな環境に向かうようになるから。


今の環境に対しての想いが薄まり、今の場所にいてもメリットがないようにさえ感じる。


メリットを感じなくなればなるほど、新たな環境へ想いを膨らませる。


新たな環境が、素晴らしいものへと感じてくる。


次第に、どうしても行きたい場所になってくる。


そうなれば、おそらく、自分の想いは止まられない。


どんなことがあっても、今の環境を離れ、新たな環境に行くことになるだろう。


こういう心理状況にすることがすごく大事なんよね。


だって、強引に新たな環境に行こうと思っても、中々、行くことができないことは多い。


なぜなら、前に進もうという想いを抱いていても、今に留まろうとする想いも同時に抱いているから。


今に留まろうとしている想いがある限り、今に留まってしまう。


この今に留まろうとしている想いをどうにかすることが、一番のポイントなんよね。


なんせ、何気なく過ごしているだけでは、どうすることもできないから。


むしろ、今に留まろうとする想いは、何もしていないと日々強まっていくものなんやから。


無駄に時が流れれば流れるほど、強まっていく。


だから、同じ場所で長くい座っている人ほど、変化を嫌う傾向がある。


留まることに安心安全を感じるようになって。


おそらく、そういう人は、一つの環境にい続けるであろう。


もちろん、それが悪いというわけではない。


こういう生き方も素晴らしい。


ただ、自分が身を置く環境をステップアップさせていく人がいるというのも事実。


では、どうすれば、環境をステップアップすることができるのか。


それは、心を鈍化させずに懸命に動くこと。


心さえ鈍化させなければ、今に留まろうとする想いを強めることなく、上のステージを目指し続けることができる。


守る意識ではなく、攻めの意識で日々を過ごすことができる。


この意識はすごく大事。


なんたって、守りの意識で生きていれば、今いる環境を自分の枠として、限界としてとらえてしまうから。


その範囲の中で、自分のポジションをどうにかしようとする。


けど、攻めの意識で生きていれば、今いる環境の外側に枠を設け、できる限り、自分の力を高めようとしている。


そして、攻めの意識で生き、着実に力を伸ばしている人は、他から声がかかったり引き抜きの機会を得たりする。


今いる環境を飛び出して、次なる環境へと進む。


そういうことが、自然と起きるものなんよね。


力をつけていると…


きっと、こういうことが、目に見えるシグナルなのであろう。


今の環境から出ても大丈夫ということを、人を通じて教えてくれているのだろう。


だから、今いる環境でやれることを精一杯やることはすごく大事なんよね。


見ている人は、ちゃんと見ているから。


そもそも、力を伸ばし続けていなければ、「今いる環境にいても仕方がない」と自然とは思わないもの。


仮に思う場合は、要注意。


なぜなら、否定的な想いから生じているから。


今いる環境が自分にとって都合が悪く、嫌な感情を抱くといった想いを基にして今いる環境を離れようとしているから。


嫌な感情を抱いて、その場を離れたとしても、案外、新たな環境でも嫌な想いをしたりする。


しかも、その可能性は結構高い。


ゆえに、マイナスな感情を動機にして、その環境を離れないこと。


最悪の場合、動くことによって、更に悪くなったりもするから。


動くことで悪くなれば、自分の心は傷つくばかり。


そのため、動く場合は、プラスな感情を抱いた状態で。


ただ、プラスな感情を動機にして今の環境から動くには、普段から、プラスな状態で動く必要がある。


なんせ、日頃からプラスな感情で動くからこそ、プラスな感情が自分の中に溜まっていくんやから。


そして、プラスな感情を抱き、プラスな感情を溜める上で、どんなことも一生懸命やることが大事になってくる。


一生懸命やっていると力がつくのはもちろんのこと、素晴らしいものを引き寄せる体質になっていくから。


素晴らしいものと出会う可能性が高まっていくから。


何も、「今の環境にいても仕方がない」という想いが生まれるのは、絶対的な力を得た場合だけではない。


素晴らしいものに出会い、その魅力を強く感じると、そちらの方に意識が向かうようになる。


素晴らしいものとの出会いによって、道を換える人は山ほどいる。


でも、素晴らしいものと出会う人って、不思議と、日頃から一生懸命に生きている傾向が強い。


おそらく、一生懸命に生きることで、心が若々しく、良いものは良いと感じる感性を鋭い状態のままにしておくことができるからなのだろう。


だって、たとえ出会っても、何も感じなければ何も起きないから。


素晴らしいものを素晴らしいと感じる心は、日々の積み重ね。


心を鈍化させればさせるほど、素晴らしいと感じる心は失われていく。


こういう心を保つためにも、一生懸命に生きる必要がある。


日頃から力をつけるように生きると共に、心を高めていれば、いつしか、素晴らしいものと出会えるはず。


自分にピタッと合う場所に収まるようになるはず。


そういった日が来ることを信じて、今日一日を大事に過ごす。


これが大切。


なぜなら、この積み重ねが、素晴らしい環境へとつながる道となるから。


案外、そんなものなんやで。



サコヤンの独り言

「今いる環境にいても仕方がないと、思えるように日々を過ごそう」