想いを強めること。
ものすごく大事。
なんせ、想いが弱いと、想いを込めて取り組めないから。
想いが弱いと人と何かをする時、自分の想いが相手の胸に響かないから。
言葉を相手に向けて発したつもりでも、相手に伝わっていないかったりする。
想いがこもっていないために、本心で言っているのか疑われることもある。
人に何かを伝える時、きれいな言葉を上手に届ける必要はない。
できるに越したことはないが、さほど重要ではない。
それよりも、自分の想いや感情を相手に響くように伝えた方が良い。
たとえ、きれいでなくても、たどたどしくても良いから。
その方が相手の心を打つ。
何を言うかも大事だが、どんな想いを込めて言うかはもっと大事。
特に、自分の良さを相手に伝える場面では…
だって、相手だって望んでいるのは想いがこもった言葉だから。
綺麗な言葉だけで中身がないのは望んでいない。
なんせ、上っ面の言葉しか発せない人には、大切なことを任せることはできないから。
一緒にやろうという気持ちにならないから。
人が誰かと一緒にやろうとする時、想いの強い人を求めるもの。
その人の内から熱さがにじみ出る人と組みたがる。
言葉に想いが感じられない人や、熱が冷めている人とは、何かを始めようという気にはならない。
なんたって、想いが強い人や熱さがある人は困難があってもめげずに突き進む人が多いから。
想いが強いというだけで、未来を切り拓くこともできる。
それほどのパワーがあるんよね。
想いというのは…
ゆえに、どれほど強く想うことができるのか。
これによって、どの程度のエネルギーを発揮し、どれくらいのパワーが出るかが決まってくる。
しかも、取り組み方や取り組む上での姿勢や、結果にも大きな影響を与える。
想いが強いか弱いかで、様々なことが異なる。
そして、想いが強い方が有利に働く。
これは、まちがいない。
その証拠に、やる気を出せる方法が書かれた本はたくさんあるから。
やる気を強めたい人が想いを強めたい人がたくさんいる証。
逆を言うと、それほどやる気を出せない人が、想いが弱い人がいる証でもある。
もちろん、誰もが、想いを強めた方が良いことを知っている。
だが、誰しもが想いを強めて取り組むことができているわけではない。
好きなことなら想いを強めることはできるが、そうでもないものは結構難しい。
感情のコントロールがある程度できている人は、好きでもないことであっても想いを強め取り組むことができる。
でも、感情のコントロールを練習していない人の方が多い。
だから、感情のコントロールが苦手な人はたくさんいる。
では、感情のコントロールが苦手で好きでもないことをやる上で、少しでも想いを強めて取り組むにはどうしたら良いのか。
それは、何のためにやるのか、この理由を集めることができるだけ集めること。
様々な視点でたくさんの理由を。
理由は、多く集めれば集めるほど良い。
何のためにやるのか、という理由を想いが弱い人が一つ集めたところで、何の意味もない。
一つあっても、何の力も発揮しない。
なぜなら、やる理由を一つ集めたところで、ほんのわずかしか想いは強くならないから。
一つのやる理由には、少ししか想いを強める要素は含まれていない。
けど、やる理由を一つ、二つ、三つと集めれば集めるほど、取り組む想いが強くなる。
一つでは、何の役にも立たない力が、束にすることで強い力となる。
ゆえに、想いが弱い人は、実際に足を動かすこと。
役に立つ力を発揮できるようになるまで、やる理由を集めること。
なんたって、一つのやる理由で大きな力を発揮することができないんやから。
できないならできないで、他のやり方を探すしかない。
じゃなきゃ、何もしないまま時だけが流れてしまう。
もちろん、中には、たった一つの理由で膨大な力を発揮できる人もいる。
自分との相性が良くて…
以前に感情のコントロールの術を学んでいて…
能力や才能に恵まれていて…
不公平かもしれないが、世の中には、努力をしなくともすんなりやれる人がいる。
いきなり想いを強く抱いて、多くのエネルギーを発揮し素晴らしい結果を出す人がいる。
育った環境などによって、あらかじめ大きな差がついている。
こういう人種がいるのも事実。
ただ、これはこれ。
仮に、自分が今想いを強めることを苦手にしているなら、今の自分にやれることを精一杯やること。
想いを強めることができている人を羨ましがっても意味がない。
だって、想いを強めることが必要なのは、今の自分なんやから。
想いを強めるためにも何のためにやるのか、その理由をできる限り多く集めなよ。
集めていくごとに、自分の想いを強めることができるから。
それに、集めていく中で運が良ければ、想いを強く出すことができるたった一つの理由に出会うことだってあるから。
とにかく、想いが弱いからといって、何もしなければ、いつまで経っても想いは弱いまま。
これで良いなら、いつまで経っても何もしなければ良い。
仮に、それが嫌なら、想いが強くなるよう、今やれることを最大限にやること。
想いを強く抱けるまで、試行錯誤を繰り返すと共に、工夫を凝らすこと。
こうしてやることやっていれば、ちゃんと想いを強めることはできる。
想いが弱いなら、そのことをちゃんと認めて、想いを強めることができている自分になれるよう過ごせば良い。
意識していると、きちんとなれるものだから。
案外、そんなものなんやで。
サコヤンの独り言
「想いが弱い人は、何のためにやるのか、その理由をできる限り多く集めること」